「Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:根源神、根源仏」
ゾロアスターの霊言より

『エンリルの息子で後継者になったのが、ベリアルですね。
エンリルのなかにある破壊的なるものの方を主として引き継ぎ、教えとして広げたのがベリアルであり、これが中東の悪魔の一つとなりました。

ですから、エル・カンターレ（アヌ）〜エンキ〜マルドゥクの方が光の流れです。
一方、エンリル系の流れが、いわゆる恐怖の神の流れです。祟り神、恐れ神、人々を畏怖させ、恐怖させる。「神は怖くなくてはならない」という思想が入っているのがエンリル系です。

確かに、神にはそういう面もあります。「神には両面性があり、ヤヌスのように２つの顔がある」と言われているので、そういう面もないわけではありませんが、エンリル系は、そういう面が少し強かったのです。
それを極端にして、破壊神の方に強く出たのがベリアルです。そしてこの仲間というか、ほとんど双子扱いになっているのが、インドのシヴァ神ですね。

このベリアル信仰、バアル信仰が、中東で非情に流行り、この思想が神の２面性として表れたので、中東やエジプト等に混乱が起きたんですね。

私は「光と闇の対立」というように捉えましたが、光でも闇でもないものが、もう一つ出てきたのです。「光」と「闇」と「光と闇を含んだもの」の３つが出てくる可能性があり、ここが神学の混乱の要因になっているのです。

　　　〜中略〜

このように、われわれから見ると、「善悪の両方の面を含んでいる神」が、エンリルなのだと思う。これがいるために、神概念が歪んでいる』