かわはらさん、こんにちは。
振ると音のする物からの連想で、以下の事を書いてみたくなりました。

赤き帯　小さくゆれて
ホタルとぶ　夜のあぜ道
なたねがら　ふりて呼びたり
ふるさとの
川のほとりの板橋よ
わらの匂いよ
いもうとよ　幾年逢わぬ

大正生まれの　木下シゲさんの詩です。
ある人から、３行目の『なたねがら　ふりて呼びたり』の場面で、振ると音がする、という事を聞いたのですが、それは、どんな音なのでしょうか？
私は、「種を取った後の菜種の草の音」を聴いたことがないのです。
小豆を収穫した後の乾いた草の音は、あるのですが…。

『なたねがら』は、ホタルを捕えるための網の代わりに使ったものである事は確かですが、

http://www.lake-biwa.net/akanoi/parkandride/rekisi.html

妹が、振って呼んだのは、私（作詞者）なのでしょうか？
私が振って、妹を呼んだのでしょうか？
それとも、振ってホタルを捕えた経験を、振るとホタルが近寄ってくるというふうに、妹は、幼く錯覚したのでしょうか？
私が妹にそう教えたのでしょうか？

ホタルは初夏、わらの匂いは中秋以降。なたねがらの季節は、いつなのでしょう？（花は、３月中下旬〜４月頃ですね。）
近江八幡にあるまるやま水郷では、菜種刈りを６月上旬に行っています。乾燥させて、菜種を取って、何とか間に合うのでしょうか？

http://maruyamasuigou.blog69.fc2.com/blog-entry-85.html

振って音のする物から思い出しました。
以前から気にかかっていた事です。
どうでしょうか？　

２番は、

むらさきの　たもとも長き
千代紙の　着せかえ人形
抱きしめて　遊びし秋の
ふるさとの
寺の縁側　落葉降る
銀杏の雨よ　
いもうとよ　幾年逢わぬ

３番は、

粉雪の　袖にかかりし
静かなる　田舎の駅に
別れしは　十二の冬か
故郷は　夢さえ遠く　涙散る　
旅路にあれば
いもうとよ　いつの日　逢わん
いもうとよ　いつの日　逢わん


子どものない親戚の家にやられた兄弟の歌です。
少々板違いなのですが…。