職場の中庭の菜の花のコボレ種が発芽して、芽を出した。今度はジャガイモ畑になっている畝の中である。栄養がよいので、ほかっておくと、土中の養分を全部吸い上げそうな勢いのある菜の花である。仕方なく、大きくなったのから、抜いて、おひたしで食べた。菜の花といってもアブラナのばかりではなさそうだけれど、2回ほど私が毒味をして、今日は家族で食べたのだ。癖がなく、歯ごたえは最高。根も採らなくていいようだ。摘む時は、百人一首の、君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ　を思い起こしながら、雪は降っていないのだなあ、と思った。