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神話読書会〜女神さまがみてる〜

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公開 メンバー数:11人

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  • from: エリスさん

    2006年08月31日 11時11分30秒

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    「斎王神誕生秘話・30」
    ヘーパイストスが運転する馬車に、助手席にアレース、荷台にパラスら女の子達を乗せて、海の見える丘を目指していた。
    道中、アレースはヘーパイストスに運転の仕方を要所要所で教えてあげた。女の子達はその間、たわいのないお喋りで盛り上がっていた。時折、馬車が揺れて、互いがぶつかりあったりするのもまた楽しかったりして、馬車をくれたゼウスに感謝する言葉も聞かれた。
    「でもその前に、お父様はヘースをいじめてたのよね。プラマイ0かしら?」
    エイレイテュイアが言うと、
    「そうだそうだ!」と、ヘーベーが囃子たてた。
    なので、ヘーパイストスが言った。
    「もうそれはいいですよ、姉上。僕と父上は和解したんですから」
    「あら」と、エイレイテュイアは言った「憎んでいないの? あなたの足が不自由になったのは、お父様の所為なのに」
    「足のことは、もういいんです。気が付いた時からこうだから、いい加減なれちゃいました。それに、父上が僕を嫌ったのは、それだけ母上のことを愛しているからでしょ?」

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  • from: エリスさん

    2006年08月28日 11時27分09秒

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    「Re:またしても」
    すみません、続き書けなくて。
    昨日、とても落ち込むことがありました。
    発売日も過ぎましたし、
    出版社から「置いてもらいたい本屋はありますか?」と大分前に聞かれてたから、地元の本屋を二軒教えておいたのです。
    で、そろそろ本屋に置いてあるはずだな、と昨日見に行ったのですが、置いてませんでした。
    一生懸命探しました、隅から隅まで。それでも見つからないので、思い余って、著者本人だと証して本屋に聞いてみました。
    「そういう本は置いてませんねェ」
    仕方ないから諦めて帰る道すがら、お肉屋さんで夕飯のおかずを買ったら、
    単品を買ったのに、
    レシートには「×2」となっていて、
    倍の料金を取られてしまいました。
    レシートを見せながら、「ちょっと教えて。どうして1パックなのに、2つ買ったことになるの?」と、レジのお姉さんに話したら、
    ブスッとした顔でお金を返してきた。

    なんで? 私が悪いの?
    私はあんまり悲しくて、アキハバラ@DEEPドラマ版のページ君のように大声をあげて泣きたいのを、必死に堪えながら帰りました。

    そんなわけで、昨日は書ける精神状態じゃなかったんです。
    今も、出版社に裏切られた気持ちでいっぱいです。
    なので、落ち着くまでお待ちください。

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  • from: エリスさん

    2006年08月27日 10時22分01秒

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    またしても

    急な来客で、また文章途中で送信しちゃいました。
    もう外出しなければいけない時間なので、続きは帰ってきてから書きます。

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  • from: エリスさん

    2006年08月27日 10時16分03秒

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    「斎王神誕生秘話・29」
    「しばらくは二人とも修業させたらどうか…と、宇宙は仰ってるわ」と、ヘスティアーは言った「様子を見て、どちらが斎王に相応しいか見定めたらいい、とのことよ」
    「宇宙がそう仰せなのなら…それしかありませんね」
    ヘーラーはまだ戸惑いながらも、それで納得するしかなかった。
    こうして、パラスとエイレイテュイアは二人して斎王の修業をすることになったのである。

    一方、当人たちは…。
    ヘーパイストスがゼウスから貰った馬車で、ピクニックに来ていた

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  • from: エリスさん

    2006年08月25日 15時28分07秒

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    「斎王神誕生秘話・28」
    ここからは込み入った話になるので、宮廷美少年ガニュメーデースを退出させたゼウスは、大きな水晶球をテーブルに置いた。
    「現役にも相談した方がよかろう」
    ゼウスはそう言うと、水晶球に手をかざして、なにごとか呪文を唱えた。すると、水晶球の中に人影が映り、それがはっきりと見えてくると、二人の姉・ヘスティアーが手を振っているのがわかった。
    「ハァ〜イ! 待ってたわよォ!」
    「さすがお姉様。すでに私たちから通信が入ると、お察しでしたのね」
    とヘーラーが言うと、ヘスティアーは、
    「お祈りのお勤めをしている時に、ソラ(宇宙の意志)が教えてくれたの。新しく生まれた長女のことよね」
    「そうなのです、お姉様。このままでは、斎王の資格を持つ者は二人になってしまうのです」

