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シムダンス「四次元能」

シムダンス「四次元能」>掲示板

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ここは自己生成の門ーーー宇宙の原理「動的作用反作用」を使って精神革命の臨床実験中!

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  • from: 生成門さん

    2008年12月23日 12時20分42秒

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    宇宙の法則の図(3)

    宇宙の法則の図(3)<補完共振>宇宙の生成は、空=生成卵から始まります。この生成卵=0ポイント=特異点が揺らぎ、空が分裂して四次元の対称性が生まれます

    宇宙の法則の図(3)
    <補完共振>

    宇宙の生成は、空=生成卵から始まります。この生成卵=0ポイント=特異点が揺らぎ、空が分裂して四次元の対称性が生まれます。これがイデアです。この虚=イデア(陰陽)が三次元の対称性(陰陽)を生み出す力となります。虚は回転して、三次元の実軸を生みます。これによって三次元の物質的対称性が生成されるのです。ですから、生成は空即是色=空→色です。これに対して、消滅は色即是空=色→空です。再び空に戻り、リサイクルするのです。ただし、物質の生成消滅は階層構造となっていますので、物質の高度化が起きて、その上に生成消滅のリサイクル構造が出来ます。上のサイクルがなくなると下のサイクルに落ちてくるのです。最後は、生成卵に戻ります。

    この階層構造は物質だけにはとどまりません。物質の上に非物質の対称性が生まれてくるのです。この非物質も三次元の現実です。これが消滅すると、それを支えている物質の世界に落ちてきます。ここで非物質は実軸に現れますので、最初の虚軸のイデアとは区別されなければなりません。三次元でも四次元の虚軸はいつでもあるのです。虚軸は空が支えて、三次元の生成消滅を媒介しているのです。

    非物質は反物質とは違います。反物質は物質の対称性の片割れであって、物質を陽とすれば、陰に当たるものです。三次元対称性が破れることがあるので、片割れが姿をあらわさないことがあるのです。でもどこかに隠れています。

    概念=善悪、上下、左右のような非物質を虚軸ではなく実軸に持ってくることに違和感があるかもしれませんが、物質と言っても、それは私達の精神が作りだした観念にすぎません。ですから、物質と概念・観念も区別する必要はないのです。もともと非物質な虚=精神から生まれてきているのですから。実とは、私達に見えるもの、表現できるもの、形のあるもの、ということにします。虚とは、精神と同じ非物質ですが、根源的なもの、私達に見えない、表現できない、形のないイデア、四次元性ということにします。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月23日 11時46分16秒

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    宇宙の法則の図(2)

    宇宙の法則の図(2)<補完共振>宇宙の法則には対称性の原理、生成消滅の原理を基本として、ダイナミックな構造を持っています。宇宙の法則を複素平面を使って

    宇宙の法則の図(2)
    <補完共振>

    宇宙の法則には対称性の原理、生成消滅の原理を基本として、ダイナミックな構造を持っています。宇宙の法則を複素平面を使って表現すると、虚軸=四次元=イデアと実軸=三次元の現実=物質と非物質となります。虚と実が交差する原点は、生成消滅する特異点であり、カオスの場所であり、中間の状態です。実軸は、三次元の現実が現象化する世界ですが、非物質的三次元も現象化します。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月22日 19時05分38秒

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    宇宙の法則の図(1)

    宇宙の法則の図(1)<補完共振>宇宙の法則とは、対称性の原理、生成消滅の原理、色即是空・空即是色、対称性の破れを含みます。生成とは空即是色、消滅とは色

    宇宙の法則の図(1)
    <補完共振>

    宇宙の法則とは、対称性の原理、生成消滅の原理、色即是空・空即是色、対称性の破れを含みます。生成とは空即是色、消滅とは色即是空です。色には、対称性が陰陽としてあわられます。しかし、 対称性は破れるので、陰が支配したり陽が支配したり、どちらでもない状態が中間体として現れたりします。対称性は、物質のレベル、生命のレベル、人間のレベル、社会のレベルなどで、それぞれの対称性が現れます。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月22日 18時53分56秒

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    三次元と四次元の現実

    三次元と四次元の現実<補完共振>宇宙の法則に基づき、三次元と四次元の現実を示します。

    三次元と四次元の現実
    <補完共振>

    宇宙の法則に基づき、三次元と四次元の現実を示します。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月22日 14時31分54秒

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    光は満身創痍のよれよれ

    光は満身創痍のよれよれ<ティトムとの共振>今回の舞台はオデッセイ24「一枚の銀河の絵」、更なる、宇宙生成モデルの進化の続きです。下記を参照してください

    光は満身創痍のよれよれ
    <ティトムとの共振>

    今回の舞台はオデッセイ24「一枚の銀河の絵」、更なる、宇宙生成モデルの進化の続きです。下記を参照してください。
    http://momloveu.com/titom-j/index.files/Page1836.htm
    以下、その編集的引用です。


    真空の閉じ込めにより時間が間延びして、止まるのは特異な場所であり、脳内はそういう特異な場所の一つです。天体と原子、脳に見つかったこのような特異な場所=領域を「ティトム球の中心」と呼びましょう。引き伸ばされた瞬間は現在を中心に未来と過去の両サイドにぐーンと伸びます。YouTubeのバッファリングみたいです。動画の再生はバッファ機能を上手く使って限られた記憶領域に情報を蓄積して、あたかも連続して再生しているかのように見せる電子的自動の仕組みです。この仕組みの概要は次の通りです。最初にダウンロードした情報を再生している間に、次の情報をダウンロードします。再生がすべて終らない内にダウンロードを済ませるのが、スムーズに再生する条件となります。再生がすべて終ってもダウンロードが終らないと再生ができないので途切れてしまいます。このタイミングが大事ですが、それはダウンロードのスピードとバッファする容量との兼ね合いで決まります。

    真空がラッチされ時間が保持されるというのは、このバッファのことをいっているのです。バッファとは容れ物ですから、その大きさは記憶容量に相当します。記憶されるのは情報ですが、次にダウンロードするまでの時間が保存されたと考えて良いでしょう。

    三次元でも時間が空間に保存される例は沢山あります。貯水地、銀行、冷凍、倉庫、脂肪、フェイント、キャパシタ、電池、タンク、ダム、財布、ボトル、冷蔵庫、その他です。このように空間を利用して時間が保存されてエネルギー、物質に変換される仕組みが、三次元でも自然に、人工的にも出来ています。この再生されている現在の情報と、すでにダウンロードされて蓄積されている過去の情報やこれからダウンロードされようとして回線を走っている未来の情報は待ち行列をなしています。その行列の差はどこにあるのでしょう。ここにも状態を二分する力があります。状態を二分する力というのは、状態をどちらかに分離する峰のようなものであり、ダウンロードの例でいうと、再生が連続するか、途切れるかの境目です。その鍵を握っているのは、ダウンロードのスピードとバッファする容量との兼ね合いになると既に述べました。空間であるバッファの容量には限界がありますので、ダウンロードのスピードが早くても、情報は溢れてしまいます。つまり、時間の進みは抵抗され、ダウンロードのスピードは低下するのです。この場合の分離パラメータは、ダウンロードのスピード、即ち時間です。

    「ベリリウム変遷」の説明のときに、回転力が早くなったために、直交座標空間が生成されたといいました。回転力とは別に、三次元空間には摩擦がそこかしこに存在しています。その摩擦の最大のものが時間の壁になるのです。ダウンロードでは時間は回線スピードで決まるのですが、宇宙では何で決まるのでしょうか。

    HII領域に水素原子が生まれ、事象の地平面が形成され、直交座標が生まれました。そして、ラッチする真空(逆流させないバッファ)を水素原子が取り込んだときに時間が生まれたのです。従って、この時間が状態を二分する力です。もうひとつ、アンドロメダ銀河と銀河系では時間は同じでしょうか。時間に鈍感な私達の生命体ではあまり問題にならないのですが、時間が鍵を握る例は沢山あります。例えば、生活に必要な水はダムが渇水するかどうか、即ち、降水にかかっています。つまり、降水が時間の壁となります。しかし、同じダムでも地域差があります。そのダムの状態がどのようになっているかで状態を二分する力は違うのです。それを浮かび上がらせるのは、その地域の降水量、即ち、地域毎に時間です。

