昨晩NHKで幻想ファイルとかいう番組を観た。この番組は不思議な番組で、神秘現象やUFOを認めているように見せながら結局は否定する方向で結論めいたことを言うのである。だから、オカルトを認める私などは、いつもガッカリさせられるのである。

　昨晩の番組で、ある方が、「人間は自分の見たいものを見る」のですという言葉を述べられた。
この言葉はなんだかホンモノのように思えた。私たち信仰者は神秘を信じておりそれゆえに神秘現象を肯定的に見たいということになる。そうなんだろう。

　神秘現象を認めない唯物的、現実性重視の人は神秘現象を認めたくなだろう。彼らとて、「自分の見たいもの」を見ているのかもしれない。神秘現象などありえないという自己の信念を確認したいのである。神秘現象はないというものを見たいのである。

　結局どちらも自分の見たいものを見ているのである。