今日は仕事がお休みだったので、図書館へ行ってきました。

読み物が琴線に触れるかどうか…これって、世代に関係しているかも知れませんね。

恩田陸さんの作品を、私はケチョンケチョンだけれど
ここの常連のきょうちゃんは面白いとの感想。

「ネバーランド」はまだ読んでないけどね。
多分「夜のピクニック」でも、同じ見解でしょう。

作家との生年が近いと、共感するのでは？と、薄々感じています。

私が、いくら綿矢りささんとか山田悠介さんの作品を読み込んでも
多分、満足は得られないんだと思います。

で、私には重松清さんや横山秀夫さん、唯川恵さんとかが嵌まると言っても、
私たちの上の世代にとっては、有吉佐和子さんや小松左京さんとかの重厚さがないと
面白くないんでしょうね。

やはり、老若男女（ろうにゃくなんにょ…若という字をにゃくと読んだら、ろうにゃくなんにょ、じゃくと読んだら、ろうじゃくだんじょ…日本語って難しいです（笑））全ての人が
面白い！なんて言うものはないんでしょうね。特に、小説には。

でも、私の面白本のナンバーワンはドキュメントの「凍」ですから。（笑）

「アヒルと鴨のコインロッカー」　伊坂幸太郎　東京創元社

読了も、騙されたって感じです。（笑）
なんとなく、面白くなりそう〜って感じで、結局、なんなの？って。
全く面白くなかったです。単行本1,500円、詐欺だって。

050115 A 伊坂幸太郎 チルドレン
060502 ◎伊坂幸太郎 砂漠
060825 △伊坂幸太郎 終末のフール
060904 ○伊坂幸太郎 重力ピエロ

読むほどに、つまらなくなってきました。ちなみに
マスコミ受けしている「重力ピエロ」の私評は、以下の通り。

> [449] 「重力ピエロ」　伊坂幸太郎
>
>From： すばる
>「重力ピエロ」　伊坂幸太郎　新潮社
>
>やっと借りれました。チャッチャと完読。
>作者本人が、多少の嘘とか、誇張があっても、
>小説として面白く書きたいと言っていますから、これでいいのでしょうけど。
>
>レイプされて生まれた子を巡ってのお話なんだけど、
>ハナから「生む訳ないじゃん」で頭が固まってしまっているので、
>感情移入が出来ませんでした。
>
>この前の「終末のフール」もそうでしたけれど、
>「もしかしたらあるかもしれない」と言う
>ギリギリの線のお話だから面白いのであって、
>「こんなの、有り得ないよ」っと言わせちゃダメです。
>
>伊坂作品は「チルドレン」「砂漠」「終末のフール」、
>そして今回の「重力ピエロ」と読んできましたが、
>さすがに、もういいかなと…(^^;
>
>全部を通じて「サラッと読める」と言うだけ。
>きょうちゃんさんの意見には反しますけど、
>感動とか、感銘とか、笑いとか涙とかがほとんどないので、
>ちょっと、飽きてしまいました。
>
>
>2006.09.04 20:19:43


伊坂さん、村上（春・龍）さん、よしもとさん、平さん、
皆、旬は終ったのでしょうか？(^^;;;

分かるんですけどね。自分も文、書いたことあるから。
短編をひとつ、超短編を４本書きましたけれど、初期のものが面白いです。
（第三者の評価も同じです…）
体裁を整えようとしてしまうと、途端に面白くなくなるんです。
粗削りだけど、面白い。（と、思っています）勢いなんでしょうね。

今日、TOTAL29,780アクセスです。明日には30,000アクセス行くかな？
皆さん、ありがとうございます！

10月27日は「文字・活字文化の日」らしいです。初耳です。（笑）
読書週間の初日だそーで。

読書週間って言っても、だから、本を読むかって言ってもそりゃ、無理だわな。

毎日新聞に面白い調査結果が出ていました。

好きな作家ベスト８

中学生男子
１）Ｊ・Ｋ・ローリング
２）山田悠介
３）星新一
４）あさのあつこ
５）宮沢賢治
６）はやみねかおる
７）赤川次郎
８）ダレン・シャン

中学生女子
１）Ｙｏｓｈｉ
２）山田悠介
３）Ｊ・Ｋ・ローリング
４）はやみねかおる
５）あさのあつこ
６）ダレン・シャン
７）さくらももこ
８）時雨沢恵一
８）宮部みゆき