    同様に、両銀河のケースでも、現在どのような回転をしているのかを浮かび上がらせるのは時間の状態を二分する力です。しかし、両銀河の状態を二分する力はそれぞれ違うでしょう。宇宙の中では、時間の流れ方はローカルです。それは最終的にはティトムの正四面体の渦の性質で決まってくるのです。HHスパイラルの中心の絶対回転から、その銀河がどれくらい回転に対して摩擦を起こしているかで時間の性質が変わるのです。これは鉄原子までの核融合の進み具合でも違う、という言い方もできます。進み具合が早い方ということは時間の進みも早いということです。

    銀河も鉄原子もサイズは違いますが、それぞれ個性豊かなモナドです。その無数のモナドが半径137億光年の球であるティトム天球の中にひしめいており、メタ銀河の泡構造と共に、ローカルな時間の流れ方によるモザイク模様を呈しているのです。そのように考えると不思議なことが分かります。

    ビッグバンから5億光年たった銀河の光は、これらモナド達のモザイクを突き抜けてきたと考えられます。当然光が通る近辺の空間は歪んでいますから、あっちへ曲り、こっちへ曲りしてハッブル望遠鏡に飛び込んできた時は、満身創痍のよれよれの光、赤方偏移の垢にまみれているということになります。

    光の通り道によってはモザイク状が違うでしょうから、その距離の遠さを考えると光の偏移に大きく差がでるでしょう。その偏移の差は、同時に、モザイク状ティトム天球の状態を示していることになります。このことは宇宙のその先を考える大きなヒントになります。

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    2008年12月22日 14時11分47秒

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    脳は時間が止まる特異な場所

    脳は時間が止まる特異な場所<ティトムとの共振>今回の舞台はオデッセイ24「一枚の銀河の絵」、更なる宇宙生成モデルの進化の続きです。下記を参照してくださ

    脳は時間が止まる特異な場所
    <ティトムとの共振>

    今回の舞台はオデッセイ24「一枚の銀河の絵」、更なる宇宙生成モデルの進化の続きです。下記を参照してください。
    http://momloveu.com/titom-j/index.files/Page1836.htm
    以下、その編集的引用です。


    銀河サイズで未来を見つけられないかとチャレンジしてきました。そしてティトムはモナドであり、未来は過去であり、しかも無限であるところまできてしまいました。これは、かなり、危ない橋ですが渡ってしまったので、後は突き進むしかありません。何はともあれ、未来が垣間見えたのは電子雲のお陰です。礼を言っておきましょう。

    さて、時間は間延びしたり、逆行したり、無限だったり、保存されたりするというところまではきたのですが、電子と時間の関係はどうなっているでしょうか。モナドによれば、電子も未来への予定調和が組み込まれているようです。宇宙はこの先銀河の衝突がおきようが調和が準備されているということです。それはいいことです。しかし、問題があります。過去の予定調和とはどういうことなのでしょうか。

    過去が予定調和するというのは、時間が保存されるということです。時間が保存されるというのは、時間量=エネルギー+物質なので真空が閉じ込められるということに等しいのです。つまり、ラッチする真空が過去の時間を保持しているということになります。つまり、過去が記憶されるということです。しかも、それは形に現れます。地球では遺跡、化石などです。遺伝子なんかも過去を記憶しているといってもいいのではないでしょうか。「宇宙は記憶する」を参照してください。
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100072763627

    真空は未来をもラッチするのでしょうか。モナドならば、未来は予定調和するのですから、時間が保存されるということです。時間が保存されるというのは、時間量=エネルギー+物質なので真空が閉じ込められということです。従って、真空は未来をラッチしていることになります。ただ、未来を記憶するとはいわないのですから、形として示すことはできません。ワープして未来にいってきて予定調和されていることをレポートすることができればいいのですが、そうはいかないので残念です。私達は三次元で生きているので、時間は空間と分離されているのです。従って、四次元的に時空が一体となっている状態を日常の生活では気づくことは殆どありません。

    しかし、よくよく吟味してみると未来がラッチされていると思われる事象は結構ありそうです。銀河で探す前に、私達の身の回りで探して見ましょう。そうすれば未来がラッチされているという意味も理解できるはずです。検証はできないのですが、霊媒者が鋭い予感を感じる時とか、動物の地震予知行動などは、未来がラッチされている例と考えても良いでしょう。

    経営のシーンでも、フィードフォーワードという概念が使用されます。これは未来の先取りする手法であり、未来予測とは違う手法です。予測とは現在から未来に延長して、変化を推量するものです。
    フィードフォーワードというのは、未来のビジョンを想定して、そこから現在を設定するという手法です。これは、未来を記憶しているとは言えないのですが未来をラッチしていると言えます。

    つまり、未来のビジョンを脳にしまいこんだということは、脳の真空が未来をラッチしたということです。その結果、脳が勝手に働き、私達の外部の三次元の時間とは異なる脳内時間で働き出すのです。これは脳というモナドが未来の予定調和に向けて、他のモナドと協力して動き始めることを意味します。すでに脳には未来がラッチされているのです。つまり、時間がラッチされているのです。

    瞑想というのも一つのラッチの例です。瞑想すると、脳というモナドが未来の予定調和に向けて、潜在意識モナドと協力して働くということです。この時、脳はすでに未来がラッチされているのです。つまり、時間がラッチされているのです。

    もう一つの例として、正のフィードバックという現象があります。これは「それいけどんどん」という前に突き進む現象です。「嵩(かさ)」にかかる現象だと思えばいいでしょう。このケースで代表的なのが温暖化による気候変動です。

    正のフィードバックが未来をラッチするというのはこういうことです。正のフィードバックというのは、初めは微々たる変化であっても、その変異が勝手に増大し、系に不安定をもたらします。増大する時間は、三次元的時間ではありません。つまり、直線的因果関係では事が進まないのです。非線型であり、原因に複数の未来が含まれているという意味で、未来をラッチしています。温度が1度上昇したらこういうことが起きると予想するのは当てにならない疑似予測です。非因果的事象は線型的手法では予想ができないのです。気候変動の内部は、私達の三次元的因果律ではなく、小さな揺らぎが大きな変動をもたらすという複雑系が含まれています。そこでは、私達の時間とは別の進み方をするのです。四次元の時間で動くのです。これは非常に危険な現象です。気候変動は、専門家の三次元的時間シミュレーションよりも早く進むのです。それは、気候変動には非因果的作用が隠れているからであり、内部時間が間延びして、その時間に、より多くの作用が関係して増幅されるからです。私達の時間の一時間が、間延びして一年になれば、それだけ事態は進行していることになります。その時間経過は測定にからないから認識できないのです。

    正のフィードバックは悪いことばかりではありません。身近にはいい例もあります。生命は瞬時に判断する時に正のフィードバックを利用しているのです。例えば、瞑想による悟り、閃き、寒い時にゾクッとする感じ、咄嗟に避ける時とかです。命に関わる時は、ゆっくりとはしていられません。その時は脳がフル回転するのです。その結果、私達の時間では瞬時ですが、脳内では時間が間延びするのです。その間に脳内では、あらゆる情報が集約され協同して、予定調和に向って突き進みます。この変化のプロセスは、非因果的であり、未来がラッチされています。私達はそのような現象を、御告げ、啓示、閃き、あっは、死線を彷徨ったなどと表現する様です。

    高いところから落ちる瞬間に、その落ちるまでの時間がゆっくりと流れる感じを経験したことがあるでしょうか。その時に死んでいたらこういう報告はできないのですが、まさに死線を彷徨った時は、そういう感覚なのでしょう。これは三次元の時間ではありません。四次元の時間というしかないでしょう。脳内の時間と空間が歪み一体となり、時間がゆっくりと進むのです。外部からみたら、その時間は、三次元の時間だから瞬時です。

