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  • from: 一久さん

    2006年09月27日 16時35分16秒

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    10月〜12月期、読書会のお知らせ

    つぎの課題図書は、

    【現代政治の思想と行動】丸山真男 著 未來社


    にしましょう。

    日本において、政治についてなにかを語ろうとする者であれば、最低限度、これぐらいは読んでおくべきであろう本である。

    この本を読み、その上でテレビの"識者諸氏"の「御高説」を聞けば、彼らにもこれを読ましてあげたいと思わずにはいられまい。

    私は、初めてPC-VANの掲示板に書き込んだときから、政治関係の場所にいる人々は、これぐらいは読んでいるに違いないと思っていたのだが、どうもそうではないらしい、と思わせられることの連続であった。

    最近は、とくにそうで、いったい、彼ら彼女らは、なにを根拠として自説を強弁できるのか、不可思議に思うことが多い。ほとんどそうだとさえ言える。私自身は、門外漢(工学部)であったがゆえに、一応そういった書物にあたり、「とんでもない的外れな言動」をしないようにしよう、と身構えてから書き込む側になったものであるが....

    なにはともあれ、政治について何かを言いたいのであれば、せめてこれぐらいは読んでおこうよ。

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  • from: 一久さん

    2006年09月09日 20時49分04秒

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    市民政府論 読了

    読書会

    ジョン・ロック著

    「市民政府論」岩波文庫 白7-7 読了。


    だいぶん以前に読み終えたのですが、風邪やら多忙やらで書き込む気にもなれなかった。

    感想も、とくにこれといってない。リヴァイアサンを市民政府論に限って詳解したようなものか、と。

    P 100〜101

    「その共同体が一体として決議する力をもつようにしたものであるが、この力はただ多数車の意志と決定によってのみ行なわれるのである」

    とロックは言い、その説明を続けるのであるが、ここに少し注釈を加えておく必要があるように思う。

    というのは、現代日本においては、「少数意見の尊重」の美名のもとに、多数決が軽視ないし蔑視されるきらいがあるからである。

    なぜ多数に従わねばならないのかといえば、「大衆より真剣に考えていると自称する少数者」の言うことが正しい保証がないからである。

    さらにいえば「真剣な少数者」にもいろいろあり、どう考えても一般大衆よりも劣等な意見しか持っていない「真剣な有識者」というものも存在する。

    彼らの「少数意見」をも多数決に優先させようということになれば、議会は混乱の極みに達するであろう。

    少数意見の尊重というものは、多数決を押し退けることではなくて、少数意見が多数を説得して多数意見の座を獲得する可能性の尊重のことである。

    それが行なわれるためには、多数者が自分達の目先の利益よりも、国家全体の公的正義の実現のために議事を運営するのだという意識を共有していること、そういう共同意識を多数派が持っていることを少数派もまた認めていること、それによって、少数派も多数派も国民としての連体を持っていること。これこそが多数決の(そして少数意見の尊重の)大前提なのである。

    ごく少数でしかない拉致被害者の人権のために、北朝鮮との交易が止まるということは、それのみを見れば多数者の利益に反している。

    しかしながら、拉致という非道がまかり通ってよいなどという考えが多数を占めることはありえないがゆえに、日本国は拉致問題を訴えているのである。

    少数者のための行為を、多数者が支持しているのである。そうであればこそ、国家は成立する。多数者が少数者の公的權利のために共闘するという連帯感なしには、多数決も民主主義も決して機能しないのである。

    少数者の言いなりになることが少数意見の尊重ではなく、少数意見のなかに虐げられた正義がないかどうか精査することこそが少数意見の尊重ということなのである。

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