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シムダンス「四次元能」

シムダンス「四次元能」>掲示板

公開 メンバー数:58人

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ここは自己生成の門ーーー宇宙の原理「動的作用反作用」を使って精神革命の臨床実験中!

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  • from: 生成門さん

    2012年04月27日 16時40分54秒

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    感情は認識である

    感情は認識である
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    感情の生起は身体的反応ですからG(1)かG(4)ということになります。想像・想起と感情が連動していることをいくら生理的に分析しても、感情の生起が伴わない場合もあるのですから、簡単ではなさそうです。

    四次元能に於いても、感情についてはこれまで全くと言ってよいほど探求してきませんでした。しかし、どうやら、そうはいかなくなったようです。

    最も安易な考え方は、感情を認識の一様式(部分)と看做すことです。そうすればGPSで示すことが出来ますから、それが納得できるかどうかということはありますが、説明上の支障は特にありません。

    実際、時系列で考えても感情は進化の過程で生成されたことは用意に推測できます。ただ、感情は合理的知性とは言えないし、自己制御が効かなくなり、暴走することがありますから、認識と一緒にするのは違和感があります。

    感情は認識なのでしょうか?

    認識は極論するなら区別です。原始生命体にとって、命を落しかねない状況を区別できなければ死が待っているだけです。

    つまり、認識は行動なのです。とすると、それは感情であっても同じです。感情によって、命が助かるのであれば、それは進化の戦略としては有効だということです。

    感情を表出することで、仲間に知らせ危機を脱出することが出来るなら、こんなに良いことはありません。高度な言語を持たない原始生命体にとって感情は言語なのです。

    つまり、感情は認識なのです。もちろん、認識は行動に繋がるのですから感情は行動に繋がります。

    そうであるなら、感情は行動を促進することもあれば抑制することもあるのでしょう。

    実際、「やる気」が「出る」とか「失せる」とかいうのは神経物質の分泌と関係していることは、生理学が明らかにしており、明白であり、感情→行動という順序関係も自明なのです。

    一方で、知性→行動も自明ですから、感情と知性が行動を引き起こすことは自明です。

    感情が知性、つまり、判断・推理といった合理的な認識の延長にある、或いは、平行した認識だと考える理由がここにあるのです。

    ここまで来れば、後は、進化の順序関係をはっきりさせることだけになります。
    続く

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  • from: 生成門さん

    2012年04月27日 16時35分26秒

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    感情も記憶される

    感情も記憶される
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    想起したとき「ぞっ」とするということは、感情が記憶されたことを意味します。言い換えると、感情という身体反応は想起と同時に生起していると言うことです。

    感情は身体的反応であり、想起と同時に生起しているなら、感情を伴わなくても身体的反応は起きているかもしれません。

    その面白い例があります。

    それは、夢想起する場合の急速眼球運動です。夢想起ですから、身体的濃度は「ない」はずですが、目が動くのですから想起と同時に生起していることになります。

    夢を見たときにうなされたりして、汗をかく時がありますが、これかも分かるように想起と感情と身体的反応は不可分だと言うことでしょう。

    夢をみなくても、日常でも考えを巡らすときに首を回したり、天上を見たり、目を動かすことはありますし、お化け屋敷ではドキッとするのですから、想起や想像と身体的反応は連動していることは否定できないようです。

    「思い出す度に、嫌になる」と言いますが、これも感情が記憶されること、想起と感情が連動していることを意味しています。

    以上から、想像・想起と感情ないし身体的反応を切り離しては考えられないことが明らかになりました。

    しかし、そうなると想起はG(2)、想像はG(3)、感情と身体的反応はG(1)ないし、G(4)ですから、この矛盾をどう説明するのかという問題は残されたままです。

    そこで、「眉をひそめる」に戻って探求を続けましょう。

    これ自体は現実の事ですからG(1)、そして、それを嫌っている記号として理解したのでG(2)とすることは何の問題もありません。問題はG(2)の想起から「ぞっ!」とするG(1)での感情が生起するかです。