    野球でもボールが止まって見える時があるといいます。それは、脳内の時間と空間が歪み一体となり、時間がゆっくりと進むからではないでしょうか。外部からみたらその時間はボールがベースの上を通る瞬間です。この未来と過去の時間のラッチ(真空に閉じ込める)は、見た目は極めて短時間なので、因果関係は乱れてはいないように見えます。しかし、閃きの場合のように、その脳内のニューロンネットワーク・プロセスは電子のスピードであり、非線型なので、脳内では因果が乱れているといってもよいでしょう。未来と過去が錯綜しているのでしょう。

    生命の体内の化学反応は、少ないエネルギーで私達の時間感覚を超えて高速に処理されます。それはタンパク質の酵素による触媒効果といわれています。同じ化学プロセスを試験管で行うとすると天文学的時間がかかる様です。ここにも四次元時間=虚時間が関与していると思うのです。

    このように未来がラッチされ時間が間延びするということはどういうことなのでしょうか。宇宙では事象の地平面の近くでは、降着円盤が高速に回転するので時間が伸ばされるといいます。回転速度が速ければ速いほど真空に時間が長く保持されるので、それだけ時間が間延びするのです。つまり、過去も未来も引き伸ばされるのです。私達の時間は普通に進んでいるのですが、そこではゆっくりと時間が進んでいるということです。もちろん光でさえもゆっくり進むのです。

    しかし、私達の世界では、高速に回転するというものが見当たりません。それはどうしてでしょうか。都会の生活時間の進みと田舎暮しの時間の進みの違いがあります。それは意識の問題です。意識に、何か特別な時間があるのでしょうか。ティトムでは宇宙共通の時間というのはないのであり、すべてはローカルです。時間と空間は一体なのであり、その場所の時間の進みは、その時空の歪みによるのです。

    正のフィードバック、フィードフォーワードの場合も、脳内現象が絡んできているので、脳内では時間が間延びしていると考えればつじつまは合います。しかし、時空の歪みや回転とは結びつかないのです。HHスパイラルの、特に、中心部分の回転モーメントは極大となります。時間が限りなく引き伸ばされた領域であり、時間が止まった状態となり、何も存在しないと考えます。時間が止まるということは、過去も未来もないということです。従って、過去も未来は融合しているのですから、自由に往来できるということになります。

    このように時間が止まるというのは鉄原子核の中心でも同じです。HH天体の中心や、鉄原子の中心などは、そういう特異な場所なのです。脳内もそういう特異な場所なのでしょうか。タンパク質酵素にも回転があるのでしょうか。気候変動にも何か回転があるのでしょうか。

    真空の閉じ込めによる時間の間延びは強い回転力によってなされるのですから、地上でも作ることが可能な例があります。それは雪の六角形です。たぶん結晶は回転しているのでしょう。

    現在建設中の地上の太陽、核融合炉も、同様に真空の閉じ込めによる時間の間延びと戦っています。一億度は一秒間に相当します。四次元時間を獲得する努力を懸命にしているわけです。技術的にはヘリカルコイルの直径をどれだけ小さくできるかにかかっているようです。それができると回転が級数的に上がり抵抗が少なくなるのです。そうなれば時間が止まるということになります。

    後は、私達の意識が何故、今だけ、つまり、瞬間の連続なのかということです。この瞬間を間延びさせることができるのでしょうか。これを解明することが四次元能・シムダンス、トレジャーハンティングのテーマです。既にヒントはあります。

    危機を察知するのは正のフィードバック機構です。この瞬間は脳内の電子が物凄いスピード動いています。通常の何千倍、難万倍のスピード動くのでしょう。その証拠に心臓がドキドキします。エネルギーを大量に消費しているということです。それで脳の回転が早くなるのかも知れません。想像ですが、脳内はもともと真空を閉じ込めています。危機が察知されると電子が高速に回転します。つまり血流が高まります。時間がラッチされるのです。つまり、間延びするのです。一秒が一時間になるということです。それで情報が行列を作るのです。これがミックスされて危険回避の結論がでるのです。Yutubeのバッファリングと同様に真空を閉じ込めるバッファが時間の間延びを決めるのです。これが生成の原則の現れです。

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    2008年12月21日 10時09分08秒

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    対称性は宇宙の法則

    対称性は宇宙の法則<補完共振>四次元能は生成の舞いを舞います。生成とは、この世の現実を生み出すということであり、これを生成の原理といいます。ここでいう

    対称性は宇宙の法則
    <補完共振>


    四次元能は生成の舞いを舞います。生成とは、この世の現実を生み出すということであり、これを生成の原理といいます。ここでいう現実とは三次元の世界のことです。これと並行して四次元の現実があります。この二つの現実は区別される必要があります。何も断わりがないときは三次元の現実のことを言うことにします。私達の世界は三次元の現実=物で溢れています。これが私達の現実なのです。しかし、それは「この世は幻か」で示したように錯覚の現実でもあります。真正の現実は、実と虚で構成される複素平面上の現実なのです。つまり、それは四次元の世界の現実のことです。ここで四次元性とは宇宙精神のことであり、色即是空・空即是色で現されるもう一つの現実の世界なのです。色即是空の色とは三次元世界=物質的現実のことであり、空とは虚=非物質=イデア=精神の世界であり、色を生み出す生成の母体なのです。空即是色とは空から色が生成されることであり、これを生成の原理といいます。色即是空とは、色が消滅して空になることをいい、それを消滅の原理といいます。ですから、色即是空・空即是色とは、宇宙の法則=生成消滅の原理のことなのです。もっと言えば、生成消滅の原理とは対生成であり、対消滅なのです。何故「対」なのかというと四次元世界は、対称性(陰陽)=空が基本だからです。四次元世界の対称性(陰陽)とは、三次元世界=物質的現実に於いて、陰陽が分離して、陰と陽になることをいいます。
    空とは、陰陽渾然一体であり、カオスの中間状態であり、中性です。決して何もない無ではありません。あらゆる色を生み出す生成の母体なのです。ただ、色の状態は階層、入れ子、モナドですので、それぞれの階層においての陰陽があります。又、陰陽不分離がそのまま引き継がれて中間体として存在することがあります。更に、対称性が破れて陰と陽が存在することもあります。例えば、もっとも物質状態の小さなレベルでは物質と反物質という対になって生成されますが、反物質は私達の身近なところにはありません。宇宙のどこかにはあるのでしょうが、今のところ一部を除いて発見はされていません。電子と陽電子がそのいい例です。中性子、中間子が中間体です。私達に馴染みの対では電気のプラスマイナス、磁気のNS極です。私達が手に触れたり見たりが出来る物質の元になるのが元素ですが、これには電気的にプラス、マイナス、中性があります。磁気には中間体はありません。アルカリ性と酸性を示す対物質、中性があります。この中性が空を示すいい例でしょう。中性だからといって何もないのではなく酸性でもなくアルカリ性でもないという即非の状態なのです。生命段階になると雄雌と雌雄同体、人間ではスキゾとパラノ、その中間的気質などです。社会段階になると様々な対の価値観があります。それは、美醜、清汚、善悪、上下、右左などですが、これらの対=差異=区別は二元思考、二項対立といい、私達のコミュニケーションの基準となっています。

    このように色の世界は対称性で満たされていますが、その元は空であり、空が生成の母体なのです。ただ、色の中に空も混じっているのが面白いところです。陰陽図でも、すべてが陰と陽に割り切って考えているのではなく、陰と陽は時間と共に割合が変化すると考え現れています。月の満ち欠けと同じです。時間軸で考えると、陰陽が交代するようなダイナミズムがあります。それを、断面で見れば、陰陽が同時に中間体として存在することになります。

