新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

新規登録(無料)

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

「哲学〜真理〜探求について」

「哲学〜真理〜探求について」>掲示板

公開 メンバー数:13人

チャットに入る

サークルに参加する

サークル内の発言を検索する

新しいトピックを立てる

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: アナンさん

    2012年06月10日 07時58分55秒

    icon

    「Re:『真理のことば(ダンマパダ)』」
    第十一章 老いること

    146 、何の笑いがあろうか。何の歓びがあろうか?___世間は常に燃え立っているのに___。汝らは暗黒に覆われている。どういて燈明を求めないのか?

    147 、見よ、粉飾された形体を!(それは)傷だらけの身体であって、いろいろのものが集まっただけである。病いに悩み、意欲ばかり多くて、堅固でなく、安住していない。

    148 、この容色は衰えはてた。病いの巣であり、脆くも滅びる。腐敗のかたまりで、やぶれてしまう。生命は死に帰着する。

    149 、 秋に投げすてられた瓢箪のような、鳩の色のようなこの白い骨を見ては、なんの快さがあろうか?

    150 、 骨で城がつくられ、それに肉と血とが塗ってあり、老いと死と高ぶりとごまかしとがおさめられている。

    151 、 いとも麗しい国王の車も朽ちてしまう。身体もまた老いに近づく。しかし善い立派な人々の徳は老いることがない。善い立派な人々は互いにことわりを説き聞かせる。

    152 、 学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。かれの知慧は増えない。

    153 、わたくしは幾多の生涯にわたって生死の流れを無益に経めぐって来た、___家屋の作者(つくりて)をさがしもとめて___。あの生涯、この生涯とくりかえすのは苦しいことである。

    154 、 家屋の作者よ! 汝の正体は見られてしまった。汝はもはや家屋を作ることはないであろう。汝の梁はすべて折れ、家の屋根は壊れてしまった。心は形成作用を離れて、妄執を滅ぼし尽くした。

    155 、 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、魚のいなくなった池にいる白鷺のように、痩せて滅びてしまう。

    156 、 若い時に、財を獲ることなく、清らかな行ないをまもらないならば、壊れた弓のようによこたわる。___昔のことばかり思い出してかこちながら。


    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: アナンさん

    2012年06月10日 07時56分21秒

    icon

    「Re:『真理のことば(ダンマパダ)』」
    第十章 暴力

    129、すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれる。已が身をひきくらぺて、殺してはならぬ。殺させてはならぬ。

    130、すべての者は暴力におびえ、すべての(生きもの)にとって生命は愛しい。已が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺させてはならぬ。

    131、生きとし生ける者は幸せをもとめている。もしも暴力によって生きものを害するならば、その人は自分の幸せをもとめていても、死後には幸せが得られない。

    132、生きとし生ける者は幸せをもとめている。もしも暴力によって生きものを害しないならば、その人は自分の幸せをもとめているが、死後には幸せが得られる。

    133、荒々しいことばを言うな。言われた人々は汝に言い返すであろう。怒りを含んだことばは苦痛である。報復が汝の身に至るであろう。

    134、こわれた鐘のように、声をあらげないならば、汝は安らぎに達している。汝はもはや怒り罵ることがないからである。

    135、牛飼いが棒をもって牛どもを牧場に駆り立てるように、老いと死とは生きとし生けるものどもの寿命を駆り立てる。

    136、しかし愚かな者は、悪い行ないをしておきながら、気がつかない。浅はかな愚者は自分自身のしたことによって悩まされる。___火に焼きこがれた人のように。

    137、140 手むかうことなく罪咎の無い人々に害を加えるならば、次に挙げる十種の場合のうちのどれかに速やかに出会うであろう、___(1)激しい痛み、(2)老衰、(3)身体の傷害、(4)重い病い、(5)乱心、(6)国王からの災い、(7)恐ろしい告げ口、(8)親族の滅亡と、(9)財産の損失と、(10)その人の家を火が焼く。この愚かな者は、身やぶれてのちに、地獄に生まれる。

    141、裸の行も、髻に結うのも、身が泥にまみれるのも、断食も、露地に臥すのも、塵や泥を身に塗るのも、蹲って動かないのも、___疑いを離れていない人を浄めることはできない。

    142、 身の装いはどうあろうとも、行ない静かに、心おさまり、身をととのえて、慎みぶかく、行ない正しく、生きとし生けるものに対して暴力を用いない人こそ、<バラモン>とも、<道の人>とも、また<托鉢遍歴僧>ともいうべきである。

    143 、みずから恥じて自己を制し、良い馬が鞭を気にかけないように、世の非難を気にかけない人が、この世に誰か居るだろうか?

    144 、鞭をあてられた良い馬のように勢いよく努め励めよ。信仰により、戒しめにより、はげみにより、精神統一により、真理を確かに知ることにより、知慧と行ないを完成した人々は、思念をこらし、この少なからぬ苦しみを除けよ。

    145 、水道をつくる人は水をみちびき、矢をつくる人は矢を矯め、大工は木材を矯め、慎しみ深い人々は自己をととのえる。





    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト

  • from: yeshangさん

    2012年06月02日 19時51分55秒

    icon

    「タライ・ラマ「死の謎」を説く」 ダライ・ラマ(角川ソフィア文庫)を読んで

     ノンフィクション作家大谷幸三がインドのダラムサラで14世ダライ・ラマに会って取材・口述を筆記したもの。大谷幸三のわかりやすい解説・注釈が添えられています。

     死とは何か?輪廻転生は?を歴代ラマの転生、観世音菩薩の化身といわれるダライ・ラマ自身から直接聞きとったものです。

     日本人の大多数を占める仏教信者・仏教徒であれば、基本的なところは同じくしていると思いますし、さらに述べられているところでは共感するところ、新たに気づかせられるところがあると思います。

     ダライ・ラマの説くところは日本人にとって日本の仏教宗派ほどの違いもないので素直に受け入れられるところは多いと思います。

     200ページ程度の小冊子ですが、あれやこれや考えながら4,5日かけて読みました。仏教を考える上で、ダライ・ラマを知る上でよい本だと思います。
    ―-------------------------
     孔子が「未だ生を知らず、いずくんぞ死を知らん」と言うように、生を明らめてもいず、死も死後の世界も体験した事のない私にとって死は空想の世界です。本書も半分は死に対してこの世をどう生きるかがが説かれています。

     「人事を尽くして天命を待つ」、何もせずに神のご加護や運勢占いを信じるのは試験勉強をせずに入試に受かるかどうかの心配ばかりしているようなものとも考えています。種や縁のない所に結果はありません。ちなみに縁は自分で作るものでもありましょう。(犬も歩けば棒にあたる)

     「ただ仏教の教えだからと無条件にしたがうということを厳に戒める」とも言っているように知性と心、主体性を持って実践することの大切さを教えられたと思います。

    • コメントする

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0
    • 拍手する

      サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 0

    icon拍手者リスト