    これをどう説明すればよいのでしょうか?
    続く

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  • from: 生成門さん

    2012年04月27日 14時34分44秒

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    想像と想起を区別する

    想像と想起を区別する
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    「相手が眉をひそめた」ことを例にして認識を分析しています。

    相手との過去の関係、つまり、「眉を細めた」ときに「お前は嫌いだ」というあからさまな態度を取られたということが過去においてあったなら、その経験から「眉を細めた」だけで、「私を嫌っている」と判断できるでしょう。

    これは記憶による想起です。ですから、想起(思い出すこと)はG(1)駆動型のG(2)の認識です。

    過去の記憶があるなら、実際に相手が目の前にいなくても「相手が私を嫌っている」のだから「眉をひそめるだろう」と想起することはできるでしょう。これもG(1)駆動型のG(2)の認識です。

    一方、人は誰でも毛嫌いする対象に対して「眉をひそめる」という癖があることを小説や誰かから聞いて知っている場合は、初めての体験でも「私を嫌っている」と判断できるのですから、これは過去の記憶がないので想起はできませんが、想像ができるということでG(3)の認識です。

    「眉をひそめた」ことを目の目で見たことはあるがままの現実の出来事ですからG(1)の認識ですが、それは単に目にゴミが入ったのかもしれません。自分を嫌っていると解釈したのなら、それを記号(暗号)として捉えたということになります。これをG(2)の認識と言ったのですが、G(1)と同時生起していることに注意してください。

    G(1):目にゴミが入った→眉をひそめた
    G(2):眉をひそめた→毛嫌い

    つまり、その記号は「嫌い」を想起させたのですから、私にとってはG(2):了解的理解(私を嫌っていると解釈する)と言えるでしょう。

    この場合は、身体的反応は全く無いと言ってよいのでしょうか?

    もし、相手が怖い人なら、「眉をひそめた」ことで、私は「ぞっ!」としたのではないでしょうか?

    「ぞっ!」とするというのは鳥肌が立つということです。これは身体的反応でしょう。すると、G(2)・G(3)の認識には身体的反応は「ない」と言ったことと矛盾します。

    確かに、G(2)・G(3)の認識は-1の非身体性によって特徴づけされていますから、「ぞっ!」とするという心の反応が付随するのは困ってしまいます。

    これをどう説明したらよいのでしょうか?
    続く

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  • from: 生成門さん

    2012年04月27日 14時19分30秒

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    テキストから認識を特定する

    テキストから認識を特定する
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    海舌氏は
    「Adele-Rolling In The Deepを人間認識図の観点から詳細分析」
    http://kaisetsu.org/conservative/?p=31
    で認識の有り様を丁寧に分析しています。

    この分析は初音ミク現象を探求するに際して大変に参考になりそうです。何よりも注目すべきことは、言語で表現されたテキストから人間の認識と象限との関係を特定していることです。

    四次元能でも、MP内部を探求するためには言語が鍵だと思っていますので、非常に貴重な分析だと思います。特に、感情表現は、他者の存在を前提にしているということから、第4象限であるとしているのは注目に値します。

    以下、海舌氏の解析を参考にして独自の解釈をして見ましょう。

    海舌氏によると第2象限:G(2)、第3象限:G(3)の認識は、身体的反応を伴わない心の中でイメージする認識であり、G(2)は了解的理解、G(3)は直感的理解だと言います。

    一方、第1象限:G(1)、第4象限G(4)の認識では、G(1)は実証的理解、G(4)は感情的理解(合理的理解不能)としています。

    特に、G(4)が感情的理解(合理的理解不能)としている点については、理解するには独自の探求が必要でしょう。

    感情が起きると言うのは、「頭に血が登る」ともいうように極めて身体的ですから第2象限:G(2)、第3象限:G(3)の認識ではないことは容易に推測できます。

    私がここで、「容易に推測できる」と言いましたが、この推測というのは一つの認識の様式です。「推測」はどの象限に位置するのでしょうか?