    纏めますと、対ないし中間体で存在することが三次元の現実ですが、その元は四次元の対称性=空からきています。空即是色とは、空=陰陽渾然一体=中間体=カオス=中性状態という四次元性から、色=「陰と陽」が分離して対で生成されることを表現しているのです。消滅は生成された対=陰と陽が、再び出会い中性状態=空になることを意味しています。四次元の陰陽渾然一体は三次元では、対生成されて、陰と陽に分離されますので、時間、空間的には、対称性が破れて存在することになります。つまり、色が対生成されるということは、陰と陽が分離した状態なので、それぞれは時間的にも空間的にも偏って存在することになるのです。例えば、私達の世界は物質だけで満たされています。これは見事な偏りです。この著しい偏りは、最も物質レベルの低い素粒子段階で起こるのです。空から物質と反物質が対生成されるのですから、物質と反物質が入り混じっていても良いはずです。ところが、物質と反物質が入り混じっていれば、たちまち空になってしまうのです。現実には、この世界は物質だけで満たされています。反物質が近くにないからです。反物質はどこに行ってしまったのでしょうか。反物質と物質が出会うと空になってしまいますから、私達の世界が消滅しないのは反物質がないからなのです。しかし、反物質が全くないわけではありません。例えば、電子と陽電子は物質と反物質の関係にあります。これらは、この三次元の世界に共存していますから、これらが出会えば消滅してしまいます。消滅しても、すぐに又、電子と陽電子は空から生成されるのです。このように素粒子レベルでは、色即是空・空即是色のサイクルがものすごいスピードで動いているのです。素粒子がダンスをしていると表現されるくらいなのです。ただ、物質はダンスパートナーがいないので、自分達で陰陽を作り出して、三次元の中でダンスを踊るしかないのです。反物質は身近にはないのですが、宇宙のどこかに隠れているのではないかと思われます。それが近づいてきて、もし出会うようなことがあったら、私達の世界はたちまち消滅してしまうでしょう。多くの反物質は近くにはないことが、私達にとっては幸いしているということが言えるでしょう。自分達で陰陽を作り出して、三次元の中でダンスを踊るしかないといいたのですが、宇宙規模で見ると、星の誕生から消滅が宇宙のどこかで、日常的に起きているように、素粒子レベルの色即是空・空即是色のサイクルが進行していることを忘れてはなりません。

    ところで、この世界は対称であることを説明しようとしているのですが、そのために物質と反物質を持ち出さなくて、三次元でも、自分達で陰陽を作り出して、陰陽のダンスを踊っているといいました。この三次元世界でも、対で生成され、対で消滅するという色即是空・空即是色のサイクルが進行しているのです。ただし、対で生成された陰と陽は互いに離れて偏在していることを知っておきましょう。脳には必ず右と左があり、完全対称ですが、心臓や肝臓は対称ではありません。また、右脳と左脳の働きは、自我優位パラノでは左脳に偏っています。右脳を事故で失った子供が、その後脅威の機能再生をしました。右脳は失われたままですが、右脳の機能が左脳の中に残った左脳の機能が再編集されたのです。これは対称性という宇宙の法則が脳の中にあるということの証拠ではないでしょうか。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月17日 13時02分01秒

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    華厳経の風景をフラクタルすると

    華厳経の風景をフラクタルすると<電脳空間と華厳との共振>四次元能はプラトン主義(現象の背後にはイデアがある)を背景にして「脳の中の能」を展開しています

    華厳経の風景をフラクタルすると
    <電脳空間と華厳との共振>

    四次元能はプラトン主義(現象の背後にはイデアがある)を背景にして「脳の中の能」を展開しています。何故四次元能が能なのでしょうか。それは脳の中の出来事が能だからです。能というのは、仏教的世界観を背景としており、すべては空であるとしているからです。空とはすべてを生み出す力=四次元イデアなのです。ですから脳の中の出来事は空であると感じられれば成功です。四次元脳に変身する能を演じることで悟りを会得することが可能なのです。そのためにシムダンスを舞い、トレジャーハンティングをするのです。能は、現代が忘れてきた自然と向き合う姿勢を取り戻すことをテーマとして、又、生と死の融合によって、死から顔を背けている現代人に警告しています。電子のスピードで生活して、あくせくしている現代人にもっとスローテンポな時間を楽しめとも勧めているのです。世阿弥が現代能を完成させたと言われますが、その奥義は花です。花とは観念であり、生成のイデアなのです。ですから「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」といいます。この「花」というイデアは、世阿弥自身、広範囲に、様々に述語的な意味で使っています。そのひとつとして、「花と面白きと珍しきと、これ三つは同じ心なり」と言っています。人が舞台で発見する「珍しさ」、この感動が花であり「面白さ」であるといいます。
    でも、何故の能の奥義=イデアを花といったのでしょうか。それは仏教の影響を受けているからです。悟り=イデア=花なのです。その詳細が「華厳経」に記されています。ところで驚いたことに、ここで紹介する「華厳の風景」という電脳空間も花園の世界を探求しています。しかも、花園の世界が華厳経で記述されている世界ときわめてよく似ているのです。そこで、この電脳空間との共振の幕を開けたいと思います。以下を参照してください。
    http://nichigetu.b-tama.com/prologue.html
    以下、編集して引用しました。



    電脳空間と華厳経の世界が似ているのには理由があります。花を求めて探査している数学的な領域はマンデルブロ集合と呼ばれる周辺で、約30年前に数学者べノワ・マンデルブロが発見したフラクタルという理論に基づく分野なのです。
    驚きはこの理論にきわめて近い思想(概念)が、既に四世紀中頃にまとめられたといわれる華厳経に記述され、これが華厳思想の核心であることです。そこで、このフラクタルを構築する手法により電脳で生み出された花の中から、特に華厳経で記述されているイメージに近いと思われる画像を「華厳経の風景」というテーマで順次展示していきたいと考えております。
    「華厳経の風景」を表現するためのコンセプトは次の四点の要約できます。
    (1)東洋人の原点ともいうべき仏教を、現代風に解釈することです。すなわち科学技術全盛時代の生活実感の視点で、仏教を見つめることを目標とします。
    (2)華厳経の記述の中核をしめる「重重無尽(じゅうじゅうむじん)」の縁起思想を数学的に解釈すると、フラクタル幾何学に相当すると考えられます。これを基にして電脳で花園を生み出します。この意義は、現在および未来の電脳社会において、華厳思想とりわけ重重無尽の概念の先見性を、誰にでもわかりやすく実証することです。

    この花の特徴は、一つの大きな花を中心にして、その周りに相似形の中くらいの花が秩序正しく配置され、さらにこの中くらいの花の周りに相似形の小さい花が配置されるという繰り返しの構造です。これら無数の相似形の花が、相互にさまたげあうことなく融け合い、一つの宇宙を構成します。これは華厳経の世界であり、同時にフラクタル構造です。

    (3)華厳経の冒頭を飾る蓮華蔵荘厳世界(れんげぞうそうごんせかい)をはじめ各所にでてくる花園の記述や、華厳思想に関する記述からイメージされる華厳の世界と電脳による創造の世界とを比較対照することで、華厳思想の本質を現代の視点で考察します。

    釈尊が覚(さと)りを完成したとき、毘廬舎那仏(びるしゃなぶつ)という名で呼ばれ、この仏の修行の功徳を花と見立てて、仏の世界をさまざまな花が咲きそろう花園で飾られた宇宙として、説き明かすのが華厳経です。

    仏が光明を放つと、仏の宇宙である蓮華蔵荘厳世界(れんげぞうそうごんせかい)がくっきりと浮かび上がります。その幻想的で神秘的な光景は、一つの壮大なファンタジーの世界」であり「光と海のシンボリズムからなり、光あふれる宇宙の大海原にたゆたいつつ、壮大な叙事詩です。
    ―――
    華厳の世界が複素平面で表現できるということは、四次元能にとってもすばらしいことです。何故なら、色即是空は複素平面で表現できるとしたのですから。「複素平面は色即是空」を参照してください。http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075262194
    又、「複素数的思考は悟りの円(1)も参照してください。
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075322943
    複素数的思考は悟りの円(2)も参照してください。

