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神話読書会〜女神さまがみてる〜

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公開 メンバー数:11人

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  • from: エリスさん

    2006年06月30日 21時31分00秒

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    物語を始める前に

    アテーナーを語るにあたって、それまでの経緯を話さなくてはなりません。
    先ず、オリュンポスの女王が大地の女神・ガイアだった頃。その頃は神の数が少なく、女神は一人で懐妊して出産する「単身出産」で子供を増やしていました。
    それが限界に達すると、息子である天空の神・ウーラノスを夫とし、「自然出産」で子孫を繁栄させたのです。
    しかし、それすらも限界にきてしまい、ガイアはとうとう出産に見切りをつけ、女王を引退することにしたのです。

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コメント: 全12件

from: エリスさん

2006年07月15日 14時01分08秒

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「物語を始める前に・13」
しかしヘーパイストスは死んではいなかった。海の女神・テティス(後のアキレウスの生母)に助けられていたのだ。ゼウスの悪事に気付いたテティスは、このまま赤ん坊を返すのは危険と思い、この子が自分で自分を守れるようになるまで、こちらで預かることにした。
それから四年後。赤ん坊の時の怪我の後遺症で、右足を跛行するようになってしまったヘーパイストスだったが、手先の器用な鍛冶の神として成長した。そうして、ヘーラーのもとへ戻ってきたのである。

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from: エリスさん

2006年07月15日 13時47分03秒

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「物語を始める前に・12」
やがてヘーラーは男の子を出産します。その子はヘーパイストスと名付けられましたが、ゼウスに嫌われて、生まれたばかりの頃、ヘーラーが彼を窓辺に連れていった時を狙ってゼウスが大地震を起こし、ヘーパイストスを窓から転がり落とした。そのまま崖を落ち、海へと落ちた息子を、ヘーラーは必死に探したが見つからず、一時半狂乱になってしまった。ことの重大さに気付いたゼウスだったが、時すでに遅し。ゼウスは自分の悪事を秘したまま、再びヘーラーと暮らすことになった。

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from: エリスさん

2006年07月08日 22時57分12秒

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「物語を始める前に・11」
これがヘーラーにとって初めての「実家に帰らせていただきます!」だった。子供三人を引きつれて、ガイアとレイアーが同居する神殿に身を寄せたヘーラーは、単身出産の元祖であるガイアの指導のもと、一人で懐妊する術を体得した。
その間、ゼウスが何度か迎えに来たのだが、レイアーに、
「私の娘たちを泣かせる者は、たとえ息子であっても許しません!!」
と、蹴り出されてしまっていました。

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from: エリスさん

2006年07月07日 14時09分33秒

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「物語を始める前に・10」
当然夫婦喧嘩となった。ヘーラー優勢と思われた喧嘩だが、ゼウスのいけない一言で、喧嘩は一気に集結へと向かった。
「おまえが一度に一人づつしか産まないから、余所で作るしかないじゃないか」
「なァんですってェ!!」
祖母・ガイアと母・レイアーは確かに一度に二人、もしくは三人の子供を産んでいる。だからと言って、全然産まないわけでもないのに、なんという言い草。そんな浮気の理由が許されていいものか?
「良く分かったわ! だったら、あなたの助けなしで、私一人で子供を産んでみせるわ!」

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from: エリスさん

2006年07月05日 21時13分46秒

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「物語を始める前に・9」
その後、ゼウスは実姉にあたるヘーラーを正妻として、エイレイテュイア、アレース、ヘーベーの三人の子に恵まれた。
夫婦仲は睦まじく思われた、が、ヘーベーが生まれて二ヵ月後のこと。なんと、ゼウスがヘーラーの双子の妹・デーメーテールと浮気をしたことが発覚した。