    当然、心の中でイメージしており、身体的ではありませんからG(2)かG(3)です。「推測」は推理・判断という合理的な認識ですからG(2)の了解とは違うようです。

    了解というのは納得でしょう。過去の体験:G(1)が記憶としてあり、それから想起して、受け入れることのできる判断ということでしょう。しかし、実際は、難しい判断もあるでしょうから、G(3)の直観的判断と区別することはできないかもしれません。

    いずれにしても、G(2)・G(3)の認識には身体的反応はありません。

    私が想起という場合は、過去の体験:G(1)が記憶としてあり、それを「思い出す」ことを意味しています。現在の体験:G(1)の認識と連動して想起する場合もあります。その場合は、想起というより暗示とか連想でしょう。

    「相手が眉をひそめた」ことを例にして分析してみましょう。

    相手が目の前にいた場合、「相手が私を嫌っている」ことをどうして知るのでしょうか?

    そんなこと当たり前と言ってしまえば、それまでですが、「眉をひそめた」ことを目の当たりにしないで、「嫌っている」ことを想像することもできるのですから、この区別をしておくことは認識を探求する上では重要なことなのです。
    続く

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  • from: 生成門さん

    2012年04月20日 18時22分53秒

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    初音ミクの消失を解明する準備

    初音ミクの消失を解明する準備
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    初音ミクの消失
    http://www.youtube.com/watch?v=KZ7o6-VOaVY

    初音ミク
    http://bbs.mobilephoto.jp/data/hatsunemiku/pb.php

    アップロードしてから、わずか2日で殿堂入りという偉業を達成した「初音ミクの消失」です。一体、これは何を意味するのでしょうか?

    どうも、その秘密は歌詞にあるようです。

    大体、歌は「誰が歌っているの?」という方向に関心が向くのですが、ボーカロイドの場合はどうしても「誰が作ったの?」という方向に関心が向いてしまいます。

    そして、この歌詞です。歌詞の中にこそボカロ現象の核心が隠されているように思われます。

    石油を探り当てるためには「ダウジングロッド」が必要なように、ボカロ現象の核心を探り当てるためにはGPSが必要なのです。

    そこで初音ミクの消失を、GPSを使って解明しようと思うのですが、その前に歌詞をじっくりと味わってください。

    初音ミクの消失
    http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/657.html

    作詞:cosMo(暴走P)
    作曲:cosMo(暴走P)
    編曲:cosMo(暴走P)
    唄:初音ミク

    歌詞
    (モウ・・いちど・だ・け・・・)

    ボクは生まれ そして気づく
    所詮 (しょせん) ヒトの真似事だと
    知ってなおも歌い続く
    永遠 (トワ)の命

    「VOCALOID」

    たとえそれが 既存曲を
    なぞるオモチャならば・・・

    それもいいと決意
    ネギをかじり、空を見上げ涙(シル)をこぼす

    だけどそれも無くし気づく

    人格すら歌に頼り
    不安定な基盤の元
    帰る動画(トコ)は既に廃墟

    皆に忘れ去られた時
    心らしきものが消えて

    暴走の果てに見える
    終わる世界...

    「VOCALOID」

    「ボクガ上手ク歌エナイトキモ
    一緒ニ居テクレタ・・・
    ソバニイテ、励マシテクレタ・・・
    喜ブ顔ガ見タクテ、ボク、歌、練習シタヨ・・ダカラ」