    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075323806
    複素数的思考は悟りの円(3)も参照してください。
    http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100075324543
    マンデルブロ集合については下記を参照してください。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AD%E9%9B%86%E5%90%88
    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
    以下、引用しました。


    左上:場所 a の拡大図,右上:場所 b の拡大図,左下:場所 c の拡大図,右下:全体図

    マンデルブロ集合とは、複素数が作る入れ子の集合のことです。複素数 c を複素数平面上の点として(c = a + ib )表すと、この平面上でマンデルブロ集合は自己相似的なフラクタル図形として表されます。フラクタル図形とは、海岸線は微視的にみると複雑に入り組んだ形状をしていますが、これを拡大するとさらに細かい形状が見えてくるようになり、結果として拡大しても同じように複雑に入り組んだ形状をしている図形のことです。上に示した 4 つの図は複素平面上でのマンデルブロ集合です。右下が全体像、他の 3 つの図は各部の拡大像です。図中の黒い部分がマンデルブロ集合に相当し、周囲の色は無限大に発散する速さを表しています。
    ―――
    四次元能はティトムとの共振、禅との共振、芸術との共振に続き、華厳との物理との共振に続き、華厳との電脳との共振が並行して舞を舞っています。その合間に補完共振が割り込みます。補完共振は能に対する狂言のようなものです。ティトム以外は、東洋的なものとの共振となります。四次元能の「能」が仏教を背景にしているのですから当然かもしれません。しかも、内容は宇宙論、禅、芸術、物理、電脳=数学と多岐にわたっています。それぞれの共振では、その分野の専門の頼もしいパートナーがナビゲートしてくれます。負けないようにシムダンスをしましょう。

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  • from: 生成門さん

    2008年12月12日 14時07分59秒

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    時間と空間を畳み込む(3)

    時間と空間を畳み込む(3)<華厳と物理の共振>四次元能は、様々なシムダンス=生成の舞を舞います。既に幕が開いた<華厳と物理との共振>ですが、シムダンス

    時間と空間を畳み込む(3)
    <華厳と物理の共振>

    四次元能は、様々なシムダンス=生成の舞を舞います。既に幕が開いた<華厳と物理との共振>ですが、シムダンスパートナーは「現代物理と仏教を考えるページ」(岸氏主催)です。下記を参照してください。http://www6.ocn.ne.jp/~kishi123/page003.html

    この世界は波のような粒子で出来ているというのが先端物理の結論です。しかし、岸氏は波ですべてが説明できるといいます。粒子は波の一面に過ぎないといいます。しかし、私達の周りには、粒子の大きくした物体がごろごろとしています。それが波に過ぎないというのは余りにもギャプがあります。物質の表面が電子ですが、電子が波ならどうしてこんなに硬いのでしょうか。このような疑問にはティトムとの共振の方が答え易いでしょう。ティトムとこちらのシムダンスが相互に干渉することもあるでしょう。

    いずれにしても、波を重視すると、ますます華厳の世界と似てくるようです。下記「まんだらや」を参照してください。
    http://mandalaya.com/kegon.html

    以下は、岸善生氏が「まんだらや」に投稿したコンテンツを編集して引用しました。

    これは下記の「物が何故見えるのか」の焼き直しです。http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100076614037

    焼き直しなのですが、式が多少で出てきますので、現代物理の匂いを嗅ぐこともできるでしょう。しかし、式は全く無視しても意味は通じると思います。

    以下、編集的に引用しました。

    「時間」と「空間」を畳み込むとはどういうことなのかを地震を例にして考えて見ましょう。ドラマ「釣りバカ日誌」のハマちゃんが沖ノ鳥島で釣りをしている姿を想像してみて下さい。西にはスマトラ島、北には駿河湾、東にはハワイ、そして南にはチリがあります。これらの場所は地震の多発地帯です。沖ノ鳥島へは、スマトラ島から3時間で津波が来ます。駿河湾からは20分で到達します。ハワイからは8時間、チリからは丸1日かかります。そして、今日、チリ沖で午後3時にマグニチュード8.0の地震が起こりました。ハワイ沖では午前7時にマグニチュード7.5の地震が起こりました。そして、スマトラ沖でもお昼にマグニチュード8.5の地震が起こりました。更になんと駿河湾でも午後2時40分にマグニチュード9.0の地震が起こってしまいました。午後2時45分、ハマちゃんは何も知らずに、沖ノ鳥島で釣りをしています。しかし、刻一刻と津波はハマちゃんのいる場所へ迫ってきています。チリから、ハワイから、スマトラから、そして駿河湾から。2時59分、ハマちゃんは異変に気がつきます。白い波頭を上げた10メートルを越す波がなんと東からも、西からも、南からも、北からも近づいてきます。幸い、長いロープを持ってきており、さっきまでスキューバダイビングをしていたので、酸素ボンベも足元にあります。ハマちゃんは、とっさに酸素ボンベを背負い、長いロープで、沖ノ鳥島の頑丈な岩に体を縛り付けることが出来ました。そして、午後3時、津波がハマちゃんに襲い掛かります。

    震源地   沖ノ鳥島までの時間 地震発生時刻
    南 チリ    24時間    午後3時
    東 ハワイ   8時間     午前7時
    西 スマトラ島 3時間     12時、
    北 駿河湾   20分     午後2時40分
    ―――――――――――――――――――――――
    沖ノ鳥島到着          午後3時

    背中にものすごい衝撃を感じています。お腹にも、ものすごい衝撃です。右腕、そして左腕、もの凄い波のうねりに翻弄されています。翻弄されるなどという軽いイメージではありません。ハマちゃんは死に物狂いで、津波の中で耐えているのです。酸素ボンベから呼吸は確保できています。しかし岩に縛り付けた身体も津波の強さで幾度となく、激流に流されそうになります。もう、ただただ身をませるしかありません。15分後。津波はおさまりました。ハマちゃんは命からがら助かりました。海は今起こったことが嘘のようにおだやかです。たくさんのウミネコがあたりを飛び回っています。津波に翻弄されていた「いま」、「この場所」にいるハマちゃんは、何だったのでしょうか。そこには、「24時間前」の「チリ」の衝撃がありました。「8時間前」の「ハワイ」の衝撃もありました。「3時間前」の「スマトラ」もあり、「20分前」の「駿河湾」もあったのです。「いま」、「この場所」に「いくつかの時刻」の「いくつかの場所」の状態が怒涛のように包み込まれていたのです。

    突然、沖ノ鳥島は、夜になってしまいました。空には満天の星が輝いています。ハマちゃんは、先ほどの経験を思い出しながら夜空を見上げています。先ほどの経験と似たことが、夜空を見上げた時に、ハマちゃんの網膜の中でも起こっています。夜空の星を構成している電子が揺れると光が出ます。その光が宇宙空間を伝わってきて網膜の中の電子を揺さぶります。これが、「見る」ということです。言うまでもなく、星の中の電子が揺れることは、地震に対応し、出てくる光は津波です。伝わってくる宇宙空間は海で、揺さぶられる網膜の中の電子は、沖ノ鳥島にいたハマちゃんということになります。そして、カシオペアはチリ、オリオン座はハワイ、ケンタウルスはスマトラ、北極星は駿河湾ということになります。
    出来事A  出来事B
    ―――――――――――――――――――――
    体験現場   沖ノ鳥島   沖ノ鳥島
    体験者    ハマちゃん  ハマちゃん
    発生      地震    電子の揺れ
    体験    衝撃を受けた 電子の揺れ=星を見た
    伝わった物   津波    光
    伝わった空間  海     宇宙

    発生地点1  チリ     カシオペア  
    発生地点2  ハワイ    オリオン座
    発生地点3  スマトラ   ケンタウルス
    発生地点4  駿河湾    北極星

