外の現実が内の現実になる
＜四次元能版：新世紀エヴァンゲリオン：ガウス平面上の認識位置特定システム（GPS：Gaussian plane Positioning System）＞



外にある現実が内にある現実に変換されることになるのですが、それは解釈が入ることになるので、一致しないのが当然なのです。

これがGPS変換の原理５：「外の現実が内の現実になる」です。

これは実在するものだけが現実である実在的世界観、存在(現象)したものだけが現実であるという唯識的世界観の違いにもなっていきます。

GPSの原理５に従うと、外から光が入ってきて、それがスクリーンに映し出したものだけが認識できるという考えになります。

見れども見えずといいますが、これは、光が物体の情報を網膜に運んできているにもかかわらず、心がそこにないと意識されないことを言いますが、言い方を変えると、外から光が入ってきても、それがスクリーンに映し出されなければ認識したことにならないということになります。

外の世界には物があるかもしれないが、それは直接には認識できないし、認識されたものだけが現実の世界であるというこうした考え方は唯識的な考え方ですが、四次元能では外にある世界を全く認めない訳ではありません。

ただ、外にある世界は無限であり、それを人間は認識することはできないということを忘れてはなりません。

人間はスクリーンに映った外の世界から切り取ったイメージを見て、外の世界を想像するしかないのです。

続く