高校生男子
１）山田悠介
２）赤川次郎
３）乙一
４）星新一
４）Ｊ・Ｋ・ローリング
６）芥川龍之介
７）石田衣良
８）あさのあつこ

高校生女子
１）Ｙｏｓｈｉ
２）山田悠介
３）乙一
４）さくらももこ
４）Ｊ・Ｋ・ローリング
６）赤川次郎
７）江国香織
８）森絵都

（毎日新聞　平成18年10月27日朝刊　学校読書調査から引用）

いかがでしょう？ジェネレーションギャップのほどは？（笑）
Ｙｏｓｈｉとか、山田悠介ですから。私にとっては
「ぶっ飛ばすぞ、テメー！」って感じですかね。(^^;;;

関連で「読ませ大賞」ってのもやっているみたいです。
詳しくは　　http://読ませ大賞.jp

今日は、清水の舞台でカラオケ歌うくらいの勇気を出して
森絵都さんの本を借りてきました。（笑）さてさて…

「あなたにもできる悪いこと」　平安寿子　講談社

やったー！北海道日本ハムファイターズ、44年ぶりの日本一〜！

しかーし！この良き日に、とんでもない駄作を手にしてしまいました。
キャラはたってないわ、話しに起伏はないわ、おまけに装丁も劣悪。
もう最悪です。

まぁ、もともと、平さんの作品は主人公の印象が弱いんですけれど、
それにしても…
６話からなる短編集ですけれど、３話目で挫折。これを最後まで読めという方が無理です。


051111 平安寿子 くうねるところすむところ
060318 平安寿子 Ｂランクの恋人
060422 平安寿子 センチメンタル・サバイバル

最初に読んだ「くうねるところすむところ」が、それなりに面白かったので、
期待しながら読んできましたが、読むたびにつまらなくなってきました。
奇しくも「センチメンタル・サバイバル」は、この板の最初の発言です。


>[1] 平安寿子「センチメンタル・サバイバル」
>From： すばる
>今年46冊目、完読。平安寿子（たいら・あすこ）さんものは、これで３作目。
>
>平安寿子 「センチメンタル・サバイバル」
>ISBN4-8387-1643-5
>
>図書館で何気に手にした「くうねるところすむところ」が、まずは結構面白かった！
>建築業は彼女のバックボーンなんでしょう。熱っぽく語るところはとってもいいです。
>「くうねる〜」の不満は、あれ、ここで終るの？って感じの終わり方。
>あと30pは書いてよって。面白く読んでて、ページが少なくなってきて、
>エッ？これからだろ！って感じで終ってしまって、とても残念。
>
>２冊目に読んだのは「Ｂランクの恋人」。これもサラッと読めて面白かったです。
>決して、何ら確固たるテーマで、何かを突き詰めるとか言うのはないので、お気楽に読めます。
>文章はこなれていますから、感情移入もすんなりと。
>
>で、今回読んだ、「センチメンタル〜」は、ちょっと期待外れでした。
>途中で、やめようかと思いましたから。
>主人公の「るか」があまりに魅力が乏しくて。
>男の目だからでしょうかね？おっとりとした子は嫌いではありませんが、
>それでも、この子は…パスかなって。（笑）
>

もう、平さんのものはいいです。(^^;;;

「奪取」（上下）　真保裕一　講談社文庫

面白く読み終えました。

外国コインや変造テレカ等で、小銭を稼ぐハイテクオタクの22歳の道郎。
友人がヤクザがらみの街金で作った一千万円を超える借金を返すために、
偽札造りに手を染めていく。

上下巻で、約1,000ページの作品で、読み応えがありました。
３転も４転するストーリー展開は、スリリングで飽きさせません。
ラストも、中々です。

何よりも、裏付けがすごい！
私の場合は、以前の仕事が印刷に関るものでしたから、難なく読めましたけれど、
素人さんには多分チンプンカンプンでしょうね。万人ウケする作品ではないと思います。

