「Re:Re:Re:大変な大地震です」

　仙台の宮城野区に住む、令子に又電話をした。

　「どう？　　あれから、、」わたし

　「　ぼち、ぼち、、お店に、品物は並んできた、まだガスが
　　こないんだ」令子

　「宮城野区は被災センターの様子が毎日見れるの、
　　そこから、すぐ？」わたし

　「　そうねえ、歩くとかかるけど、
　　まだ、ここから　移動してないの、ガソリンもないし、、ここから動けない。家があるだけ幸運なんだけど、、」令子

　「じゃ！あのテレビで見る、瓦礫化している仙台市内や、津波で全て崩壊された場所には一度も行ってないのね？」わたし

　「行ってない、ここからそれほど、遠くないのに、それより、５日間、電気ないから、テレビもないし、ラジオは聞いてたけど、

　電気が来て、テレビつけて、自分の家の周りがあの全滅状態だったなんて、、５日後に知ったの。OOちゃんの方が、フランスにいてわたしより、状況詳しいからねぇぇ、、』令子

「わたしは、地震が起きて、一時間後には知ってたわよ。
、フランス人の知人が「日本が大変だ」とニュース
すぐ見た方がいいと言って来た。朝８時、まだナイトガウン着ていてたから、、、
時差があるから、朝起きて、すぐ電話がきた。

地震が起きて一時間後には、１００００キロ先の寝起きのわたしの耳には、フランス人から電話で知らされた。

とにかく、あの津波のすごさには、唖然とした。

あの時、令子が仙台なのは知っているのに、何故？
連絡とろうとするわたしがいなかったのかしら？」わたし

「云、びっくりしたんだ、本とは、、

　５日間、電気きてなかったから、、
　電話かけてきた人、いたらしいけど、通じなかったって、後で
分かったんだ。」令子

　「つまり、その時思い出して、電話かけてたら、繋がらないから、当然心配したり不安になったりする私が居るはずだけど、、、何故か、電話をかけようと、安否を気つかう意識がまったくなかったのはどうしてなのかなあ？？？？、、、

それで、５日後よ、、、ア！大変だ、令子が居た、、何処に住んでたっけ？　宮城野って書いてある、、試しに電話しよう！と思って電話したの』私

『　云、何が今回、驚いたかっていうと、地震も驚いたんだけど、電気なくて、ろうそくの生活続け、５日間、電話通じなくて

やっと、日中に電気が来た。冷蔵庫の電気、電気スタンド、トイレの電気、暖房、そして電話が繋がった、、と思ったら

電話が来たんだ、、、地震より、タイムリーにフランスからかけてきた、OOちゃんの電話の方が、驚いたんだ』令子、

爆笑した。

　なぜかしら？　今思えば、無意識分野では、令子が生きてるのを感じていたから、慌てる自分がいなかったんではないか？

ところが、５日後には、まるで誰かに言われたみたいに、「あ！仙台の令子」、、と思い出した、いや、思い出したのじゃないわ。

誰かに、「電話を今したら？」という声なのか？自分で思ったのか？
ここら辺が良く分からない。

この今、このタイムリーに気つかされる
という事はよくあるのですが、やはり第三者の存在が居なければ、
ありえないのだ。

　昔の彼氏は、彼の親戚は海の仕事や　海苔を生産する親戚が多かったという。

　メイルも途中から　頻繁にこなくなった。

　「やりきれない、、」という言葉を放ったメイルが来た。

　生きてるか？死んでるか？という質問を自分の心中でしながら、毎日時間を過ごし、会社にいき、電車が停まったら歩きながら考えるのは辞めた方がいい。

生きてるのか？、死んでいるのか？、という思いは辞めて、

その親戚の人達と、昔話した思い出、昔行った場所での事、その人達と過ごした時の楽しい思い出だけ、思って、なるたけニュース見るの辞めた方がいい、

　ニュースから自分を遠ざけた方がいい。家族とご一緒ならどちらにしても、お母さんや奥様の方が情報得るの早いのだから、、家族皆で、心を重くする事はなるたけ避けないと、、

テラピーは、なるたけ話言葉で、なるたけ、不安を取り除く事なんですよね。

話はちがいますが、いつも思うのが、日本には心理テラピーの数が圧倒的に少ないのでしょうね。

この前の主要チャンネルで、フランス赤十字のプレジデントがテレビで話していましたけど、救急の概念が違うようで、実際肉体的な怪我、、あるいは救助するという事のみに集中するようになっているようで、
実際に被害や災害にあった人でも、肉体的には、医療治療が必要ではないという人達、
この人達の方が多いのですが、

そのような人達の為の、現場に駆けつけるつまり精神的、心理的な問題を治療する　医者やテラピーや心理学の医者の数が圧倒的に少ないと思う。、とニュースで話していた。

わたしも昔からこの違いに不思議な感じを受けていた。
、たとえば、ヨーロッパのどこかの駅でテロ事件が、爆破事件、が発生した時、

数年前のマドリッドでも、医者や看護婦の数の３倍ちかくの数の心理テラピーの医者や、心理学の医者が現場に駆けつけた。

事故に居合わせた　人達の精神面の問題
恐怖心、事故現場に鉢合わせになった人達の不安を隠し切れない心、、大変な数になるであろうと思うのですね。

そしてこのような人達の　不安な心模様は、伝播してしまう。
次々と健康な心模様でいたくても、間接的に不安や恐怖心が波動にのり伝播してしまうのだと思うのですね。

目に見えない心模様、心の問題を蔑ろにしてはいけないと思うのです。

心　という問題、心とは何か？という問題、

そして他者とのコミュニケートとは何か？

実践できる、心の接し方、　心の扱われ方、　話し方、コミュニケートの仕方、
募金だけすればいいんでしょ！という気持ちではなく、被災者達の傷ついた心に少しでも、希望を与えられるような言葉をかける事ができる、、、

そのような、存在のあり方で良いと思うのです。


　数日後、彼が、奇跡的だけどね、、親戚は全員が生存してたんだ。

　正直、ほとんど、希望はないと思ってたんだ、、

　よかった、、、、

　とメイルで話してきた。

　よかった、、、こちらもホット安堵するのだが、それでも、
　信じられないほどの、行方不明者と死亡者の数の悲しみは
　心からカンタンには消えないと思う。人事ではなく、
　自分自身と生きる誰か他者が欠けているという欠乏感なのでしょう、、

　そういえば、今日、去年日本滞在中６，７年ぶりにあった友人Aちゃんが、甲子園の宣誓の言葉を放つ、男子生徒の、眼光の力強さに感じるものがあるとメイルで送ってきた、、日本の未来を背負う彼らの眼光の奥に、
観えるもの、、、

それは、彼らより前に多分この世を先に去るであろう、私達に残されてるこれからの行動や意識如何によると思うのですね。

一人、一人に残されている、自分自身に出来る事
人任せにしない、それでもって、人に自分の価値観をお仕きせをせず、自分自身の心の持ち様に任されていると思う。

明日の未来の扉を開ける事は出来なくても十代のこのような若い人達の為に、、扉の前まで近づける橋を築く事、、、、これは、私達の生きてる意味しかないでしょう。

私達がしなくて、誰が？橋を築くというのだ！




人は、仲間に支えられ、大きな困難を乗り越える

http://www.youtube.com/watch?v=FI2BFNwT0c0&sns=em


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