クリスティさんが拍手を浴びたような「おもてなし」もそうでしょう。

　その「おもてなし」には、参加する選手・観客が快適と感じられる施設や環境があります。選手の宿舎をはじめ会場の使い勝手、会場へのアクセスなど、観客にもホテルをはじめ会場設備・観客席、交通、お帰りの際のお買い物まで、様々なことがあります。

　先の東京五輪では各国の人にすぐにわかるトイレや非常口の表示など、今では日本でも世界でも使われるようになったものがあります。言葉が通じなくても見ただけでわかる表示です。

　おもてなしの最たるものでしょう。

　このような人的・物的なおもてなしを、この五輪では実現して欲しいと思います。
　そして、再度、日本を訪問したいとの気持ちを持ってもらえるものを多く作り出してほしい・作り出したいものです。

　どうも、理念や日本と世界の将来展望をもととした、日本の主張がなしに、会場やエンブレムだけに関心が集まっているのは残念なことです。

　ハードとソフトがかみ合った、日本でしかできない五輪を期待しています。