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  • from: 生成門さん

    2011年01月08日 19時42分55秒

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    赤の女王の命令:フラクタルな内的時間(4)

    赤の女王の命令:フラクタルな内的時間(4)
    <フラクタルとの共振>

    個体発生における系統発生では数十億年かかるはずが9ヶ月に時間短縮されたのは内的時間があるからだということになりました。

    これは赤の女王の命令を「何か」が実施していると言いましたので、それが何であるかを探求していきましょう。

    進化というのは生き残りゲームみたいなものですから、「生き残り」という側面で内的時間という概念を探求してみましょう。

    内的時間によって系統発生が可能になったのだとすると内的時間で親から子が毎回確実に生まれて来るということになります。

    「毎回確実に生まれて来る」というような結果=現在と原因=過去を結びつけるのは因果論であり、決定論であり、運命論といわれています。

    「このような目に会うのは運命だからだ」というようなことを言いますが、このような見方は運命論であり、現在から過去を見て、その時間を逆転させて過去→現在に必然性があるかのように見て、尚且つ、それを現在→未来にまで延長しようという考え方です。このような見方を応用しているのが占いでしょう。

    科学的とは決定論の上に成り立っているといってよいでしょう。科学においても、現在→未来に延長する考え方があります。さすがに、占いのように断定することはしません。精々、確率的に言うだけです。つまり、未来は予測できないのです。

    ですから、科学は奥ゆかしいのです。何故なら人の人生を対象にはしないからです。人の人生は運命論では片付けられないのです。生まれたときにこの子がどのような人生を歩むのかなど決められないからのです。つまり、決定論的な因果が成り立たないのです。だから、古典科学は手をださないのです。

    進化や人の人生には、決定論的な因果の側面と非決定論的な非因果側面が同居していることを明確にしたのがカオス・フラクタルの理論です。カオス・フラクタルは親戚のようなものですが、微妙に違いますので、ここではフラクタルだけを取り上げていきます。

    私達は自分の人生が現在=原因から未来=結果を予測《非因果》できないことは身に染みて分かっています。また、自分の人生が因果応報、つまり、自分の歩んできた道が、過去の行いが原因であり、現在の惨めな結果に繋がっているという事を良く知っています。

    このような世界をフラクタルな世界というのです。

    非因果と因果が同時に成り立つフラクタルな世界とはどのような「仕組み」で動いている世界なのでしょうか。

    フラクタルの式は
    自己(n+1)=自己(n)^2+μ
    ですが、ここには内的な時間の概念が隠れているのといいました。

    内的時間にこそ「非因果・因果」が同時に成り立つ鍵があるのではないでしょうか。

    そこに赤の女王の命令を遂行している「何か」がいるといいましたが、それがフラクタルの式=「仕組み」のことなのではないでしょうか。

    そういうことだと仮定して内的時間と「非因果・因果」の関係を見ていきましょう。

    進化には変異と発生とがあります。

    変異とは、突然に変化した遺伝子との組み合わせによって新しい遺伝子が生まれるということです。

    発生とは、遺伝子が組み合わせられて新しい子が生まれるということです。

    似ているようですが、まるで違うのです。

    変異とは非因果、つまり、原因と結果を結びつけられないということです。現在から未来を見て、その未来=結果について確定的に言えないのです。

    一方、発生とは因果、つまり、原因と結果を確定的に結びつけられるということです。その過去=原因について確定的に言えるのです。つまり、現在から過去を見ているのです。

    変異とは実験であり、臨床なのです。従って、結果はどうなるか分かりません。遺伝子の一部が突然変異して、組み合せるのですからギャンブルです。

    要するに、変異とは予測できない非因果の実験なのです。

    変異のような非因果の出来事を時間の方向を入れてフラクタルの式で表現すると、

    自己(0)^2+μ⇒自己(1)
    自己(1)^2+μ⇒自己(2)



    自己(n)^2+μ⇒自己(n+1)

    となります。

    最初のスタートである自己(0)^2+μ⇒自己(1)は、自己(0)は原点なので0とします。従って、μ⇒自己(1)となります。

    これは、変異の初めに原因となる「遺伝子ありき」を意味しています。

    最後はどうなるのでしょうか。変異の多くは失敗に終わるでしょう。つまり、自己(n+1)が次のステージにいけるかどうかは、分からないということです。n+1=k,lとすると、

    自己(l)^2+μ⇒?

    自己(k)^2+μ⇒自己(k+1)^2
    です。

    このlが意味するのは絶滅です。つまり、進化の実験の終わりです。

    kが意味するのは生き残りです。つまり、進化の成功です。Kが現在の時間なら、自己(k+1)は私達を意味します。

    一方、発生とは現在から過去を見ているのですから、現在、生き残っている固体(k)からみて先祖は誰かと問うようなものです。

    これを式表現すると
    自己(k)⇒自己(k-1)^2+μ
    となります。

    個体発生でも同じことが言えます。

    自己(k-1)は生まれてくる前の体内の生体《サルの赤子》を意味しています。これを遡っていくと自己(1)⇒自己(0)^2+μにいきつきます。

    このときの自己(1)が受精卵です。最初の自己(0)は原点ですから「なし=0」としますが、すると自己(1)⇒μとなります。

    これが何を意味しているかです。

    μは遺伝子ですから、発生には原因、つまり、遺伝子があるということになります。

    最初に「遺伝子ありき」で、ある遺伝子からスタートして、自己(l)^2+μ⇒
    で止まったのが変異でしたが、発生の結果から逆に行ったら、自己(1)⇒μとなり、やはり、「遺伝子ありき」ということになります。

