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from: めるろ〜001さん
2011/01/25 09:03:22
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『空海とアインシュタイン』を読んで
著者によると
宇宙や自然の摂理に反して、
人間は、自然を使役するように使っている。
そうすると、自然からの反撃にあい、
現在の大洪水や寒波、乾燥の事態に出くわす。
人間は自然や宇宙と融合するような態度をとり、
相手と対話するように進まなくてはいけない。
とのことでした。
勿論、他の紆余曲折も書いてあります。
これは僕の期待した成果ではなく、
アインシュタインの宇宙理論や
空海の即身成仏の論を融合させたものであるのですが、
語りかけるのはアインシュタイン側であり
空海側からもっと語りかけて欲しかったですね。
しかしながら、意欲的な著書であることには変わりまりません。
この結果を受けて、対話とまなざし、間の哲学に関して
いろいろ読んでいきたいと思います。
哲学でいえば、認識の哲学になるのですが、
多くの認識論は、自己の認識論であり、
対話の認識論ではありません。
認識論が哲学的に真理性を帯びるのは、まなざしや対話といった
双方の間のものであり、自己の認識論だけでは十分ではありません。
これをかみ砕いて言うと、
自己が正しいと思っただけでは正しくなく、
他者との間に成立する真理性こそ正しいという普遍性を帯びる。
そういうことなのです。
この普遍性には、時間軸と存在軸が不可欠ですが、
時間軸にも過去現在未来とその存在軸との精査は必要ですね。
空海を紹介している多くの著書の中で、
この<間の哲学>を墓標している人を見つけました。
京大の篠原教授です。
『まぶさび記』なる著書です。
篠原教授の特殊体験から始まるこの著書は、
不思議な読書空間を醸し出します。
易しく書かれている割には、どんどん、
眩しい体験とさびの体験のなかに引き込まれる本ですね。
本人の頭の中では繋がっているものも、他者の目を通すと
繋がっていない。
それは体験が違うからですね。
<間の哲学>の”あいだ”を見ながら読むという
面白さがある本ですね。
正統派の本も読みたいのですが、
ここはちょっと寄り道です。-
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