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「哲学〜真理〜探求について」

「哲学〜真理〜探求について」>掲示板

公開 メンバー数:13人

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  • from: めるろ〜001さん

    2009年10月31日 12時08分19秒

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    人間哲学

    仮に「人間哲学」というものを考えてみたい。

    人間は「ただ生きているのか」
    「生かされているのか」
    「生きてしまったのか」
    「生きなければならないのか」
    「生きうるものなのか」

    「ただ死ぬるモノなのか」

    「ただ死ぬるモノである」ということは、
    動かないか動けないかのどちらかであり、
    見かけ上の植物の動きに似ている。
    人間としての行動をとっていると言い難いですね。
    これは「ただ生きている」と同義語です。

    この地球にご両親がいて、生まれたので「生かされている」のか、
    これもあまりに自分の行動が意志を持たないで動いている
    特殊な例である。

    「生きてしまったのか」人間が過去を振り返るだけで行動が成立する場合がありますが、どれだけ過去を見ていても、時間はその過去のみに生きることを許さない。

    「生きなければならない」そういう使命感を持って生きることは
    自己の行動の中で他者の意志も含みながら、自己の行動を決めていく、見習うべき人間である。

    「生きうるものなのか」自分で自己の行動を決め、他者との共存の中で生きることが可能である。

    人間は、時間というものが人間の意志とは関係なく、
    そこに存在する限り、時間の経過は避けられない。
    そして、人間が物体である限り空間を所持し、
    他の存在とともに関わりあっている。(好むと好まざるに関わらず)この二つの事項は、生まれた瞬間に必ず備わっている。

    人間が地球に存在するということは、自然にとって、
    罪悪でもあり好ましいことでもある。
    人間がいないと地球は、自然が繁栄するからといって、
    その繁栄が地球にとって良い結果を齎すとは限らない。
    悪い結果も同じくそれのみを齎さない。

    良い悪いという判断は人間がするものであり、地球がするものでも
    自然がするものでもない。
    人間がいようがいまいが生物の栄枯盛衰は起こり流転する。
    人間がいるから生物の流転がおかしくなっているのではなく、
    そもそも流転し続けているのです。

    しかし、人間の中には、そこにあるべきでないゴミやコンクリートを存在させ、自然の一部を占領しようとしている。
    いや、占領している。
    そうなると、一方的に自然を破壊しているという論理は
    一見正しいように思える。

    アフリカのサバンナでライオンが絶滅しそうになっている。
    これは、すべて人間の仕業でしょうか?
    人間の仕業である時もありますが、自然の変化がそうさせている場合もある。

    「地球温暖化は、人間の仕業だ。」ということはある程度いえますが、それですべてでしょうか?
    地球というのは<全球凍結>したり温暖化したりを繰り返し、
    生物を絶滅させたり、生物がそこに耐える生き方をしたりして、
    変化を遂げている。
    同様に、人間も生物なので絶滅される側ですが、そこに耐えたり、
    自然自体のトータリティコントロールの中にいたりする。
    決して破壊ばかりをしているわけではない。

    人間はそこに生き方の選択をしているのです。
    それが個々人の生き方であり、自然という大きな対象に関わりあっているということである。

    例えば、猫は、山猫であったものが、人間と寄り添うことで生き延びるという選択をした者である。
    人間のつくる栄養を糧に生きているものもいる。
    山は、何かを生かすために人間が整備伐採をする。
    木を切るから自然に反しているのではなく、木を切ることによって
    山の変化を助けることだってある。

    それは取りも直さず、人間の選択であり、人間の意志を自然との対話の中で生かしているのである。

    オニヒトデが珊瑚を食べる。人間はそのオニヒトデを駆除する。
    オニヒトデには迷惑でしょうが、動けない珊瑚にとっては朗報である。また、珊瑚の移植もする。

    深層海流がどうして起こり、地球にどういう影響を与えるか解明する。そういう中で、それを守ろうとする。

    人間個人の行動の中でも、同様に、その行動は、自然にとって
    活性化するものか破壊するものか二通りある。
    要は、あなたはどういう選択をするか、
    どういう意志を持つかということになる。
    このことを離れて、人間の行動の意味はないですし、
    それがどういう意味を持つか明確にはならない。

    人間が生きている限りエネルギーを消費しますが、そのエネルギーを逆に注入することも出来る。
    人間とはそういう存在ではないか。

    一概に「人間は自然を破壊する者である」という意見には、
    疑問を呈する。

    また、人間は知らない人間と関わりあうことによって、
    違う角度からの観点を知ることとなり、個人の知恵が限定的であったと確認することが出来る。
    論理が正しいからすべて同じ論理が適用されるとは限らないのです。

    人間は、少なくともどちらかを選択することによって、
    自然を破壊し、人間自らを生きにくくするか、そういう場合と
    自然に働きかけ人間のみならず自然を守っていくことが出来る場合と選択することが出来るのである。

    砂漠を緑化する。農地化する。水を通す。
    いろんな形で自然を生かすことが出来る。

    大事なのは、その個人の選択ではないか。

    そう思う。


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コメント: 全2件

from: 沙羅さん

2009年11月12日 23時10分53秒

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「Re:人間哲学」


問題は、次元の真理が精神によって、受け入れられる為には、
真理が明晰で、なおかつ客観的に有効な証拠を伴なって提示されるだけでは十分とはいえないのが現実のこの世界なのでしょう。

何故通用しないのでしょうか?
と熟考に熟考に熟考を重ねる・・・
そして
 この真理は主体の振舞を導く原則と矛盾してはならないのみだけではなく・・・
無意識の欲求にも対応しなければならない、、という処に気がつくと思うのです。

 何故なら?
 人間は生きるという方向に向いて生かされている・・・
 つまり時間と空間の中で生かされるという事は・・・

 Rien ne peut entrer en l'homme qui ne corresponde en quelque façon à un besoin d'expansion blondel
 
 拡張の欲求に対応しないものは人間のなかに入り込めない。
                       ブロンデル

   


 
 

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from: 沙羅さん

2009年11月02日 16時31分40秒

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「Re:Re:人間哲学」
>
>
> 人たる本性の尊厳に生き、死して後,汝が人なりしを疑はしむ  る勿れ
> 汝は人と獣とより成れば、自ら人と称せんには、人として日々
> を送らざるべからず。人たるを棄て、古き物語の如く獣に、  変ずる勿れ。
> 四足にて地を這う如き、あさましきも笑ふべき姿を
> 曝らすべからず。古きピタゴラスの徒の如く、死して獣となる  を思ひ、況んや人として立ちて歩みつつ、ひそかに獣ノ転生
> する勿れ。
> 汝の内なる心にても外なる世にても、情にまさりて
> 広き理の地平を望み見よ。
> 汝の神性に与かりて見えざるものに結ばれ死を疎かにせず
> 汝の、まことの知と徳をして、汝が属するは高きにある世に
> 知らしめよ。
>                  トマス、ブラウン
>   

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