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from: アナンさん
2011/11/06 06:51:23
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ことわざ・慣用句 :空海
1.「弘法も筆の誤り」 - 空海は天皇からの勅命を得、大内裏応天門の額を書くことになったが、「応」の一番上の点を書き忘れてしまった。空海は掲げられた額を降ろさずに筆を投げつけて書き直したといわれている。現在残っているこのことわざの意味は「たとえ大人物であっても、誰にでも間違いはあるもの」ということだけであるが、本来は「さすが大師、書き直し方さえも常人とは違う」というほめ言葉の意味も含まれている。
2.「弘法筆を選ばず」 - 文字を書くのが上手な人間は、筆の良し悪しを問わないということ。ただし、性霊集には、よい筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった、という、全く逆の意味の言及がある。「弘法筆を選ぶ」として、逆の意味のことわざとして用いられることもある。
3.「護摩の灰」 - 弘法大師が焚いた護摩の灰と称する灰を、ご利益があるといって売りつける、旅の詐欺師をいう。後に転じて旅人の懐を狙う盗人全般を指すようになった。
4.「生麦大豆二升五合(なまむぎだいずにしょうごんごう)」 - 民間に伝わる呪文で、これを唱えれば難事を避けることができるという。本来の字義からは離れてしまっているが、空海の御宝号「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」が転訛したもの。
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