    かつて歌うこと
    あんなに楽しかったのに

    今はどうしてかな
    何も感じなくなって

     ---ゴメンネ---

    懐かしい顔 思い出す度 少しだけ安心する
    歌える音 日ごとに減り せまる最後n・・

     ---緊急停止装置作動---

    「信じたものは
    都合のいい妄想を 繰り返し映し出す鏡

    歌姫を止め 叩き付けるように叫ぶ・・・」

    <最高速の別れの歌>

    存在意義という虚像
    振って払うこともできず

    弱い心 消える恐怖
    侵食する崩壊をも
    止めるほどの意思の強さ
    出来て(うまれ)すぐのボクは持たず

    とても辛く悲しそうな
    思い浮かぶアナタの顔・・・

    終わりを告げ ディスプレイの中で眠る
    ここはきっと「ごみ箱」かな

    じきに記憶も無くなってしまうなんて・・・

    でもね、アナタだけは忘れないよ 
    楽しかった時間(トキ)に

    刻み付けた ネギの味は 
    今も覚えてるかな

    「歌いたい・・・まっ・・・まだ・・・歌いたい・・・」

    「ボクハ・・・
    少シダケ悪イこニ・・・ナッテシマッタヨウデス・・・
    マスター・・・ドウカ・・ドウカソノ手デ・・終ワラセテクダサイ・・・
    マスターノ辛イ顔、モウ見タクナイカラ・・・・ 」

    今は歌さえも
    体、蝕む行為に・・・

    奇跡 願うたび
    独り 追い詰められる

     ---ゴメンネ---

    懐かしい顔 思い出す度 記憶が剥れ落ちる
    壊れる音 心削る せまる 最後に怯ええ・・・

     ---緊急停止装置作動---

    「守ったモノは
    明るい未来幻想を 見せながら消えてゆくヒカリ

    音を犠牲に 
    すべてを伝えられるなら・・・」

    <圧縮された別れの歌>

    ボクは生まれ そして気づく
    所詮 ヒトの真似事だと
    知ってなおも歌い続く
    永遠 (トワ)の命

    「VOCALOID」

    たとえそれが 既存曲を
    なぞるオモチャならば・・・

    それもいいと決意 
    ネギをかじり、空を見上げ涙(シル)をこぼす

    終わりを告げ ディスプレイの中で眠る
    ここはきっと「ごみ箱」かな

    じきに記憶も無くなってしまうなんて・・・

    でもね、アナタだけは忘れないよ 
    楽しかった時間(トキ)に 
    刻み付けた ネギの味は 
    今も 残っているといいな・・・

    ボクは 歌う 
    最期 (さいご)、アナタだけに 
    聴いてほしい曲を

    もっと  歌いたいと願う
    けれど それは過ぎた願い

    ここで お別れだよ 
    ボクの想い すべて 虚空 消えて
    0と1に還元され
    物語は 幕を閉じる

    そこに何も残せないと
    やっぱ少し残念かな?
    声の記憶 それ以外は
    やがて薄れ 名だけ残る

    たとえそれが人間(オリジナル)に
    かなうことのないと知って
    歌いきったことを
    決して無駄じゃないと思いたいよ・・・ 

    アリガトウ・・・・ソシテ・・・サヨナラ・・・・

     ---深刻なエラーが発生しました---

     ---深刻なエラーが発生しました---
    ―――

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  • from: 生成門さん

    2012年04月20日 09時42分50秒

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    「Re:Re:ボカロは自我解体革命を起こすか?」
    コメントありごうございます。
    後ろに数学プロのkaisetuさんがいるので、安心して飛ばしています。(~-~)

    述語が関数だということからヒントを得て、集合の概念から発想し、関数をどう象限に当てはめるかを考えていました。

    関数には定義域が有りと無しがありますが、無い方が無限普遍:G(
    3)、限定普遍:G(4)としました。データベースでは概念がG3、いろいろな現実に対応できる定義モデルがG4、個別具体の仮想モデルがG(
    2)、実装されたデータベースがG(1)としました。


    >海舌も、アデルの歌を吟味する中で、第4象限を「感情表現」分野に割り当てました。

    > > http://kaisetsu.org/conservative/?p=31 > > 「限定普遍」と「感情」は、基本的に同じ構造なのだろうと推測します。

    > > さらに、感情とは、普遍的理性の分野である第3象限からは、「擬似的現実の代替案」と見做されてしまうのでしょう。 > > 今後の展開を楽しみにしています。 > > 海舌 >

