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  • from: 生成門さん

    2008年11月24日 14時11分26秒

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    時間は保存される(2)

    時間は保存される(2)
    <ティトムとの共振>

    マクロからミクロまでに突き抜ける反転の仕組み、つまり、四次元性があり、そこでは時間も保存されるということを述べました。その鍵を握っているのが正四面体というイデア=虚でした。その虚が、実は「実」になるとうマジック=コペルニクス的大転回=<反転力>の予感があるとも言いました。今回の舞台はオデッセイ19「時間は保存される」の続きです。下記を参照して下さい。
    http://momloveu.com/titom-j/index.files/Page341.htm
    以下、その編集的引用です。

    まず、コペルニクス的大転回の予感とは何でしょうか。それは、垂直統合が三次元的ではないということと関係があります。それは「宇宙が閉じている」という「宇宙サイクル」を提示したときに既に隠されていたシナリオです。宇宙サイクルは「閉じたティトム球」であるということです。ここから言えることは、ティトムというのは時間という「述語の缶詰」だということです。閉じているのですから、真空も物質も、更に時間だって閉じ込められているでしょう。外がないのですから生まれた時間は、消費しない限り、溜め込まれるしかありません。「宇宙は閉じている」ということから常識では通用しない「時間リセットされ、再スタートする」などが様々なことが導かれます。ですから、天動説へ回帰するというコペルニクス的大転回をしなければ、これらを受け入れることはできないでしょう。

    現在の最大ティトム球の大きさはどのくらいでしょうか。クエーサーが見つかったことで、最大ティトム球は半径137億光年の「閉じたティトム球」であるといえるでしょう。これはとてつもなく大きく、私達の生活実感からは遥かにかけ離れた天体です。しかも、それは閉じていながらも生々流転する球であり、矛盾した即非の球なのです。閉じていて、閉じていていない球などという実体は三次元では存在しません。そのことを踏まえて、「正4面体の球」を正四面体の重合という生成モデルに進化させました。「宇宙サイクル」から「宇宙生成モデル」と名称を変えたのです。「宇宙生成モデル」とは宇宙サイクルに正4面体重合を重ねた図であることは既に述べました。


    コペルニクス的大転回は、アンドロメダと天の川銀河が事象の地平面の外側の世界(宇宙サイクル=同じ述語の世界)だと言うことからも暗示されます。外側は原子の構造で見たように内部が反転してできたのです。

    花火やテレビの例のように単なる反転なら三次元世界ではいくらでもあります。しかし、内部が反転して外部になるという反転はめったにはありません。脳や遺伝子など生命に関しては反転臭い何かがありそうですが、それを解明するのは最後の最後になるでしょう。三次元の現象で反転がありそうなのは渦のあるところです。しかし、それ以外の三次元の現象では、ボールを傷つけずに内外を引っくり返すなどできません。想像できるだけです。想像とは虚の次元で、三次元が物質世界ですから、それだけで複素平面(実と虚)で示せる四次元の現象なのです。宇宙ではそれが想像ではなく虚=内部が実=外部になる現実があるのです。ヘリウムの外部の電子は、内部の原子核が反転して出来たのです。ですから、反転といっても、株が反転するのとは違うのです。


    ここで、ティトムでいうところの四次元について補足しておきます。複素平面は四次元ですが、実軸は縦横高の三つの軸が一つで代表された三次元を意味しています。それに対して、虚は非物質=精神的なものを軸としていますが、それがいくつあっても、次元としてカウントせずに一つで代表された虚次元を意味しています。SF等ではよく高次元・多次元といます。それは、虚は多数の非物質=精神的なものを軸としてカウントしているからです。ティトムでも、三次元の事象の地平面があり、更に内部空間があり、その内部空間には円盤があり、餅鏡があり、特異点があります。その上に反転する直交座標があり、更に更に、正四面体の無限重合があります。これら特徴からティトムは超高次元・超多次元とでも言ってよいでしょう。しかし、敢えて、ティトムでは四次元にこだわります。

