「Re:Re:Re:釈尊が池に石を投げ入れた話に思う」
hikaru0827さんへ

＜お経を聞かされれば、たとえ、その意味が分からなくても、お経や読経者と縁が出来ます。
その縁から、より良い方向に運命が開けるかもしれません。＞

そういう事もあるかも知れませんね、ですが今の人々は葬式などで形式的な読経を聞く事しか機会はありません

それも、いかにも嘘くさい観音経や般若心経です、読経料がいくら、戒名がいくらとか言っている坊さんは、私は大嫌いです

戒名とは仏教に帰依した弟子に付けるもの、ならば生前に機会をつくり仏道に導き、布施の意味合いを理解させ、功徳を積ませる事にまい進するべきです

そして死後は、無償で読経し、すみやかに転生の案内をするのが真の坊主だと思います

日本では檀家制度ができた時点で、修行しなくても食っていけるシステムが出来上がってしまいました

それから、どんどん退廃してしまって「坊主丸儲け」などという言葉まであたりまえに使われるようになってしまいました

正法、像法、末法の話は知っていると思います

正法の時代は「教えと実践の場」がある時代
像法は「教えだけは正しく伝わるが実践する人はいない」時代
末法はその教えすらも、いろいろなエゴに負けてしまい、「道」そのものが否定される時代(おおまかに分けてみました)

今は、僧自身があの世を「あるかないか、わからない」と言っています

それは、先達が苦労して、会得して書物、あるいは伝承という形で残したものに対する冒涜でしょう

正に今は末法と言えるでしょう、ですからhikaruさんの言う

＜また、そのお経がまとう波動により、周りの空間が整えられるという事もあります。
それをもとに、自ら心を調和する事に成功するかもしれません。
環境要因の1つとなり得る、という事です。＞

これは、一般には不可能な事だと思っています
少なくとも今の大乗仏教では無理な気がします
(だから、新宗教というものが生まれてきたのだとも思いますが、、、)

「Re:Re:釈尊が池に石を投げ入れた話に思う」
にしき鯉さんへ


>今、必要な教えが凡夫(普通の人)に説いた小石のたとえですね
>そして、それは生きるための基本的な考えです
>対して、バルドの教えはすでに肉体がなく、心だけで彷徨っている魂に投げかけるものです


バルドの教えは死直後の魂に行うものかもしれませんが…、私が強調したいのは、「お経で人が救われる事」は、この世の人間か、そうでないかに左右されない、という事です。

この世界に日常的にあり得ると思っています。

お経を聞かされれば、たとえ、その意味が分からなくても、お経や読経者と縁が出来ます。
その縁から、より良い方向に運命が開けるかもしれません。

また、そのお経がまとう波動により、周りの空間が整えられるという事もあります。
それをもとに、自ら心を調和する事に成功するかもしれません。
環境要因の1つとなり得る、という事です。

それは実は、自らがまいた善因から、訪れる結果だったのかもしれません(つまり因果の法則が着実に顕れた)、かつ、お経により救われた、とも言えるんです。

不昧因果も不落因果も、平凡な人の平凡な日常の中で、気が付けば、常にそこにあるものだと思うんです。
生死も在家出家も関係はありません。私はそのように思っています。


>「お経で人が救われるかどうか？」と問われれば、、、
>転生を信じ因果の法則をアタマで理解できる人には効果があります
>しかし、死んだら総て、終わりと考えている人には効果はありません


本人の心次第ですね。同感です。ありがとうございました。



>〉＜僧に尋ねた。「人を殺した男が、しかし、その後精進し、善行を重ねた。この男は地獄に落ちますか？」＞

>これは仏教ではプラスマイナスの問題です


具体的で詳細な流れを示していただきありがとうございます。
勉強になります。

内容については、幸福の科学的世界観と照らしても納得出来るものです。


〉幕末の時代、坂本竜馬や、西郷隆盛、大久保利通も戦争を経験しています
彼らは反対意見の者をたくさん殺しています
〉だから、死後「偉大な事業を成し遂げたから天界行き」などという説明は受け入れられません


天国か地獄か、その行き先を決める基準は様々あるでしょうけど、"偉大な事業を成し遂げた"事も、その１つです。
その意味は社会の進化、発展による質の高い、幸福量ＵＰです。
しかし基準はそれだけではなく、他者から恨みを持たれていたらマイナスポイントでしょう。
戦国武将などは一度は下方で禊ぎをするんじゃないですかね。