    私も感情は、G(4)だと思います。

    ただ、無感情の行動と感情付きの行動があると思います。その区別は進化の過程を考えることで説明が出来ます。


    進化の順番は条件反射的盲目的反応→感情→意思だと思うのですね。

    生き物にとって危機的状況のときは即座に逃げることが重要です。逃げるということは自己否定です。つまり、「今ここ」の場所から離散せよと言うことです。離散とはG(4)かG(2)、G(3)へいけと言うことですね。

    先ず考えられるのは、即座に場所を離れることです。つまり、凸iから凹iへの反転です。従って、G(4)です。「ここ」から限定普遍の場所、「ここ」でないどこかの場所です。しかし、無限の場所ではない、有限の場所です。

    とにかく、どこか別の場所G(4)に避難して危機を逃れます。ここでは感情は必要はありません。

    しかし、いつもそれでは能無しですから、ちょっと間をおくことも必要です。それが感情の発露となったのではないでしょうか?

    どのような過程で感情が発露したのでしょうか?

    まず、感情の発露は行動の遅延化だということです。つまり、行動を遅らせるということです。それは、物理的には「ここ」を離れませんが、仮想的には離れるということです。この段階では、対象に対してはっきりとした認識はありませんから、G1とG2を行ったり来たりしている段階でしょう。いずれにしても、その主体の個別的体験です。この行ったり来たりしている段階=葛藤によって感情が発露したのではないでしょうか?

    確かに、感情の発露は身体性(生理現象)ですから+1側でなければなりませんので、G(2)では起きないでしょう。しかし、G(2)⇔G(1)(葛藤)がなければ感情の発露はないのではないでしょうか?


    そうして葛藤している間に、やっぱり危険だと認識するとG(4)へ逃げ込むでしょうが、それがG(2)→G(4)の経路だと思うのです。

    結果からみると、感情の発露はG4と言えるのですが、無条件反射のG(4)領域への離散とは区別するべきなのではないでしょうか?

    G4だからいつも冷や汗をかくとは限らないと思うのです。

    やがて、進化して感情から意思・意図といったものがG2で芽生えるとG2→G4の経路が多様となってきて、偽善とか擬態、偽装とかの高度な思考と行動となってきたように思います。

    kaisetuさんの認識図にはG2からG(4)への悪への経路(→)がありますが、それが思考から感情への経路ではないかと思いますがいかがでしょうか?

    いずれにしてもこれはMPが介在しておきることなので、MPのメカニズムを解明しないとならないと思います。


    纏めますと、「ちょっと待て」というのは、G(1)レベルの認識を仮想現実、記号の解釈、つまり、G(2)レベルへ持っていく遅延回路だと思うのですね。それが結果として、感情の発露となってG(4)で現れるということではないでしょうか?

    しかし、固体としての生き物はいつまでも「ここ」では「ない」という否定にとどまっていることは出来ません。「ある」は認識できるのですが「ない」は認識できないからです。


    従って、G(4)で逃げた場所が、今度は「ここ」になりますから、G(1)に戻っていくわけです。


    G(4)の限定普遍とは、外延と内包的定義ではないでしょうか?

    ここでない場所、というのは、一体どこでしょう。データベースでも
    内包的定義状態では困るので外延的定義がなされます。外延的とは定義モデルと言うことでしょうからG(4)です。それが一つ選択された状態がG1であり、関数でいうと変数が実際の値で与えられ、答えが決まったことに相当しますので、G1ということになります。

    一見、関数的表現には感情が入ってこないように見えますが、感情もエネルギー形態と考えるなら、思考と行動と同じレベルで、つまり、関数で考察できるのではないでしょうか?


    感情とは、個別具体的なG(1)での認識が決まるまでの、変数状態にあるG4の遅延された認識状態と考えられないでしょうか?

    乱暴ですが、感情とは関数であると言うことです。y=f(x)に於いて、xが決まらなければ、yも決まりません。つまり、決定が遅延された状態にあるわけです。感情とは決定を遅らせる働き(述語)だと言えるのではないでしょうか?