    それはこういう理由からです。先ず、宇宙生成モデルの図を見てください。事象の地平面は外部であり、物質世界ですから三次元です。その内部空間は複雑です。正四面体はプラトン立体ですが、プラトンは現象化=三次元の背景には、あらゆる物事を生成するイデア=精神=虚があるといいました。四次元能ではこれを宇宙精神と言います。ですから、事象の地平面の実軸と合わせて、正四面体の虚軸で複素平面を構成するので四次元となります。では、餅鏡、降着円盤、ジェット、特異点、反転する直交座標はどの様に考えたらよいのでしょうか。これらを軸とすると九次元になってしまいます。そこで一つ一つ吟味して見ましょう。

    宇宙生成モデルの図は、前半と後半に分かれています。前半は消滅プロセスで、後半は生成プロセスです。消滅プロセスのスタートは降着円盤から始まります。降着円盤は三次元物質世界の事象の地平面から物質が降着する領域です。ですからまだ三次元の延長です。身体をティトム球=宇宙サイクルに喩えると、皮膚が事象の地平面で、降着円盤は口や食道に相当するでしょう。口はまだ半分外部とも言えます。降着円盤は、物質をより中心に向かって物質を送り込みます。降着円盤は回転しているので、その回転が捻りを生み、反転し、原点に集約させるのです。それを媒介するのが実と虚が混在する内部構造なのです。実性が強い降着円盤=口、食道から物質が送り込まれると内部構造の中心では、物質を粒子までバラバラにして非物質化=空にする虚が働きます。次に現れる餅鏡です。餅鏡は二つあり、物質の元になる粒子を±の電位に分離します。電位の餅鏡は、物質世界に二元性=対称性を現象化させる源泉=イデアです。内部構造の中心は物を消化する胃袋なのです。胃袋はただ消化するだけですが、こちらは交通整理するようです。消化酵素は回転の相当するのでしょう。内部構造の前半の消滅プロセスは色即是空であり、すべてをリセットするのです。時間さえもリセットするのです。

    では、内部構造の後半の生成プロセスを説明しましょう。後半は空即是色であり、特異点、ジェットが主役です。前半で円盤が回転することで捻りエネルギーが内部に蓄えられます。このエネルギーが一気に反転して垂直に噴出するのです。二つの餅鏡に分離された物質と反物質の元がそれぞれのルートを経て事象の地平面に噴出すのです。この噴出しの仕組みは鉄原子生成でも明らかにしたように回転する正四面体が二つセットで垂直になり、反転して外部に電子が現れました。この反転する中心を捻りの中心、特異点と呼んでいます。特異点とは、捻りパワーを垂直に反転させ、あらゆる物事を生成するエンジンなのです。ですから、特異点は単なる点ではありません。事象の地平面は伸縮自在であり、事象の地平面が無限に大きくなれば、特異点は無限に小さくなります。特異点はどんなに小さくなってもある構造を持っています。それは、二つの正四面体の捻りパワーを垂直に反転させ、あらゆる物事(対称性=物質と反物質)を生成する仕組みです。つまり、対称性が溶け合った、カオスの構造を持っていると同時に、新たな三次元の世界に向けての対称性(物質と反物質)を直交座標から生み出すのです。カオスから秩序を生み出す空即是色といってよいでしょう。ここには、正四面体=虚が生成酵素として媒介しています。特異点はバラバラにされた非物質=空から、新たに物質の元を生み出して、外部に放出するための直交座標を生み出すエンジンなのです。特異点は、生産する肝臓であり、腸であり、心臓であり、脳、精嚢であるでしょう。そして身体の外に向かって発射された新たな生成物=精子、それが手裏剣ジェットです。手裏剣ジェットは直交座標という三次元へのトンネル=尿道を通って行くのです。外に出て行った、新たな生成物=精子=ジェットは、卵子=星と出会いそこで物質を作るのです。それらは吸収され大きくなり事象の地平面で活躍し、再び降着円盤に辿りつき、色即是空のサイクルに入るのです。

    直交座標は複素平面に対して直交する座標ですから、イメージで表現するのが困難です。それで宇宙生成サイクルの図では、虚軸を取り除き、円盤を三次元の実軸を水平に回転させて、その平面に、ジェットを垂直に交差させました。更に、全体を球で包み、その球の表面を事象の地平面として、これに虚=正四面体を内接させたのです。どちらにしても直交座標は三次元へのトンネルであり、特異点は原点ですから、新たな次元としてカウウントする必要がないでしょう。

    続く。

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