>、別に僧と在家を隔てるつもりはありません
>しかし、現実的には24時間、考えられる時間を作れる僧の方が「道」の習得は早いと考えています


これはテーマになりそうです。
あらためてトピを立てますね。

「Re:釈尊が池に石を投げ入れた話に思う」
hikaru0827 さんへ

追伸です

「お経で人が救われるかどうか？」と問われれば、、、

ダイレクトにいきましょう、

転生を信じ因果の法則をアタマで理解できる人には効果があります

しかし、死んだら総て、終わりと考えている人には効果はありません

なぜなら、バルドの状態は現世と違います
意識はあっても、自分から他に関与する事は不可能です

今生で生きてきたカルマの総決算がバルド(中有)ですからすべて自分が決めなければなりません

転生には理論があります、「為した事が帰ってくる」というのは大まかな言い方です

魂だけになった時に、意識は鮮明になります
同時に、悪業が下に引っ張る力としてダイレクトに魂に負荷をかけます

それに負けずに、転生先を選ぶことができるように手助けするのがラマです

何の予備知識もない人に、ラマがいくらバルドの「今の状態」を説明しても「馬の耳に念仏」でしょう

知識が総て支配するわけではないですが、知識はイメージとして魂には記憶されます

「救われる」という言葉が「転生先を良い所にする」という意味ならば予備知識は有効です

だれでも、良心があるならば、人に喜ばれる事はけっこうやっています
ただ、バルドの中では孤独です、誰もいません
(賞賛してくれる人も、アドバイスをしてくれる人もいません)

その孤独の中で、hikaruさん、何を求めますか？
あれをしたい、これをしたい、と思っても肉体がなければ行動には移せません

愛し合うセックスのビジョンと神に祈りを捧げるビジョンがでてきたらどちらに飛びつきますか？

現金がいっぱいの満足したビジョンと、餓鬼のように飢えている子供たちのビジョンが見えていたら、迷わず、子供たちのところへ行って食べ物を布施する気持ちがうまれますか？

自分が安定した状態では、後者を選べるんです
でも、バルドはとてもさびしい所なんです

目もない、鼻もない、五感がすべてあるのに、使えない、確認しようがない状態での判断をせまられます

だから、唯物論者に「ありがたい経」は効きません

おそらく、ラマの声が聞こえたとしても、「俺は今、それどころではないんだ、わけのわからん世界に迷いこんでるんだ」と考えるでしょう

しかし、ラマが言った状態を素直に受け入れる、又は理解できる状態ならば本来、転生するはずの一つ、上の世界への誕生は可能だと思っています

これが、経で人を救えるかという問いの答えになっていると思うのですがいかがでしょう？

返信をお待ちします

「Re:釈尊が池に石を投げ入れた話に思う」
hikaru0827 さんへ

うわ〜、凄い反論が来ましたね、嬉しいです

＜その人にとって、今必要な教えかどうか、という観点から「段階的」というなら分かります。＞

その通りです、
今、必要な教えが凡夫(普通の人)に説いた小石のたとえですね

そして、それは生きるための基本的な考えです

対して、バルドの教えはすでに肉体がなく、心だけで彷徨っている魂に投げかけるものです

私はどちらも正しいと思っています、別に僧と在家を隔てるつもりはありません
しかし、現実的には24時間、考えられる時間を作れる僧の方が「道」の習得は早いと考えています
(私も在家ですから、 hikaruさんの気持ちはわかります)

・・・・
せっかく素晴らしい疑問を出してくださったので答えたいと思います

＜僧に尋ねた。「人を殺した男が、しかし、その後精進し、善行を重ねた。この男は地獄に落ちますか？」＞

これは仏教ではプラスマイナスの問題です

人殺しは大罪です、カルマも重いです、その後の精進というのは努力と善業を積んだと言う事でしょう

しかし、バルドに入った時はどこに自分の心を合わせるかという問題があります

と、いうのは悪業は下に引き下げる力、善業は上にしがみつく力と考えてください

中有の49日の最初の七日間(初七日)は無色界からの光がふりそそぎます
しかし、心がそのステージに達してない場合、目もくらむ恐怖にしか感じないと言われます

畏怖しながら落ちていくんです、それから、ず〜っと日にちをかけて
人間に生まれるのは大体43日あたりと言われています

ところが質問のように悪をたくさん働き、人をたくさん殺した場合、一気に落ちます
中有に入る前に普通の人は死後、魂の気絶が3〜4日あります

それは「肉体を自分」と思っている人が「魂だけの自分」と気づく期間です

「悪業」を定義すると潜在意識における自我、他を害そうとするイメージによる想念、現実に行なってしまった「殺害」などの行為があります

一般人は行為が一番、重く作用します
殺意を持って行為をしたなら、自我、イメージともに汚れています
この人は地獄とまでは言いませんが明らかに下の世界に行くでしょう

しかし、その後精進したということですね
そうすると、イメージ、潜在意識下における「汚れ」は取り除いている可能性はあります

人を殺したという物理的なカルマが落ちれば又、転生の時期が来ると思います

その時は地獄での「死」です、生まれ変わりです
仏教における転生輪廻は上のように説明されています

・・・・・・・・・・・・・・・
表題とは関係ありませんが、、、

幕末の時代、坂本竜馬や、西郷隆盛、大久保利通も戦争を経験しています
彼らは反対意見の者をたくさん殺しています

もちろん、彼らは自分の信念があり、日本国をよい物にするためにと言う気持ちはあったと思います

しかし、「行為のカルマ」は必ず残ります

だから、死後「偉大な事業を成し遂げたから天界行き」などという説明は受け入れられません

どんな偉い人にも作用するから「法則」なんです