    夜空には無数の星々があります。そして地球からの遠さも様々です。また星と星の間の暗いところも、なにも無いわけではなく、宇宙背景放射(光は閉じ込められている)というビッグバンの時の名残りと言われている光で満たされています。つまり、夜空の暗いところを見ている時、それはビッグバンを見ているといってもいいわけです。津波のお話では、「いま」、「この場所」に「いくつかの時刻」の「いくつかの場所」の状態が包み込まれておりました。夜空を見上げる時には、網膜の中の電子は、「あらゆる過去」、「あらゆる宇宙空間」からやってくる光の津波に揺さぶられることになります。さらに、光の場合は未来からやってくるものもあります。地震に例えれば、2時40分に起こった駿河湾の本震と、3時20分に起こった駿河湾の余震とで発生した津波が両方とも3時に沖ノ鳥島のハマちゃんの所にやってくるということが、光の世界では起こっています。2時40分に発生した津波は遅れて3時にやってきますので、「遅延波」と呼ばれている一方で、3時にやってくる3時20分に発生した津波は、未来からやってくる為「先進波」と呼ばれています。

    震源地  本震(遅延波)   震余(先進波)
    駿河湾    2時40分   3時20分
    沖ノ鳥島到着 3時      3時

    遅延波(遅れてくる波)
    2時40分→→→3時
    先進波(未来からやってくる波)
    3時←←←3時20分

    もちろん実際の津波ではこんなことは起きませんが、光や電子といったミクロな世界では、普通に起こっています。従いまして、夜空を見上げたときの話に戻しますと、「いま」、「この場所」の網膜の中の電子は、「未来も含めたあらゆる時刻」、「あらゆる宇宙空間」からやってくる光の波に結果的に揺さぶられることになるのです。言葉を変えれば、「いま」、「この場所」に「過去も未来も現在も」、そして「全宇宙」が包み込まれているのです。これが、「時間」や「空間」に当てはめてみた場合の、華厳経の、一即多の物理的な解釈なのです。光と電子の相互作用における例です。

    ちょっと、物理っぽく数式を見てみましょう。「いま」、「この場所」の網膜の中の電子の状態は、

    ∫dr'∫dt'J(r,t)(1/4π|r-r'|)δ((t-t')-|r-r'|/c)J(r',t')

    と書くことが出来ます。この式は四つの部分から構成されています。

    1)J(r',t')
    2)(1/4π|r-r'|)δ((t-t')-|r-r'|/c)
    3)J(r,t)
    4)∫dr'∫dt'

    堅苦しく言えば、光と電子の相互作用における「いま」、「この場所」の作用の式です。ちょっとだけ我慢してください。これを、右から左へ読みます。

    1)発振する側の電子の揺れ

    J(r',t')は、r'という場所にある星の中の電子がt'という時刻に揺れたことを意味します。

    2)波の到達

    (1/4π|r-r'|)δ((t-t')-|r-r'|/c)は、光の津波を意味します。津波は地球という球面を伝わります。その様子がこの式で表せるということです。r-r'は震源地からの距離です。r'という場所でt'という時刻に発生した津波が、rという場所にtという時刻に到達したことを表します。t-t'はその所要時間です。駿河湾と沖ノ鳥島の関係をイメージしてください。cは光速度です。1/4πは球面を意味する常数です。これが星の中の電子から球面上に光のスピードで広がってゆく波を表しているのです。

    3)受信する側の揺さぶられる電子

    J(r,t)は、揺さぶられる網膜の中の電子でして、「いま」がt、「この場所」がrということになります。

    4)畳み込み=足す

    ∫dr'∫dt'は、おまじないのようなものです。全てのr'と全てのt'について足し合わせるという意味です。つまり全ての星の、そしてそれぞれの星の中の全ての電子について揺れた全ての時刻を足し合わせるという意味です。星の中にある電子達に1,2,3,4,5・・・と番号を付けて、それぞれの場所と揺れた時刻を

    時空1(r1,t1)、時空2(r2,t2)、時空3(r3,t3)、時空4(r4,t4)、時空5(r5,t5)にしましょう。

    式の意味は

    <畳込み><受信する側の揺さぶられる電子><波の伝播><発信する側の電子の揺れ>となっています。簡単に表現すれば、<畳込み><受信電子><波の伝播><発信電子>となります。

    ハマちゃんのケースで言えば、

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><チリでの地震発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><ハワイでの地震発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><スマトラでの地震発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><駿河湾での地震発生>

    となります。
    これを光の場合を時空毎に表せば、

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><カシオペアでの電子の揺れ発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><オリオン座での電子の揺れ発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><ケンタウルスでの電子の揺れ発生>

    <沖ノ鳥島にいるハマちゃんの衝撃><波の伝播><北斗七星での電子の揺れ発生>

    これを式で表すと

    時空2(r2,t2)、時空3(r3,t3)、時空4(r4,t4)、時空5(r5,t5)として、

    J(r,t)(1/4π|r-r1|)δ((t-t1)-|r-r1|/c)J(r1,t1)
     +
    J(r,t)(1/4π|r-r2|)δ((t-t2)-|r-r2|/c)J(r2,t2)
     +
    J(r,t)(1/4π|r-r3|)δ((t-t3)-|r-r3|/c)J(r3,t3)
     +
    J(r,t)(1/4π|r-r4|)δ((t-t4)-|r-r4|/c)J(r4,t4)
     +
    J(r,t)(1/4π|r-r5|)δ((t-t5)-|r-r5|/c)J(r5,t5)
     + 

    ・ ・・

    と書いてもいいのですが、宇宙には無数の星と、星を構成している無数の電子がありますので、いちいち足し算で書いてゆくと紙がいくらあっても足りないので、∫dr'∫dt'というおまじないで代替するわけです。しかし、このように書き下してみますと、イメージがわきやすいでしょう。光と電子の相互作用における「いま」、「この場所」の作用の密度は、あらゆる時刻あらゆる場所との相互作用について、無数の足し算をしてあげないと求めることが出来ないのです。

    tで表される「いま」、rで表される「この場所」即ち、網膜の中の電子に、「過去、未来、現在」の、そして「全宇宙の場所」の星の中の電子の揺れが伝わってきて足し合わされる、つまり、包み込まれるわけです。とくに、全部の時間、全部の空間を足し合わせて、包み込むことを、特別に「畳み込む」と言ったりもします。このちっぽけな瞳の中に、全宇宙が畳み込まれているからこそ、そして、この一瞬の中に過去や未来が引き継がれているからこそ、カシオペアやオリオン座、ケンタウルスや北極星を知覚できるわけです。


    これが、光と電子の相互作用の基本構造です。「見る」という事に限ってお話をしていましたが、私たちの営みを物理的に観察してみますと、こういった光と電子の相互作用で表されることがほとんどです。従って、こういった事が、いたるところで、絶え間なく、起こっているのが、「この私たち」ということになるのです。釣竿が、ぴくぴくと引きました。あなたは、はっと目が覚めました。時計を見ると、ちょうど午後3時です。本日のおだやかな午後のことでした。目の前には水平線のどこまでもおだやかな海が広がっています。
    ―――
    この内容は、「物は何故見えるのか」を分かりやすくした焼き直しです。ここをクリアしないと、先に進めないので、しつこく取上げました。それにしても、この物が見えるという説明はすごいと思います。私達は目の前の物が見えます。後ろは見えません。目をつむれば見えません。つまり、網膜の光が入ってこなければ見えないのです。そんな当たり前のことが、現代の物理は説明できないのです。それと、こんな小さな網膜にどうして目前の世界が漏れなく入ってしまうのか不思議です。光が目に入って網膜で像ができて、それが脳に行って処理されるというのは常識としては分かっています。脳から先は別として、光が目に入ってくるとどうして、こんなに大きな像が中に入ってしまうのかは、うまく説明ができていないのです。光が粒子だとすると像が出来るまでに時間がかかってしまいます。しかし、実際はそうではないし、かといって、光が粒子でないとするとアインシュタインさんを否定することになるし、困ってしまいます。この難問に岸氏はいとも簡単に、数式を駆使して謎解きをしてくれました。要するに、光は波であり、星の電子が光を発して、その光が網膜の電子を揺さぶるのです。ただ、その揺さぶり方が、とんでもない仕組みだったのです。網膜にある敷き詰められたレチナールの電子が光を検知しているのです。そしてその電子には、宇宙からやってくるすべての光のうち選択されたルートを通ってきた光がすべて畳み込まれているのです。このような「畳み込み」は折り紙細工のようであり、曼荼羅の様でもあります。実際、華厳経の一即多・多即一の世界がそのような畳み込みの世界なのです。