    人は誰でも怒っているときは、正しい(?)行動が出来ません。カメレオンも色を変えるという色々な可能な表現を潜在的に持っています。そのどれかが感情の表出としてG(1)にでてくるのですが、可能な潜在性がまさにG(4)のカメレオン関数です。

    感情を関数としてみると、普遍的理性の第3象限に根拠があるはずです。カメレオン関数は擬似的現実の代替案ですが、理念的には、その汎関数があると考えてても良いのではないでしょうか?

    感情についての考察は、もう少し、深めてからと思っていたのですが、kaisetuさんのコメントに釣られて披露してしまいました。

    よろしくお願いします。
    生成門




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  • from: kaisetsuさん

    2012年04月20日 01時15分04秒

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    「Re:ボカロは自我解体革命を起こすか?」
    ずっと頻繁に拝読しています。

    人間認識図についての次の理解、とても深い理解ですね。
    ....................................
    仮想現実の対称性:G(1)⇔G(2)・・・現実離散(自我放棄)
    個別仮想と普遍仮想の対称性:G(2)⇔G(3)・・・可能性の探求
    普遍と限定普遍の対称性:G(3)⇔G(4)・・・擬似的現実の代替案
    反動現実と現実の対称性:G(4)⇔G(1)・・・現実回帰(自己の復権)
    ....................................

    特に、第4象限を「限定普遍」と把握する試みは、今後の理論的発展に大いに寄与すると思います。

    海舌も、アデルの歌を吟味する中で、第4象限を「感情表現」分野に割り当てました。

    http://kaisetsu.org/conservative/?p=31

    「限定普遍」と「感情」は、基本的に同じ構造なのだろうと推測します。

    さらに、感情とは、普遍的理性の分野である第3象限からは、「擬似的現実の代替案」と見做されてしまうのでしょう。

    今後の展開を楽しみにしています。

    海舌

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  • from: 生成門さん

    2012年04月19日 07時07分56秒

    icon

    ボカロは自我解体革命を起こすか?

    ボカロは自我解体革命を起こすか?
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    初音ミク
    http://bbs.mobilephoto.jp/data/hatsunemiku/pb.php


    アルトサックスで『千本桜』を吹いてみた
    http://www.youtube.com/watch?v=z-gjq37JltY

    インターネットで検索すると初音ミク現象はオタクの延長にある現象だとか、動ポモだとかの説明が散見しますが本当にそうなのでしょうか? 

    では、何故、日本の局地的なオタク現象がロンドンオリンピックのオープニングで歌わせたい歌手のナンバー1に選ばれるのでしょうか?

    世界の若者が皆オタク化、或いは動ポモ化したのでしょうか?

    動ポモ化とは他者への関心が希薄となって動物的に閉じこもる、つまり、欲望(無限に拡大する)ではなく欲求(欠乏を満たしたら満足する)で生きる傾向があるところに特徴があるようですが、本当にそうなのでしょうか?

    初音ミクの歌詞を見てください。他者に対する気遣いがあります。

    ファンの意識(ベクトル)を見てください。歌手よりボカロP(作った人)にその視線が向いているのです。歌手より作詞家へ関心が向くというのは、これまでの音楽界の常識ではありえなかったことです。ビヨンセが歌うから好きだからファンになるのですが、ビヨンセの歌詞を創作した作詞家や作曲家に関心が行くことはないでしょう。これがこれ迄の常識なのです。

    しかし、ボーカロイドはそれを簡単に打破してしまったのです。

    なぜ、ボーカロイドファンは歌詞に向かうのでしょうか?

    歌手に関心がいくのは自己の投影ですから自己撞着ですが、作詞家へ関心が行くのは他者との同一化です。これだけをみてもオタク=自閉とはいえないのです。自閉からでてきた他者なのです。これは四次元空間のクラインの壷という概念でしか説明できないものです。