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from: エリスさん

2006年07月05日 18時38分45秒

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「物語を始める前に・8」
メーティスはゼウスと融合してしまったのである。自分がゼウスと一体になれば、ずっとゼウスと生きていける――ある意味、究極の愛である。また、ゼウスとメーティスが融合したことで、「新しいゼウス」として生まれ変わった彼は、呪いの呪縛からも解放されたのである。
しかし、メーティスの胎児は融合しきれずに、ゼウスの体内に残ったのだった。

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from: エリスさん

2006年07月05日 18時31分12秒

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「物語を始める前に・7」
見た目は14,5歳と言えど、まだ実年齢は6歳だったゼウスは大いに悩んだ。クロノスがしたように、自分も子供を処分するべきか? しかし、クロノスが子供たちを丸呑みに出来たのは、正気を失っていたからこそ。正常な精神の自分にそんなことができるわけがない。それでは、息子に殺されるのを待つのか? せっかく手に入れた王位を手放すのか?
そんな風にゼウスが悩んでいることを知ったメーティスは、自分から決着をつけた。

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from: エリスさん

2006年07月05日 18時19分15秒

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「物語を始める前に・6」
クロノスを成敗した(そこに至るまでの長い経緯は割愛するとして)ゼウスは、腹の中から助けだされた兄たちに「長男」の権利を譲られ、オリュンポスの王となった。そしてメーティスを最初の妻として迎えるが、メーティスが受胎すると、また新たなウーラノスの呪いがかけられた。すなわち、メーティスから生まれた子に惨殺され王位を奪われる、というものだった。

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2006年07月02日 18時18分19秒

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「物語を始める前に・5」
知恵の女神・メーティスの助言により、飲み込まれた子供たちが、まだクロノスの腹の中で生きていると知ったレイアーは、クロノスに吐剤を飲ませ、胃の中のものを全て吐き出させた。すると、親指姫のように小さくされていた五人の子供たちが、数珠のようにつながって飛び出してきた。そして外界に飛び出した途端に術が解け、五人とも五歳児ぐらいの子供になった。

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2006年07月02日 16時08分04秒

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「物語を始める前に・4」
それが三年続いたある日のこと。昼間なら正気を取り戻しているクロノスは、自分の記憶が途切れている間に自らが犯している罪に気付き、とうとうレイアーを自分の傍から離した。ガイアのもとに身を寄せることになったレイアーは、そこでゼウスを出産する。
そしてまた三年後、ゼウスは兄弟の敵を取るために、未だ少年でありながら立ち上がった。

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2006年06月30日 22時06分42秒

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「物語を始める前に・3」
クロノスは見事、ウーラノスを成敗した。
しかし、その際にウーラノスに呪いをかけられてしまう。その呪いとは、クロノスが自分の息子から惨たらしい死を与えられる、というもの。その日から、クロノスは正気を失った。妻・レイアーが出産すると、生まれたばかりの子を小さくして丸呑みにしてしまい、けれど、その惨劇を本人はまったく覚えていない。夜ともなれば悪夢にうなされ続け、その悪夢を忘れさせるためにレイアーが献身的に介抱し、その介抱の手段によって懐妊、出産、丸呑み…と、悪循環が続いた。

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from: エリスさん

2006年06月30日 21時54分16秒

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「物語を始める前に・2」
しかしウーラノスがそれを許さなかった。子供を産まない、ということは、つまりそういうこと。まだ若い盛りのウーラノスに、そんな殺生なことが我慢できるはずがなく、元は母であるガイアを無理矢理押し倒して、キュクロープスと呼ばれる奇形児を産ませたのだった。しかも、その子たちが醜いという理由から、光も射さない地の底・タルタロスに蹴り落としてしまったのである。
これにはガイアも怒らないはずがない。自分にはもう子供を産むだけの体力が残っていないからこそ、夫婦の契りを断つと宣言したのに、それを受け入れてもくれず、しかも生まれてきた子が醜いからと、闇の底に落としてしまうとは。
ガイアは、自身とウーラノスとの間に生まれた長男・クロノスに、ウーラノスを成敗するように命令した。

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