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    2008年12月12日 11時18分01秒

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    何故物は見えるのか(2)

    何故物は見えるのか(2)<華厳と物理との共振>四次元能は、様々なシムダンス=生成の舞を舞います。既に幕が開いた<華厳と物理との共振>ですが、シムダンス

    何故物は見えるのか(2)
    <華厳と物理との共振>

    四次元能は、様々なシムダンス=生成の舞を舞います。既に幕が開いた<華厳と物理との共振>ですが、シムダンスパートナーは「現代物理と仏教を考えるページ」(岸氏主催)です。


    物が見えるというのは、光が網膜に届いたときに、電子に衝突するからだと言われています。この説明が正しいとすると、見ている物を認識するまでに時間がかかってしまいます。そうすると、テレビショッピングで注文したらテレビ番組が一時間前に終わってしまうことになります。実際はそんなことはありません。光は飛んでいるときは波で、止まった瞬間に粒子になるというのが現代物理の正当な解釈です。しかし、この説では「物が見える」という日常の最も基本的なことの説明が出来ないのです。岸氏はアインシュタインの「光量子」仮説が間違っていると考えているのです。果たしてそうなのでしょうか。今回は「現代物理と仏教を考えるページ」の「物理のおかしさ」の続きです。下記を参照してください。http://www6.ocn.ne.jp/~kishi123/page003.html

    以下、編集して引用しました。

    光は電磁波ですが、この電磁波の振舞いは波動方程式(波が伝わる様子)で表現できます。この方程式を解けば、電磁波がどのように空間を伝わってゆくかがわかります。「光は何か」については下記を参照してください。
    http://decima.mp.es.osaka-u.ac.jp/~sekiyama/PES1/kaisetu0_2.html

    また式から、光のエネルギーを計算することが出来ます。光とは電場(電気のオーラ)と磁場(磁力のオーラ)が対(90度で交差する)になって波として伝わって行きます。私達は電化製品に囲まれて生活していますが、その電気(電子の流れ)はいつも見慣れている電柱のちょこんと乗っかっているトランス(変圧器)から宅内に引かれてきます。そこで何が起きているのかです。トランス(コイルを巻いてたもの)というのは電気を磁力に変換して再び電気に変換しているのです。つまり、電気が直接送電線からくるのではなく、一旦、線は切れるのです。つまり、電気と磁力の相互に転換できる特性を利用して、電圧変換しているのです。電気と磁力が相互に転換できるというのは、片方から片方が計算できるということになります。

    電気と磁力は相互に転換できることから、電磁場のエネルギーが計算できます。電磁場のエネルギーがどのくらいなのかを知ることは、光のエネルギーがどれだけ得たのかを知ることであり、それが、「物を見る」ということの本質に関係しているのです。「物を見る」ことは目が光のエネルギーをどれだけ得たのかということなのです。そこで光を発信する側と受け取る側という、発信・受信の二つの関係を想定して見ましょう。例えば、テレビと見る人、星と見る人というような二つの地点を考えるということです。一方は光の発生する場所=発信地点であり、片や光を受け止る場所=受信地点です。もっと言えば、光の発生する場所とその電気のエネルギーを受ける場所です。光の発生する場所というのは、正確には正しくありません。いきなり光が発生するわけではないのです。テレビにしても星にしても、そこには内部の構造(原子)があり、外側に電子があります。内部の反応により電子が励起されてエネルギーが高くなります。つまり、電子が激しく振動=電子が揺れるのです。その結果、電子は安定しようとしてエネルギーを放出します。それが光なのです。その光は放出されたエネルギーに等しい振動数を持っています。これが電場となり、磁場と共に発生した電磁波という波なのです。この発生場所を波動の源=星、テレビとします。一方、光を受け止める場所は、見る人です。正確には目であり、網膜であり、レチナールです。この発生場所と受け止める場所の間には空間があります。この空間を光が伝わって行くのです。この空間を光が伝わる伝わり方は、新幹線「光」が線路を一直線に突き進むようなものではありません。それを示すのが波動関数(光の進み方を示す)です。しかし、これを説明することは容易ではありません。何しろ現代物理の基本中の基本の式なのですから。正確な説明を知りたいのであれば、下記を参照してください。http://www6.ocn.ne.jp/~kishi123/page003.html

    ここでは、一切、式を使わずにイメージでいきます。発生場所と受け止める場所の間の空間を光はどのように伝わって行くのでしょうか。先ず、発生場所=発信地点は、たった一個の電子でした。その電子から発せられた光が、その発信地点を中心として四方八方に広がって行きます。広がり方のイメージは波ですから携帯の電波と同じです。もっと正確に言えば、発信地点を中心とする半径が時間と共に光速で広がってゆく球面の形をした波のイメージです。新幹線「光」が360度に張り巡らされた線路を一直線に突き進むようなものです。これらの想定から発生場所と受け止める場所の間の電磁場=光のエネルギーを計算できるのです。式は省略しますが、この式には実に興味深い結果が含まれています。式の意味が重要なのです。この式の構造は、光のエネルギー=<畳み込み><受信地点の電子の揺れ><光の伝播><発信地点の電子の揺れ>となっています。この式の意味を要約すると次のようになるでしょう。

    ① 発生地点に波動の源(光源)の電子の揺れがあります。
    ② 電子の揺れが光となります。電子がエネルギーを受けると振動します。そして、エネルギーを放出します。それが光です。この光の波動は、同心球面上に広がって運ばれていきます。
    ③ 受信地点=到達点には、全空間、全時間の波動が同心球面上に乗って集まってきます。そして全空間、全時間について足しこまれます。
    ④ 同心球面上に乗って集まってきた全波動が、到達地点の電子と相互作用をします。
    ⑤ その相互作用を、全空間、全時間で足し合わせると、電磁場のエネルギーになります。

    これで発信地点の電子の揺れが光というエネルギーになり空間を伝播して、受信地点の電子の揺れとなり、光のエネルギーが電子に移ったことを意味します。

    波動方程式のエッセンスを箇条書きにしてみると、こんな具合になります。

    受信地点の電子が、観測装置(人間の目)としての役割をしている一方で、発信地点の電子が場の源(星)として説明されていることに、注意していただきたいと思います。また発信地点や 受信地点=観測装置がかなり局在(小さな場所)していることも重要です。この二つ間は、見ないのですが、何かで結ばれているのです。新幹線のような線路ではありません。携帯の電波が届くのは、発信局と携帯の間に見えないルートが出来ているからです。携帯はある決まった周波数を選択しますが、目の場合は可視光線のみを選択します。このように、あらゆる方向から来る光を選別的に取り入れるのです。この「選別的に取り入れる」とは何を意味しているのでしょうか。それは可視光線のすべての波が一点に波束することを意味しています。これを波束の収縮といいます。まるで、水が渦を巻いてシンクに吸い取られえるような感じです。

    もっと正確に言えば、波束の収縮とは、発信地点から広がった球面状の波が、観測することによって、観測されたその一点でのみ大きな値を持ち、他の点では値が0となる形に変わることをいいます。このような現象は、テレビのスイッチを入れた時に見られます。すぐに画面が安定して映る事はなく、パチッと明るくなって、そして画面がじょじょに安定します。人間の場合も瞬間にパルスが入り、それからゆっくりと映像が安定していくようになっているのかもしれません。暗いところから急に明るいところに出て行くと、まぶしいですが、徐々に慣れていきます。これも波束の収縮と言えるのでしょう。

