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シムダンス「四次元能」

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  • from: 千田さん

    2017年07月04日 22時12分25秒

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    ヘルメス文書「ポイマンドレース(日本語訳)その2」

    (2)-2

    これら生き物とは別に、
    万象の父、生命と光たる叡智は、
    自身の似姿として、《ひと》を産み出した。
    それは父の姿を持っており
    余りの麗しさであったが故、
    正統な生まれのものとして愛された。
    いかにも、神は自らの形態形状を甚だ愛したので、
    自らの造り出したもの達の全てをこれに与えた。
    けれども《ひと》は、
    造物主による万物の創造を見てこれを知り、
    自らもまた是非ともこの仕事に携わらんとした。
    かくして《ひと》は父から離れ、
    万物生成の天球の中に身を置いた。
    もてる力の全てによって、
    《ひと》は七人の支配者による
    万物生成とその創造を学んだ。
    彼ら七人の支配者は《ひと》を愛し、
    各々が治める所を《ひと》に分担させた。
    《ひと》は熱心に学び、その核心を理解し、
    自然の働きを担うようになると、心を決めた。
    この円蓋の境界線を貫いて飛び出し、
    創造の火の下におわす方の力の何たるかを探ろう、と。
    限りある命の中で蠢いている、
    道義の無いもの達の世界。
    それを統べる全権力を持っていた《ひと》は、
    屈み込んで星辰界と月下界の釣り合いから
    下界を覗きみた。
    この時円蓋の境界線の張力を突き破った為、
    《ひと》はその晴れやかな麗しい神の似姿を、
    下界に生まれ付いた自然物に、
    はっきりと見せてしまった。
    下なる自然は《ひと》を見て、
    その尽きる事のない美貌、
    七人の統治者達の全ての作用力、
    そして神の似姿に、
    愛情からの微笑みを投げかけた。
    「水」の中に《ひと》のすがたを、
    「地」には《ひと》のかげを、見たのである。
    《ひと》は下なる自然の「水」の中に、
    己のすがたが映っているのを見てこれを愛し、
    それと共に在りたいと願った。
    その想いは直ちに作用し、
    道義なき形姿を生み出した。
    今や下なる自然は
    あれ程に焦がれたものをしっかり捕まえて、
    《ひと》をすっかり包み込み、混ざりあった。
    彼らは互いに愛欲に陥ったのである。
    かくして人間は、
    地上に生きるもの達を超越しており、
    二重性を持っている。
    即ち肉体の故の限りある命、
    本質的な《ひと》としての不死。
    万象への権限を持っていながらにして、
    しかし運命に従属するが為に、
    死すべきものとして苦しむ。
    全ての強制力を超えるものでありながら、
    その調和力に従うの下僕、奴隷でもある。
    父なる神は男でも女でもあり
    「眠らぬもの」であったから、
    そこに由来する人間もまた、
    両性具有でありふたなりであり
    「眠らぬもの」である。」
    こういう話の後に、私は言った。
    「わが叡智よ。
    私も《道義》と共に在りたいと思います。」
    するとポイマンドレースは言った。
    「これは今日のこの日まで隠され、
    秘密を守られてきた奥義である。
    《ひと》と混ざり合った自然は、
    まさに驚くべき奇跡を引き起こしたのだ。
    私が既に語ったように
    「火」と「霊」から七人は生まれたのだが、
    その親和力の性質を《ひと》が持っていたので
    自然は、男でも女でもある七人をうんだ。
    七人の統治者の性質に従って
    それらは、崇高かつ荘厳なるものであった。
    「こうした事共の後には・・ああ、ポイマンドレースよ」
    私は言う。
    「私は今や先を聞きたくて仕方が無いのです。
    本筋から離れないで下さい。」
    しかし彼は言った。
    「沈黙のままに。
    始めの主題は
    まだ明かされてはいないのだ。」
    トリツメギストス
    「御覧あれ、私は沈黙を守ります。」
    ポイマンドレース
    「こういうわけで、彼ら七人の誕生が起こったのだ。
    「風」はか弱いもの「水」は結合を望むもの。
    「火」から熟成を「エーテル」からは生気を受け取った。
    かくして自然は、
    《ひと》のかたちに倣って肉体を造り出した。
    《ひと》は命と光から、
    魂と叡智へと生まれ変わった。
    命が魂に、光が叡智に、である。
    そして、それ故に感覚界に属す全てのものは、
    周期の最後の時まで、
    そのままに留まった。
    総ての種族の生み出される生成のその時まで。
    さあ、聞くが良い。
    お前があれほど聞きたいと望んだ、
    話の残りを。周期が充ちた時、
    万物の結び付きは緩みかつ解かれた。
    神の意志である。
    かくして、生きとし生ける被造物と《ひと》は
    両性具有であったが、
    緩みかつ解かれて、
    かたや男となり、
    同じように、一方は女となった。
    その時間髪いれず、
    神の聖なる言葉が、発せられた。