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  • from: エリスさん

    2006年08月25日 15時09分15秒

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    「斎王神誕生秘話・27」
    「なるほど」とゼウスは言った「代替りするかどうかも分からぬわたしの治世で、我が子エイレイテュイアを斎王にしてしまっては、未来永劫も結婚できぬ立場に追いやってしまう。
    かといって、このタイミングでパラスを斎王にしては、我が子可愛さに他の子供を犠牲にした、ひどい女だと、後ろ指をさされることになるからな」
    「あァーなァーた!〓〓〓 そうゆう邪推はおよしになって下さい! 私は真剣に悩んでいるのですよ!!」

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  • from: エリスさん

    2006年08月24日 20時35分42秒

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    明日は


    明日、8月25日は私の小説の発売日です。
    弱小な出版社なので、本屋に行っても「お取り寄せいたします」と言われてしまうと思いますが、インターネットの「紀伊国屋書店」で、通販もしております。
    皆さん、是非買ってください! m(__)m

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  • from: エリスさん

    2006年08月24日 10時46分05秒

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    「斎王神誕生秘話・26」
    「困りましたね」と、ヘーラーが言った。
    「なにが困ったのだ?」と、ゼウスは頭の包帯を、宮廷美少年のガニュメーデースに交換してもらいながら、言った。
    「パラスのことですよ。あの子は本来、あなたの長子になるのですよ」
    「そうだな。それがどうした?」
    「どうしたもこうしたも、斎王はどうするのですか?」
    斎王――「さいおう」または「いつきのみこ」と読む。人間界においては「王族出身の巫女」を指すが、神界でも同様である。
    この地球上に存在するすべての神界は「宇宙の意志」が統率している。その「宇宙の意志」に仕える巫女神として、神王の長女が選ばれるのだが、その女神は代替り(神王が次代に交替するまで)するまで純潔を守らなければいけなかった。そのため、斎王は別名「宇宙(そら)の花嫁」と呼ばれていた。
    「今は私たちの姉・ヘスティアーが斎王を勤めてますが」とヘーラーは言った。「来月からは、エイレイテュイアを修業に出して、いずれ跡を継がせることになっていたのですよ」

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  • from: エリスさん

    2006年08月24日 10時22分07秒

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    「斎王神誕生秘話・25」
    その少女は「パラス」と名付けられた。後、十二歳の時にアテーナイ(今のアテネ)の守護神となって「パラス・アテーネー(アテネを守護する女神)」と呼ばれるようになり、そこから「アテーナイエー」「アテーネー」と様々に呼ばれるようになって、現在の「アテーナー」に定着した。
    とは言え、ヘーラーに育てられる幼少期は「パラス」と呼ばれていたので、今しばらくはその名で呼ぶことにしよう。

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  • from: エリスさん

    2006年08月18日 21時50分12秒

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    「斎王神誕生秘話・24」
    ヘーラーは、自分の後ろで隠れるように立っている少女を、ゼウスの前に押し出して、
    「恐がらなくていいのですよ。あなたのお父様です」と、優しく諭してあげた。
    すると少女は控えめに、言った。
    「初めまして、お父様」
    ゼウスは感慨深げに何度もうなずいて、言った。
    「メーティスにそっくりだ。本当にそっくりだ! 苦労かけたな、我が娘よ!」
    いろいろな事がありすぎて理解しきれない子供たちは、エイレイテュイアを中心にして話をまとめた。
    「だから、本当だったら私より前に生まれてくるはずだったのが、母神のメーティス様がご懐妊のままお父様と融合して一人の神になってしまったから、あの子はお父様の中で成長するしかなかったのよ。つまり、本来はあの子が長女で、私は次女、ヘーベーが三女なのよ」
    「妹じゃないんだね、姉上なんだね。じゃあ敬わなきゃ」

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