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続 哲学〜真理〜探求について

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  • from: 沙羅(Sarah)さん

    2014年08月28日 20時54分10秒

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    外国語の恐ろしさ




    東後勝明(とうご・かつあき)氏といえば、かつてNHKラジオの英語会話を長年担当した、
    わたしも、、本屋で会話書を購入してラジオ聞きながら勉強した一人・・・・


    その日本を代表する英語教育専門家の一人。
    東後さんが自伝を書いた、本があるというのブログで知りました。印象的な部分があった・・・・
    部分を取り上げて 読んだら、わたしもが外国語を使ってコミュニケートする身として、同感するのでした。
    以下が、三浦氏のブログの内容です。
    ==============================

    東後氏がNHKの英語会話の放送を担当して1年ほど経ったとき、イギリス留学のチャンスがやってきた。

    放送をつづけるか、留学するかで悩んだが、幸運にも、イギリスにいながら放送もつづけることができることになった。

    その留学も終え、帰国してNHKで放送をつづけていた頃のことのようだから、東後氏はすでに英語の専門家として高名であった。

    そのころ、ロンドン大学で世界英語教育学会が開かれた。

    日本代表として出席した東後氏は、Learner-centered Methodology (学習者中心の教授法)というテーマのシンポジウムの司会を任された。

    以下、氏の自伝からそのまま引用しよう。

    「発表者の発言が終わり、パネリストと会場参加者との意見の応酬が始まると、じょじょにその英語に圧倒され、そのうちについていけなくなりました。

    頭の中が一瞬真っ白になり、

    『ああ、ダメだ!』

    と。

    全身からサーッと血の気が引いたあの恐ろしい瞬間。

    あとは、どうのようにしてその場の議論を収めたのかも覚えていません。

    私の英語に対する自信だけが、ガラガラと音をたてて崩れていったのを覚えています。」

    「なぜだ?」

    「どうして、こんなことになるのだ!」

    「これまでの勉強は一体何だったのだ!」

    と。208-209頁

    この痛烈な体験から、氏は次のような「疑問」を抱いたという。

    「① 日本人が英語を自由に使えるようにならないのは、どこかに決定的な要因が潜んでいるのではないか。

    ② これまでの文法、文型中心の勉強には限界があるのではないか。

    ③まず覚え、練習をし、それから使うようになる、という勉強の順序では使えるところには到達しないのではないか。

    ④ ことばを知っていることと、コミュニケーションの目的のために使えることとは、別問題ではないか。」209頁

    このような疑問を抱いた東後氏は、もう一度留学して新しい方法論を習得しようと決心し、NHKの放送も降りたという。209頁

    ...

    私も似たような経験がある。

    高名な英語専門家が、この屈辱的な経験を正直に書いた勇気に頭が下がる。

    このように、外国語というもののぞっとするほどの恐ろしさ、カベの厚さを知る人ほど、真の方法を心から求めるものだ。

    (東後勝明『新版 英語ひとすじの道』筑摩書房、2002年、208頁)

    ================================

    http://soundsteps.jugem.jp/?eid=3519

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コメント: 全1件

from: yeshangさん

2014年08月28日 21時44分19秒

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外国語は本当に大切だと思います。

 私は、中国にいたころ、英語が喋れれば中国人から尊敬される、しかし、中国語をしゃべれれば皆から親近感を持って迎えられる、と言ってきました。

 現地語の大切なところです。

 もといた会社の子会社では会議は英語にしたと新聞に載っていましたが、いまいる社員に聞いたところでは、全てがそうはなっていないとのことでした。

 しかし、今読んでいる玄奘三蔵や空海は外国語に通じていて、インドや中国の教典・思想をあまねく持ち帰っています。
 おそらく語学力だけでなく、多方面ですごい能力が会ったものと思います。

 凡人の私には到底及びませんが、努力することが菩薩道ではないかと思う次第です。

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