地球温暖化の問題は、実現党の政策として出されたものではありませんが、実現党立党の前後に幸福の科学が発言したものであり、幸福の科学の強いアピ－ルがこれには込められているようです。驚くべき発言であり、この機会に取り上げてみたいと思います。

　我々は、地球温暖化は二酸化炭素の空中への排出が原因であると今まで考えておりましたが、幸福の科学ではそうではないのではないかとして、外国の学者の意見を紹介し、地球上に周期的に起こる温暖化・寒冷化の連なりだというこの学者の見解に同調しているようです。地球で自立的に起きる周期というのですね。

　この学者の説が正しければ、温暖化を世界の人々は何も心配することもないわけで、嬉しい限りです。ホントでしょうか。

　今般このような発言を幸福の科学がしたということは、時節が衆議院議員選挙の直前であることをも当然意識したでしょう。よっぽど自信があってのことと思います。

　地球温暖化の問題に関しては、宗教界でも取り上げられていることであり、生長の家は総裁自らが音頭をとってECO運動をしているという現状があります。幸福の科学が温暖化の原因は、化石燃料の発する二酸化炭素ではないという主張をしているのを聞いて、生長の家の総裁は動顚するのではないでしょうか。これで生長の家の信徒の票を獲得するのが難しくなったのではないでしょうか。
　ゴア元アメリカ大統領は温暖化対策の活動でノ－ベル賞を貰っておりますし、昨日までのラクイラでのＧ-８のサミットでもこの問題が話し合われておりますね。

　このような周辺の環境を無視し独自の主張をしてゆくというのは、一体なんでしょうか。勇気ある行動でしょうか、それとも無知なのでしょうか。私は、正しい勇気ある主張であることを期待しております。