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from: 生成門さん
2012/10/10 11:30:14
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イニシエーションとは始原《イニシャル》に向かう意味であり、再生するために死へ向かうことである
イニシエーションとは始原《イニシャル》に向かう意味であり、再生するために死へ向かうことである
<四次元能版エヴァンゲリオン:イデア進化論=SF能>
イニシエーションがクォータニオンを発見する契機となったか?
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111778611
の続きです。
死へ向かうことを「イニシエーション的死」(M.エリアーデの概念)と呼んでいるのですが、これはまさに混沌からの再生という宇宙論的プロセスと結びついているのです。
高山氏の「コール・リッジの芸術論の形成」
一極理論と無意識概念の系譜一
http://repo.lib.hosei.ac.jp/bitstream/10114/4324/1/kyoyo32_takayama.pdf
に戻ってみると、コール・リッジはクサヌス系の無限の宇宙観の影響があるようですので、東洋的な陰陽論や唯識と深い関係を持っていても何ら不可思議ではないようです。
これでコール・リッジの思考の系譜とその思考の本質が掴めたようです。それはまず現実と理想の対、陰陽の二項の対があって、理想を現実の単なる否定としてではなく、否定を通して再生するという三項関係に持っていくという思考です。思考というよりも認識モデルとも言って良いでしょう。
コール・リッジはユニタリアン(単一思考)からトリニタリアンに変身したと言ったのですが、三分法信奉者にはクォータナリアンとトリニタリアンの思考の系譜があり、ねじれ関係になっているとも言いましたので、コール・リッジはトリニタリアンというよりクォータナリアンというべきでしょう。
しかし、クォータナリアンは四元数主義者(クォータニオン派)ではありません。しかし、ハミルトンはコール・リッジにトリニタリアンというよりクォータニオン派に近いクォータナリアンともいうべきものを感じとったのかもしれません。
コール・リッジは現実と理想を媒介するものとして死へ向かうこと三項を考えたのですが、それをM.エリアーデが「イニシエーション的死」と呼んだ事は、非常に重要なことを示唆しています。イニシエーションとは始原《イニシャル》に向かう意味であり、再生するために死へ向かうことなのです。
続く-
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