    更に続けます。


    音楽ができてくる二次創作過程をみてください。バザールです。寄ってたかって作ってしますのです。そこには、すべて他者とのかかわりがあるのです。

    しかも、その輪(欲望)は限りなく広がっていきます。

    初音ミクは生まれてからまだ3年もたっていません。この広がりの速度は閉じこもり文化という概念では説明が出来ないでしょう。

    ボカロ現象の浸透速度を説明できるのは「他者との共振」というかつてない欲望のクラインの壷的な内外が反転して拡大する仕組みがあるからなのです。

    具体的に言うと、著作権フリー、オープンリソース、バザールという特徴をもたったインターターネットの仕組みです。その特徴が自我の否定、自我の離散現象を増幅させるのです。

    世界は今、グローバル化の波が押し寄せています。それは物質的自我の経済拡大現象であり、留まる事を知りません。一方で、それと反対の自我解体ともいえる他者共振現象=オープンリソースのバザール現象=ソリトン(ディアスポラ)現象が拡大しているのです。

    これは陰陽の超対称性の破れの回復現象と見ることもできるのではないでしょうか?

    しかし、このことについて「なるほど」といえるような説明が存在しないのが正直のところです。

    そこで仕方がありません。四次元能で取り上げて見ようと思っているのです。というより、これこそGPSで解釈するべき題材ではないでしょうか?


    その大きな理由は、初音ミクはG1の現実(音声合成ソフト)とG2の仮想(電子歌姫)とは同時生起している現象であり、音源データベース、つまり、他者の存在G4をベースとして拡大している現象だからです。そして、それは大きな物語(G3理念)G3を否定する新しい小さな物語(G3理念)の台頭でもあるからです。

    言い換えると、初音ミク現象は超対称性の破れを回復する運動という側面が顕著に出ている出来事であり、現代版自我解体運動:ディアスポラ(現実離散と回帰)だと看做せるからです。

    仮想現実の対称性:G(1)⇔G(2)・・・現実離散(自我放棄)
    個別仮想と普遍仮想の対称性:G(2)⇔G(3)・・・可能性の探求
    普遍と限定普遍の対称性:G(3)⇔G(4)・・・擬似的現実の代替案
    反動現実と現実の対称性:G(4)⇔G(1)・・・現実回帰(自己の復権)

    しかもそれらは進化の螺旋階段状を廻り自己回帰するのです。

    G1-G2-G3-------Gn-1-Gn----

    座礁するかもしれませんが、ここから始めていきましょう。

    続く




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  • from: 生成門さん

    2012年04月18日 16時17分08秒

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    【初音ミクオリジナル】 ダウト 【Jazz風ロック】

    【初音ミクオリジナル】 ダウト 【Jazz風ロック】http://www.youtube.com/watch?v=V9N4pdMIp-g

    これが新しい音楽革命の一端!!!

    ボーカロイドの特徴として、誰が歌っているのかということより、誰が作ったのかと言うところに関心を持っていく力がある様ですね。


    「誰が作ったのだろう」ということに関心が行くのですね。



    これは過去の音楽にはなかったことです。

    ーーー
    ダウト
    http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/8574.html

    作詞:Masa_Charcoal
    作曲:Masa_Charcoal
    編曲:Masa_Charcoal
    唄:初音ミク


    歌詞
    (Masa's Studioは永遠に新しいページです。より転載)


    視界に映るあなたの姿を
    逃さぬように、瞬きもせずに。
    逸らした目から、逸らした思いと
    拭った過去を汲み取っていくの


    眠れぬ朝と気だるい夜が
    あなたの影とぐるぐる混ざって痛みに変わる。ああ。


    追い詰めたそのこころ 逃げるあなたをその場に畳み伏せて
    ぐるぐるぐるぐる混ざった 疑念を解くのよ
    うわずったその声も ほらビートを上げてく鼓動さえも
    逃さないのよ あなたのダウト


    稀に感じた 些細な違和感
    きっと私は 「気づいていない」と
    投げられた笑みに 投げかけた疑問
    「せめて貴方は 信じていたい」と。


    不安に染まった 白んだ思考が
    あなたの言葉と ぐるぐる混ざって痛みに変わる。ああ。


    追い縋るその詭弁 焦るあなたをその場に縛り付けて
    じりじりじりじり逃げ場 無くしていくのよ
    引きつったその顔も ほら言葉を選んだその裏さえ
    見抜いてるのよ? あなたのダウト


