思考の武器としての複素平面(ガウス平面)
＜観念的同時の認識の深化＞

既に、四次元能では、初めの物質はヘリウムであり、陽子（２）と中性子（２）の四つの粒子が正４面体を形成して、空間を閉じ込めたと言ってきました。

「六角形は安定のシンボル（３）」
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100074408050

四次元能では、水素は正４面体を形成する前の段階なので、物質とはしていないのですが、「正４面体イデアはまるで生き物」http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100083371743で述べたように、粒子（陽電子と中性）が正４面体の頂点を形成するのであり、正４面体はイデアであるとしていますので、粒子は物質ではないという点でPS理論と同じ土俵に立っていると言ってよいでしょう。

この当事はPS理論を適用する前のことでしたので、ヘリウムが物質の初めであり、「水素は物質ではない」としていますが、この場合の物質を、水素を２次元物質である」としていますので、水素が物質であることには違いありません。

つまり、３次元物質の初めがヘリウムであるということであり、２次元と３次元の違いを強調したにすぎません。

PS理論では、陽子（凸i）＊電子（凹i）⇒水素（凸：+1）と表現していることからも分かる様に水素は３次元物質です。

水素とヘリウムの違いは空間を閉じるか閉じないかの差があるのですが、これが何を意味するのかについては別途にしたいと思います。

ようやく、無機的な森羅万象についても精神（イデア）から生成されるということが原子方程式からも言えそうだというところまで来ましたので、何故、陽子・電子が物質ではなくイデアと言えるのかということに入って行きましょう。

それには精神体という概念を理解する必要があります。精神体とは一体何なのでしょうか。

PS理論がユニークな点は精神と物質というような異質なものを同時に扱うことであり、そのために強力な思考の武器を持っているということです。

その思考の武器が複素平面(ガウス平面)であり、この武器が如何に強力であるかは、複素平面上に単位円を描くことで、人間が現象する前の領域(背景)の正体を全てカバーできることです。

更に、その適用範囲は人間だけでなく森羅万象の領域の全てをカバーしてしまうことです。

続く。