    『増えよ増えよ、満ち満ちよ。
    汝等、生き物よ、造られしものよ。
    かのものに叡智を授け、
    己の不死なるを知らしめ、
    愛欲が「死」の由縁たる事、
    一切のかくあるを学ばしめよ』

    神がこのように言った時に、
    「運命」と「調和」を基にして「摂理」は、
    この接合という事を決まりとした。
    かくして「生殖」が打ち立てられたのだ。
    そして、万物はその種族毎に殖えていった。
    その中で、自己自身を識るものは、
    善徳に至るあらゆる道を見出す事が出来た。
    けれども、愛欲の過ちを通ってきたものは、
    身体のみを愛し、暗闇を彷徨い、
    感覚しうるだけの
    分かり易いものの内にのみ留まって、
    死を齎すものに
    甘んじねばならなくなった。
    トリツメギストス
    「しかし、何故彼らはあれ程に無知蒙昧な罪を、
    不死性を剥奪されるような事を犯すのだろう。」
    ポイマンドレース
    「お前は、お前の聞いたはずの事を、
    分かっていないとみえるな。」
    トリツメギストス
    「恐らくは、貴方にはそう見えるでしょう。
    しかし、理解しています。
    そしてそれらを憶えています。」
    ポイマンドレース
    「そなたが左様ならばうれしいぞ。
    お前が理解するならば。」
    トリツメギストス。
    「教えて下さい。
    何故に彼ら死の内に囚われたものは、
    死ぬべき運命なのかを。」
    ポイマンドレース
    「何故ならば。嘆かわしく惨めな闇が、
    それぞれの身体以前にあり、
    その暗黒とはじめじめと湿った自然であり、
    そのじめじめした自然からうまれた肉体は、
    感覚界に帰属している。
    死はここから溢れてくるのだ。
    汝、このように理解せよ。」
    トリツメギストス
    「しかし一方で、
    おのれ自身を識るものは何故、
    神の御元に帰属しうるのですか?」
    ポイマンドレース
    「神の言葉がこう言っている。
    万物の父は命と光から構成され、
    そこから《ひと》が生まれたのだ、と。」
    トリツメギストス
    「とても良く分かりました。」
    ポイマンドレース
    「まさに。神つまり父は光そして命。
    《ひと》はそこから生まれたのだ。
    お前はこれを学び、
    そして己自身の命と光より来たるを信じるならば、
    お前は再び命へと回帰しうるであろう。」
    トリツメギストス
    「しかし、更に教えて欲しいことがあります。
    我が叡智よ。如何にして私は命へと回帰するのでしょう。」
    ポイマンドレース
    「神はかく言われた。
    人間に叡智を授け、留意せよ、熟考せよ、
    そして自分を識れ、と。」
    トリツメギストス
    「全ての人間が叡智を持っている訳ではないのですか?」
    ポイマンドレース
    「お前の言ったことに留意せよ。
    我、叡智は、
    聖なる者、善き者、清き者、慈しみある者、
    即ち慎重かつ敬虔な者たちの下に来たる。
    私の訪れは、そうしたもの達の助けとなる。
    そして、直ちに彼らは全てを悟り、
    愛情をもって父に和み、祈る。
    子から親への想い、天賦の愛の下に、
    父の法へ向き直り、心の命ずるところに従って、
    神を讃え感謝し、そして聖歌を捧げるであろう。
    それとは反対に、その肉体を死に譲り渡す前に、
    彼らは感覚(的なもの)を憎んでいる。
    それが如何に働き、
    どう作用するかを知っているからだ。
    寧ろ、叡智である私が、
    肉体において起こる感覚の働きと作用が、
    完全に成就してしまうのを許さない、
    とこそ言うべきか。
    運び手として門番として、
    私は邪悪なものの侵入を防ごう。
    そして汚濁の欲望の誘惑を断ち切ろう。
    けれども。
    愚かな者、悪しき者、邪な者、
    妬み嫉む者、血を好む者、
    神聖を汚す者共からは、
    私は遠く隔たった所に居る。
    こうした者共の事は、
    復讐を旨とする鬼神ダイモンに
    全てを一任しているのだ。
    それは者共に鋭い火を点け、
    それは者共の感覚を刺し貫いて、
    更なる邪悪へと駆り立てるのだ。
    果てなき懲罰を受ける事になろう。
    このような者共は、
    満たされない色欲と
    飽く事無き劣情の決して止む事無く、
    いつまでも暗闇で足掻いている。
    ダイモンは間断なくこれを悩まし苦しめ、
    益々の火を焚きこむのだ。」

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