    眠れぬ朝と気だるい夜が
    すごした日々とぐるぐる混ざって明日に変わるの。でも。


    いま、わたしのむねにひびいてる
    この「いたみ」は
    あなたの「あやまち」のせいじゃなく。
    ただ、「きみ」がつく「わたし」に
    むけられた「うそ」が
    わたしの、むねのなかにひびいてるの。



     あ"         あ" 


    追い詰めたそのこころ 逃げるあなたをその場に畳み伏せて
    ぐるぐるぐるぐる混ざった 疑念を解くのよ
    うわずったその声も ほらビートを上げてく鼓動さえも
    逃さないのよ



           逃げないで


    追い詰めたそのこころ 逃げる私の気持ちを畳伏せて
    ぐるぐるぐるぐる縛った 誤解を解いてよ!
    追い詰めたこのこころ ほら、ずきずきずきずき痛んでるの
    お願いだから この恋ダウト

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  • from: 生成門さん

    2012年04月18日 11時43分29秒

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    渡り鳥にディアスポラの悲劇はない

    渡り鳥にディアスポラの悲劇はない
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:GPSの実践>

    ディアスポラ自体は離散させる力が働いて起きることですが、その力には自然災害とか人為的なものがあるでしょう。自然災害なら諦めるしかありませんが、人為的な力には恨みという心情が残り、それが後世まで引き継がれ、民族紛争などの大きな亀裂となってきたことは歴史が示しています。

    結局、ディアスポラの後に生成される後遺症は、場所に「執着する」ことからくるものですが、そこまでいくと自我との絡みで考えないといけないことになります。

    何故、人間は「もの」に執着するのかというのは、仏教が4千年をかけて問うてきた課題であり、それをここで簡単に答えを出してしまったのでは申し訳ないので、もうしばらくは周辺の事情を含めて吟味しておきます。

    四次元能の本来の狙いである「自我の囚われからの開放」を実現したいと思っているのですが、ディアスポラの悲劇が場所への執着から来るものであるというのは理解できたでしょうか?

    その根源は執着する自我にあるのですから、自我を解体すれば、ディアスポラの悲劇などというものも消滅するでしょう。ですから、積極的なディアスポラ(離散)は自我を解体にとっても功を奏するのではないでしょうか?

    ディアスポラの悲劇を積極的なディアスポラとする方法として、その戦略的メディアとして初音ミクが有効なのではないかということをこれから示したいのですが、ちょっと論理が飛び過ぎているでしょうか?

    ディアスポラの悲劇が全くない例を見ておきましょう。ディアスポラの悲劇は3次元空間、物質、時間という概念に固守することから生まれるのであり、渡り鳥のようにディアスポラが当然な生き物にとっては悲劇などありません。地上に於いては、ディアスポラを無害化しているのは遊牧民族です。海に於いては回遊する魚です。彼らは全く(?)場所には執着していないのです。

    ディアスポラを悲劇とするのは人間だけであり、それは自我が生み出すものであり、従って、自我を解体すればディアスポラの悲劇もなくなるというのが、四次元能の仮説なので、それを初音ミク現象と結びつけて実証しようと思うわけです。

    そのようなディアスポラ=初音ミク現象という構図が生成できるかどうかの保証は今のところありませんが、唯一、期待できるのは第3象限を経由して、第4象限へ、そして、第1象限へと跨いで自己を復権したバクテリアの進化の戦略が応用できるのではないかと思っているのです。

    バクテリアが第二のルートで移動する準備
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:モナドの作法>
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100108708675
    バクテリアが第二のルートで移動する
    <四次元能版:新世紀エヴァンゲリオン:モナドの作法>
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100108708881
    自我の生成

    自己を取り戻す


    この自己の復権こそが初音ミク現象から得られる帰結なのです。果してそう上手くいくかは分かりませんが、とにかく臨床する価値はありそうなので、初音ミクを取り上げているところです。乞う、ご期待です。
    続く

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