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  • from: 生成門さん

    2012年09月23日 10時35分04秒

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    認識のリサイクルモデルの応用

    認識のリサイクルモデルの応用
    <四次元能版エヴァンゲリオン:内部観測と三角錐>

    知の脱構築のダイナミズム(運動)
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111504689
    の続きです。

    認識のリサイクルモデルを使って具体的に応用してみましょう。辻下氏は数学に応用していますが、四次元能はシステムに応用してみます。


    契機モデルは存在の様式であり主体が存在しません。ですから、ここに主体を出現させて三角錐を形成しなければなりません。

    今はシステム構築が例ですから、主体はシステムエンジニアということになるでしょう。先ず、個別の存在ですが、これは主体が現れると対象となります。

    システム構築では、その対象は業務(仕事)です。システムとしては何でも良いのですが、例えば、予約、在庫、検索、気象、貿易、企業システムなどです。

    どんな個別のシステムでも、その対象となる業務がありますが、その業務のすべてがシステムになる訳ではありません。システムエンジニアの視点によって業務から切り出されたものがシステム化されるのです。ですから、業務(対象)を記号化して表現された物がシステムと呼ばれるものになるのです。

    当然、システムエンジニアはシステム構築方法論をもっており、それによってシステムを構築するのです。従って、このシステム構築を分解すると、更に、ミクロな三角錐(記号過程)が現れてきます。

    一方で、システムを構築する場合、いきなり対象となる業務をシステム化することはありません。システムエンジニアは、対象となる業務をじっくりと観察して、それをモデル化します。モデル化するということは、例えば、予約なら誰がいつどのように予約するのかを調べて抽象化するということです。個別の予約という事象を顧客の到来・受付・登録というカテゴリで纏めるのです。この段階では、あまり条件は厳しく考えません。容量とか時間は無視します。条件を厳しくして考えるということは、実際に即すると言うことですから個別に近寄って行きます。従って、一般と個別は相対的なのです。一般的とは理論的であり、個別とは実践的なのです。ですから、現実を観察してモデルを形成する方法がとられるので、この一般と個別の間は帰納的アプローチとなるのです。

    ただし、ベテランのエンジニアになると頭に中に予約システムとはこういうものというような概念的モデルがありますので、観測や調査は一応しますが、演繹的なアプローチをすることがあります。それでも頭に中にある概念的モデルは、経験から積み上げられたものですので、帰納的が主であるといっても良いでしょう。しかし、一旦、開発をスタートしてしまうと、個別と一般の間を頻繁に往来しますので帰納的と演繹的が混在するアプローチとなるのです。

    これでシステムが完成すると稼動するのですが、多くの場合、システムは例外や想定外が発生してその度に修正が施されます。戦略システムになるとビジネスの成否を握ることにもなりますので、そのモデルがどうであるべきかの判断はより重要になってきますが、そうなると個別システムから帰納されたシステムではラチがあかないことになります。何故なら戦略システムなどは個別のシステムとしては存在しないからです。

    個別のシステムとして存在しないシステムを構築するには何かしら仮説を立てなければなりませんが、その仮説はどこからもってくればよいのでしょうか?

    現実の個別システムの中にないならば、もう一段上の抽象的なモデルが必要になるでしょう。それを供給するのが普遍的概念です。

    戦略システムなどのような個別のシステムとしては存在しない場合だけでなく、一般的なシステムでも普遍的概念が必要となるときがあります。

    従来の理論や方法論では、システムリニューアルコストがかかり過ぎるなどの理由で破綻する場合です。多くに場合は、破綻しても相変わらず、同じモデルを使って小手先の修正で済ませてしまことが多いようです。

    やはり普遍的概念が求められるのは、より高度な領域であり、例えば、知能ロボットのようシステムの場合でしょう。この領域になると、もはや、一般システム理論(帰納されたシステムとはこうあるべき姿)ではどうにもならなくなくなります。生命システムとは何かまで普遍化した概念でなければならないからです。いずれにしても、革新的な普遍概念を取り入れた一般システムが供給されると、再び、一般と個別の相互作用は活発化するでしょう。

    この普遍と一般の間の相互作用は認識のリサイクルの中では特に重要な位置を占めています。単純に普遍と一般と個別がぐるぐると廻るのではないということです。

    ではどのようにして一般と普遍との間の相互作用が起きるのかを詳しく見ていきましょう。

    図では一般システムの綻びから形式世界が飛び出してきていますが、これが認識のレベルアップの契機です。つまり、存在の様式の「一般」というのは三人称の認識ですが、それが認識のサイクルでは三角錐となって内部観測を構成していますが、一旦、内部観測から飛び出す必要があるのです。

    言い換えると、ここで認識の主体をはずして存在の様式に戻るのです。存在の様式に戻るということは、一般と個別の間の矛盾を客観的に三人称で認識するということです。この場合、三角錐は一旦忘れます。矛盾を明証することが重要なのです。これが普遍への契機となるエネルギーを与えることになるからです。

    残るは普遍と個別の相互作用ですが、直観的に啓示を受けたシステムなどですからシステム構築に於いては余りないと言っても良いでしょう。職人芸や芸術的閃きなどはこのケースでしょうね。

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