    このことから、③では、受け止める場所=受信地点には、全空間、全時間の波動が同心球面上に乗って集まってきます。そして全空間、全時間について足し込まれます。といいましたが、
    ③’到達地点には、全空間、全時間の波動の源である電子の揺れが、波束として集まってきています。そして全空間、全時間について足しこまれます。
    と③を読み替えることが出来ます。

    つまり、同心球面状に広がっていた波が、方向が定まった波束に変わったのです。これが「波束」の収縮と言われるものです。そして、「全部の波が一点に」収束することこそが、粒子性を現した光なのです。このように、波の性質を追求することで、光の粒子性が出てきます。つまり、コペンハーゲン解釈とは全く反対の立場をとり、光はあくまでも「波動性」が主の性質であり、「粒子性」は「波束」という形で波動性から導き出せるのだと考えると波束の収縮が自然に導けます。

    ここで重要な前提は、発信地点と受信地点が共に局在(小さい)であるということです。光のエネルギーは二つの点が局在していると仮定して、計算したのです。二つ点の局在性とは、一体、具体的には何を意味しているのでしょうか。これは「観測装置=人間の目=網膜=受け取り場所」と「場の源=発信地点」の局在性(小さい)を意味しています。私達の目を考えて見ましょう。私達の目の中の網膜には、光を感知するための高分子タンパク質であるロドプシンが敷き詰められています。そのロドプシン一つ一つのなかに既に説明したレチナールという分子があります。実際にはこのレチナールの電子が光を検知しています。つまり私達の目の中には、観測装置としてみた場合には、局在したレチナールが一面に敷き詰められていることになります。そして、私達が「物を見る」ということは、空間のある一点から発せられた光源の光とレチナール一個との相互作用を最小単位として、空間の別な一点と別のレチナール一個という組み合わせを、全空間、全網膜上でトータルしたものが、今見ている光景ということになります。一般に光源から出た光は360度の全方向に放射されますが、これをレチナール一個で観測するということは、この全方向に放射された光のごく一部(ごくごく小さな立体角)を見ることに他なりません。この光源とレチナール一個という最小単位で考えた場合、光源とレチナール一個の間には必ずあるルートが選択的に決まります。つまり「観測する」ということは、言い換えれば「光源」と「観測装置」との間に「あるルートを決めてやる」ということであると考えられます。そして、「あるルートを決めてやった」事によって、「波束」つまり「粒子性をもつ光」が現れたのです。

    同心球面状に広がっていた波が、観測することによって、波束に変化したわけです。これが、観測による波束の収縮のメカニズムです。光を波と考えれば、コペンハーゲン解釈では解決できなかった波束の収縮のメカニズムが、このように説明できるようになるのです。

    さて、さらにこの考え方は、プランクの黒体輻射の式(エネルギーは振動数の整数倍に比例する)とアナロジーが成り立ちます。つまり、黒体輻射の式も、<畳み込み><受信地点の電子の揺れ><波動の伝播><発信地点の電子の揺れ>の構造で表せるのです。そして、当然、波動の収束に導けるのです。これも「粒子性を現した光」である、ということを裏づけたといってもいいのです。アインシュタインは死ぬまで量子力学のコペンハーゲン解釈に反対していましたが、皮肉なことに、アインシュタインが提唱した光の粒子説を破棄することにより、量子力学のコペンハーゲン解釈は否定されることになるのではないでしょうか。

    コペンハーゲン解釈に反対していた、もう一人の高名な物理学者が、もう一人いました。隠れた変数理論などで有名なデビッド・ボームです。デビッド・ボームは量子力学のコペンハーゲン解釈に対抗する解釈方法として、ホログラフィックパラダイム理論を提唱しています。
    ホログラフィックパラダイム理論では、この宇宙には、「内蔵秩序(隠れている)」と「顕前秩序(現れている)」とよばれる二つの秩序が存在し、「顕前秩序」の全ての物質、空間そして時間が「内蔵秩序」に包み込まれているというものです。デビッド・ボームはこれをホログラフィーに喩えて説明しています。ホログラフィーとは、写真乾板上に一見不規則な干渉縞が記録されているもので、これにレーザー光線を当ててみると、被写体の立体構造が浮かび上がってくるというものです。しかも、この写真乾板を一部分引きちぎって、それにレーザー光線を当ててみても、被写体の一部ではなく全体像がしっかりと浮かび上がってくるというものです。つまり、ホログラフィーの部分部分にそれぞれ、被写体の全体構造が包み込まれています。ホログラフィックパラダイム理論とは、ホログラフィーの被写体を「顕前秩序」、乾板上の干渉縞を「内蔵秩序」に置き換えたものがこの宇宙だとするものです。デビッド・ボームの著書である「全体性と内蔵秩序」の中では、この「包み込み」のことをメタモルフォシス(変態)とよんでおり、ホログラフィーの例の考察において、デビッド・ボームはこのメタモルフォシス(変態)が畳み込められるとしています。つまり、被写体の全体構造が、乾板上の各領域に、畳み込みによって「運ばれ」そこに「包み込まれる」としています。被写体上の点xと乾板上の点yとの間にはもはや一対一の対応関係があるのではなく、マトリックス的な変換(多対多)で、被写体の全体構造が、乾板上の各領域にばら撒かれ、包み込まれるのです。

    さて、光の話に戻って、もう一度考察してみます。

    ③到達地点には、全空間、全時間の波動の源である電子の揺れが、球面に乗って集まってきます。そして全空間、全時間について足しこまれます。

    ③’ 到達地点には、全空間、全時間の波動の源である電子の揺れが、波束として集まってきています。そして全空間、全時間について足しこまれます。

    この二つの表現に着目してみましょう。この文章をよく見てみると、これはデビッド・ボームが提唱している「包み込み」の概念が、まさに現れています。つまり、波動の源である電子の揺れが「顕前秩序=現れている」に相当し、これが球面を伝わり、波束によって到達点に「運ばれ」、全空間、全時間の波動の源である電子の揺れが到達点に「包み込まれ」ています。波動のエネルギーが伝わる仕組みの中に、しっかりと、「顕前秩序」と「内蔵秩序」の概念が組み込まれていることが大変興味深いのです。さらに、ホログラフィーの例では、空間のみが「包み込まれて」いたのに対し、波動のエネルギーの伝わる仕組み、ひいては、この宇宙においては、空間に加えて時間さえも「包み込まれ」てしまうことに注意を払いたいものです。

    アインシュタインの唱えた光の粒子説を捨てて、光の波動説を採用し、ニールス・ボーアに代表されるコペンハーゲン解釈を捨てて、デビッド・ボームのホログラフィックパラダイム理論を採用することによって、現代物理学は正しい方向へ戻ることが出来るのではないかと考えております。
    ―――
    さあ、大変なことになりました。アインシュタインを否定するなんて、とても恐れ多いことです。しかし、それによって、物が見えるという仕組みが明確になったのですから、その御利益は大きいのです。

    このような「畳み込まれる」体験は、日常の世界では、意識して体験は出来ないのですが、それを修行しなくても体験し、理解できるというのが華厳経です。華厳経の世界観は、「一即多・多即一」であり、微塵の中に大きな世界が全部入り込んでしまうという考え方です。これは、武道、華道、茶道、能に通じるでしょう。要するに、言語以前の主観を重視していることです。道元は「山は山なり。山は山に非ず。山は山なり。」と言いますし、維摩経の「維摩の一黙」、大乗起信論の「言説の極、言に依って語を遣る」というのは、その辺りの事情を表しています。
    そして、華厳経の最大眼目は、「事事無礙法界」という考え方です。事事無礙法界から見ると、私が花で、私が川で、川が私で、山が私なのです。四次元能では、このような考えを、述語的同一視といいます。私が川で、川が私で、山が私であるはずがないと思うのは、自我に汚染されているからであり、二つを繋ぐ場を重視すれば、目と星の関係からも明らかなように、私は星であると言えるのです。更に、多対多の重曹関係ですから、私は宇宙なのです。

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