民主主義の政治など実に簡単。民主主義を持った政党を作りさえすればよい。

　逆に言えば、民主主義を持った政党が無い国は絶対に民主主義国家になるこ
　とはない。

　いくら選挙をし国会を持っても、それは民主主義ではない。各政
　党内に民主主義があるからこそ、他党の意見に耳を貸せるのだから。

　なにやかや、と言っておられるけれど、具体性が乏しいというか、
　ほとんど無い。困ったモンである。

　責任を取る政治、決定のできる政治・・・

　なんかわかったような気にさせるが、その実、中身が無い。
　具体的にどのようなものなのか、さっぱり分からない。

　「民意」という言葉を振り回して、強行することなのかな？
　　決定のできるということは。

　震災で甘い見込みが明白となったＷＴＣ移転や、児童館閉鎖に
　よる府立中央図書館の収蔵能力圧迫（それによって近い将来に
　増築費が増大することが分かっている）等の橋本知事の失政に
　対する「責任をとる政治」はどうなるんだろう。

　ああ、「民意！」か！！

　民意によって、これらの失策は不問となるのだな？

　民意、民意、民意が通れば道理が引っ込むｗ　♪
　

　他人の意見を聞こうとするから独裁者ではない、というのであれば、
　ヒットラーも信長も独裁者ではない。

　ドイツ機甲師団と同様のアイディアは、イギリスでもフランスでも
　日本でも、若手将校達によって提案されていたが、それを理解し、
　実現したのはヒットラーだけだった。つまり、他人の意見を良く聞
　いたのは民主主義国の指導者ではなく、ヒットラーという独裁者だ
　ったのだ。

　独裁者の独裁者たるゆえんは、「自分に都合の悪いこと」を聞かな
　い、否、しゃべらせない、という点にある。

　そしてそれは、個人の資質だけの問題ではない。状況が独裁者を作
　ることも多いのだ。

　今の大阪で、橋本支持を受ければ１００％選挙に勝てる。逆らえば
　負ける。このような状況下で、政治家がＨ氏の気に食わない発言を
　することはできない。

　維新の会だけでなく、自民・民主だけでなく、国会議員でさえも。

　発言できるのは、負けを承知で挑んでくる共産系ぐらいか。

　

問題は行動の速さではなくて、成果があるかどうか、なのだが・・・大阪都ができたとしても、その結果、大阪が良くならなければ何の意味もないのだから。すぐに出来そうなことなら、動物園や美術館を府に売り飛ばすなんてのはどうかな？実際、府民が利用する場所なのだから、府税負担が当然かと。

市立近代美術館設立にもＨ氏は批判的だったようだが・・・必要ないとかなんとか。　そもそも美術館なんて必要だから作るものではない。ましてや、他地域から人を呼び込めるような美術館は。東京には必要以上の公立美術館・博物館があるが、だからこそ、他県から人が集まる。