    遺伝子から始まった変異では、発生「あり」と「なし」に分岐します。一方、発生から逆にたどると必ず「遺伝子あり」に辿りつきます。

    では、発生の時間を過去(結果)から現在(原因)の方向に逆転させてみましょう。

    自己(0)^2+μ⇒自己(1)
    自己(1)^2+μ⇒自己(2)



    自己(n)^2+μ⇒自己(n+1)
    ですから、

    発生したときのnをkとすると
    自己(k)^2+μ⇒自己(k+1)
    となります。

    発生を逆に追いかけたときの最初の式は
    自己(k)⇒自己(k-1)^2+μ
    したが、この二つの式はk+1がk-1となっていることが違いだけで、本質は同じです。

    時間を逆に見たのですから、当然といえば当然です。

    ここまでを纏めてみます。

    変異では遺伝子からスタートして固体が発生することもありますが、多くは失敗して命の連鎖がそこで途絶えるということです。

    その途絶えたところからは、痕跡がなければ逆追跡・逆探知はできないということです。

    一方、発生は遺伝子からスタートすれば、必ず固体が発生し、いつでも逆探知《ルーツ探し》が可能だということです。

    変異の失敗:遺伝子⇒?
    変異の成功:遺伝子⇒固体
    種の絶滅:固体(?)⇒?
    発生:遺伝子⇒固体
    発生の逆探:固体⇒遺伝子《ルーツ》

    変異では逆探知ができることもあればできないこともあり、遺伝子から発生することもあるし、発生しないこともあます。

    一方、発生では、遺伝子から必ず発生し、逆探が必ずできます。

    しかし、発生は変異に対して後の出来事であり、変異のトライアルがあって、そこで生き残ったものだけが発生のステージに移れるのです。

    赤の女王の命令を「何か」が実施していると言いましたが、それが何であるかがようやく見えてきました。

    「生き残り」にこそ内的時間が隠れているということです。

    「生き残り」こそが、進化のゲームの本質であり、時間短縮の本質であり、フラクタルなところなのです。

    「生き残り」とは何なのでしょうか。

    このことを探求していくと、何故、「生き残り」によって時間短縮が起きるのか。何故、ランダムな組み合わせから知性が生まれたのかという「問い」をしたくなるでしょう。

    これに答えられれば赤の女王の命令を完遂できるのでないでしょうか。

    進化の問題で一番むづかしいのは、ランダムな組み合わせから意味が生まれると言うことを説明することです。

    例えば、ランダムな組み合わせから意味が生まれるなどと言うのは、まるで、チンパンジーに無茶苦茶にキーボードを叩かせていると、いつかは小説が生まれると言うのに等しいことです。

    意味が生まれるというのは、固体が発生するということですから、そんなことは先ず、有り得ないと考えてしまいます。

    これは未知の世界のことであり、現代の進化論でも解明されていない領域です。

    しかし、全く手が出ないわけではありません。これに答えることができるヒントはあります。

    それは赤の女王の命令を実施している「何か」を仮定することです。

    私は、それをフラクタル構造《仕組み》と考えています。

    フラクタル構造が、その《仕組み》であり、その仕組みが内的時間をつくりだすと考えているのです。

    何故、そのように考えるかということですが、それは入れ子の自己相似な構造と無限ということに関係してきます。

    これがヒントです。


    これによって生成された内的時間によって、ランダムな組み合わせでも、意味を生むことができるのです。

    チンパンジーに無茶苦茶にキーボードを叩かせていても、いつかは小説が生まれるのです。


    そのヒントを種明かしましょう。

    内的時間をつくりだし、時間の壁を破るフラクタルの式の意味を考えることです。赤の女王の仮説の真髄が、まさにここにあるのです。

    実は、岩田氏が赤の女王の命令を受けて?フラクタルに取り組み、時間の問題を解決したことで、それで証明されているのです。

    岩田氏はラピッド法によって時間の壁を破ったのです。ここに答えがあるのです。

    その知見を理解すれば、個体発生における系統発生では数十億年かかるはずが9ヶ月に時間短縮されたその方法、つまり、赤の女王の仮説の真髄、つまり、進化のゲーム(ランダムから意味=命が生まれる)の謎も解くことができるのです。

    ただ、残念なことに、その知見の核心は未公開になっていますから、私達が知る由がありません。

    しかし、個体発生が確実なように、ある原点から、ある遺伝子でスタートすれば一度発生したものは確実に、しかも、時間を短縮して系統発生するという仮説を信じるならば、私達も、ある原点から、ある条件でスタートすれば、岩田氏の知見、ないし、それに近いところに到達するかもしれないのです。

    それを期待して、このシリーズを展開しているというわけです。さて、どうなるでしょうか。
    続く

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