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  • from: ueyonabaruさん

    2008年06月25日 12時23分08秒

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    石原慎太郎の法華経論 ⑤

     今回の発言のテ-マは法華経となっております。しかし、それでは、テ-マが大きすぎるので、石原慎太郎の書いていることから一部抜き出し瞥見するのみにとどめます。あと、仏教の根本的な「空」、「無我」などのことについての石原氏の考え方をみてゆきたいとおもっております。
     なお、法華経論は後日腰をすえて勉強するつもりです。

    (十如是とはなにか)

     法華経は全体が二十八章で構成されているがその第二番目に「方便品」というのがあります。打ち明けていうとこれは二十八もある章の中でも最も大切な五つの章の一つとされていますが、ここではものごとがなんで今のような形に成りきたって、それをどう捉えることで最も適切な方法を講じることが出来るかという手引きが教えられています。  それは、また毛沢東の「矛盾論」を引き合いにすると、まず彼のいった「従属矛盾」の捉え方について教えているのです。

     曰わくに、「いわゆる諸法の如是相、如是性、如是体、如是力、如是作、如是因、如是縁、如是果、如是報、如是本末究きょう等」があるのだといっている。

     如是というのは、「何々のようなこと」とでもいう意味で、ものごとの意味とか実体にはこういういくつかの本質があるということです。有形無形、身の周りに在るものごとを順序だてて分析すればこういうことになる、という説明です。

     このくだりは世に「略法華」、つまりお経全体の集約とまでいわれているくらい重要な意味を持つ部分ですが、わかってみるとこうした的確で具体的な分析がお経の真髄といわれる限り、法華経というのは少なくとも、神がかりな教えでもなければいたずらに観念的な理想を説いたものでもないというのが逆によくわかります。

    Ueyonabaru: 以下十如是の各語についての石原氏の説明がありますが、長いので、本末究きょう等を除き、ueyonabaruの方で、簡略してみました。

    如是相: 桜の花を例にとると、桜の花の生来の姿
    如是性: 桜の花の姿を現す生来の性質
    如是体: 桜の花を桜たらしめている奥に内在するもの。桜の遺伝子のようなもの
    如是力: 桜が春になれば花を咲かせる力のようなもの
    如是作: 花を咲かせる力のようなものがもっている作用
    如是因: すべての現象には生ずる原因がある(ueyonabaru桜を植えることか)
    如是縁: 桜の花が美しく咲いたとすれば、気象が良かった、養分が豊富だったなどの条件
    如是果: きれいに咲いた、桜は不満足にしか咲かなかったなどの結果
    如是報: 桜がきれいに咲いたとしたら、咲いた結果から得られる心の報い
    本末究きょう等: 如是相から如是果までの九つの現象の要因はそれぞれ複合的にからみ合っていて、その按配といのは簡単にわかるものではありはしない。がしかし、この宇宙や人間社会の出来事はすべて等しくこれら九つの要因を互いにからみ合わせる、宇宙のある法則によって仕切られ按配されて出来上がっているのだということです。

     ならばその宇宙の現象をすべて支配している「法則」とは何なのか。  しかしこれは最後の最後にくる命題で、それにたどりつくために誰しも苦労するのです。中でも一番苦労したのは、その真理に突き当たるまで体を張って生きぬいた釈尊自身でしょう。

     だから他人ごとでもいいから、誰かがこれは縁起が悪いとか、いい因縁に違いないなどといっているおりには、聞き逃さずに耳をたてよく聞いて眺め考えなおすと、むしろ他人ごとの方が例の十の要因に当てはめてみてなるほどと納得されることが多い。むしろ他人ごとを眺めることでの方が、仏教の説く人生の真理に触れやすく啓発されやすいともいえます。

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