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  • from: 生成門さん

    2008年05月30日 13時34分50秒

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    欲望生産装置としての文明


    図の引用先です。
    http://321.blog45.fc2.com/blog-entry-500.html

    現代人を蝕む装置としての文明

    文明は当然精神の働きなのですが、これが私達にどのような影響を及ぼしているでしょうか。人は子宮という孵化装置(命を育てる仕組み)から未熟なまま現実という荒波(仕組み)に放り出された下宿人であると考えてみましょう。下宿人というのは仮にこの世界にいる人、いずれは死んで居なくなる人という意味です。つまり、下宿人の下宿先は現実の世界のことです。この世界では前よりは動ける空間は広くなったのですが、完全に自由ではありません。依然として装置の中にいることには変わりはないのです。この装置は人類の英知が造った快適で便利な文明社会のことです。

    この装置は孵化装置から引き継いだ命を未来に繋ぐ仕組みであり、文明の精神を植え付ける仕組みです。とりあえず、精神を植え付けることを重視して、これを精神装置と呼んでおきましょう。人はこの精神装置の中で英知のある人間になるのです。しかし、動物園の檻を想像してみましょう。檻の中にいるのは人です。檻の中にいるものは、決して外に出ることは出来ません。それがこの下宿の仕組みの掟なのです。それにしてもこの精神装置は魅力的です。快適で便利な文化的生活を保証する仕組みなのですから。まるで孵化装置の延長のようです。

    この精神装置は概念を生成し、浸透させる仕組みです。これまでに人類が現実化した概念は、何にでも交換できる貨幣経済、繁栄を持たらす資本主義、人権重視する自由と民主主義という概念に集約されるでしょう。精神装置という概念は人類の英知の結集であり、人類が発明した最高の傑作です。しかし、良いことばかりではありません。精神装置といっても装置である以上檻のようなものです。檻ならば自由は制限付きです。それは檻だから管理する者がいて、何かと抑圧し、これが絶対正しいという常識、つまり価値観を押し付けるのです。洗脳装置と呼んでもいいでしょう。この精神装置はいつでもどこでも人の心に侵入してくるのです。例えば、なかなか古い慣習・しきたりに従わない人がいるとします。そういう人は適応が出来ない人ですから批判・反省の対象となります。それでも修正できなければ社会人として失格の烙印が押されるでしょう。下宿先(現実世界)を追い出され、精神の放浪者(現実感を喪失する)となるのです。放浪者は極度に落ち込むと現実から逃避し、世間との交流を断ち自閉してしまいます。場合によっては命を断ってしまう人もいるでしよう。ドロップアウトやアウトローや野宿者は放浪者ではありません。まだ下宿先を追い出されてはいないからです。(現実感を喪失していない)

    大半の常識人は仮面を冠り、追い出されないように用心して生きているでしよう。精神装置に馴染んでいる人でも下宿人同士の意見の違いや、主義主張の違いで葛藤や対立が起きて、その軋轢に悩み、もがき苦しんでいる人達は大勢いるでしょう。そして反動的になったり、自暴自棄になったりして、危うい人もいるでしょう。現実の世界が手づまりとなって袋小路に入る時があります。そういう時には異端児が能力を発揮することがあります。そして局面が打開されることがあります。しかし、やがてはそれも新たな常識として精神装置に組込まれていくでしょう。そして何事もなかったのようにこの装置は、異端者に常識人として振舞うように強いるのでしょう。そのような異端者が成功者として上手くやっていても、仮面を冠り一時凌ぎしているのでマンネリ化して窒息状態になっていくのでしょう。いずれ精神の放浪の淵を彷徨うのです。七転八起きで逞しくなれと叱咤する人がいますが、それは一つの押し付けでしかありません。成功したとしても、単に世渡りが上手くなっていくというだけで、人間の根源的な不安からは解放されるのではないのです。

    いずれにしても、この精神装置(洗脳)の中で生きている限りは誰でも、程度の差がある放浪予備軍(混迷を生きている)です。完全な放浪者(精神的障害)になる危険はあるのということを忘れないで下さい。この装置は人間の欲望を過剰に増殖させるの狙いで作られたものですから、私達がこの装置の中にいるかぎりタマゴを生む鶏と同じ運命をたどるのです。この精神装置に馴染みつつ、ある程度の精神の自由を獲得して、人間の根源的不安や悩み(生老病死)から解放されるのは人生の最大の課題です。

    ここで、問題が浮き彫りになってきたようです。人類は、二つの問題を抱えているということです。一つは人類の絶滅の危機を如何にして回避するかということ。二つは、一人一人が如何にして放浪者(悩める羊)にならずに、この現実世界を生きるのかということです。問題の直接的原因はどちらも精神装置にあり、それを作り上げた人類の英知、つまり精神構造、思考回路そのものに根本的な原因があるということが浮き彫りになりました。

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