参考文献の中に、私がイラストや４コママンガを描いていた月刊誌もあって、
思わず、ニヤリとしました。

こっちのＦＭ放送（ＦＭ北海道／Air-G）夕方の番組
『ダイヴ・イン・トゥ・ザ・ナイト』の中で、
毎週月曜日に市内大手書店の図書売れ筋ランキングみたいな
５分ほどのプログラムがあって、毎週とても楽しみにしています。

今日（厳密には昨日）「赤ちゃんの値段」って言う、ドキュメント本が紹介されていました。
なんか、強烈にそそられましたね。新聞記者が書いた物らしいですけれど。
望まずして出来てしまった赤ちゃんを、海外に売るというルートがあるそうです。
ちょっと読んで、知識をつけたいです。
図書館に購入希望を出しましょう。（飽くまでセコイ！(^^;;;）

この番組では、先週は三浦しをんさんの 『夢のような幸福』を絶賛していました。
同作者の、直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』はケチョンケチョン！
『夢のような幸福』が直木賞だったなら納得できると…（笑）

番組ＤＪも、結構読み込んでいる人なので、信憑性はありそうです。
その前の週は、逢坂剛（あってる？）さんの
ハゲタカ・シリーズの４作目とのこと。…分からん。（笑）

一昨日、街をぶらついていたら、東野圭吾さんの「手紙」も映画になってました。
強盗殺人を犯してしまった兄と、弟の話しなんだけど、案の定、２人ともイケメン系。
全然イメージが違ってガッカリ。ＴＶ放映を待ちます。（笑）
人生にくたびれているって設定なんだから、やっぱりそういう系の役者さんを使って欲しいっす。

先日、文庫本も出て、どこの書店でも上位ランクされていますよね。
実は、私が図書館へ通うきっかけになった作品です。
元々は毎日新聞の日曜版に掲載されていた小説で、何気に読んでいて、すっかり引き込まれて、
その他の東野作品を読んでみたくなって図書館通いが始まりました。

でも、連載小説って字数に限りがあるし、挿し絵のスペースもあるし、
単行本化に当って「大幅加筆修正」ってのも納得できました。

そう言えば「地下鉄<メトロ>に乗って」の常盤貴子も、全然イメージ違うし。
注→常盤貴子は大好きなのよ。（笑）

見た人います？私、容疑者　室井慎次を見ていたから両方見れなくて(^o^;　なんかﾀｲﾄﾙ見た時から頭にこの単語がこびりついててね〜　原作読んだ人いたら少し感想聞かせてね

「おやすみ、こわい夢を見ないように」　角田光代　新潮社

久し振りに彼女の作品を読みました。全７編からなる短編集です。
テーマは「人を怨む気持ち」「人を殺したい気持ち」です。

まぁ、実際には「ストロベリーナイト」のような、
血なまぐさいシーンが出る訳でもなく、日常、普通に思うことを
掘り下げた作品でした。

でも、これって、作者名を伏せられたら、角田さんとは思えませんね。
重松清さんっぽい。（笑）
でも、やっぱり、女性が抱える執念深さは、男性には理解できないものがあります。
な〜んて…不倫経験者は語る。最終的に取っちゃったからな〜（笑）


050901 A角田光代 対岸の彼女
050923 C角田光代 いつも旅のなか
051101 A角田光代 空中庭園
051102 C角田光代 だれかのいとしいひと
060213 C角田光代 キッドナップ・ツアー
060406 角田光代Presents
060601 角田光代エコノミカル・パレス
050815 B角田光代他コイノカオリ

過去に読んだ作品はこれだけ。一番良かったのは「対岸の彼女」かな？
それ以外で、あらすじが頭に残っているのは「キドナップ〜」くらいです。（笑）

今日から読み始めたのが、初っ端から、かなり来てます。
上下２巻の文庫だからちょっとかかるかもしれませんけど。
あと、海堂尊さんの新作が結構売れているみたいで気になります。
「チーム・バチスタの栄光」面白かったからなぁ…

「一応の推定」　広川純　文藝春秋

あっさりと完読。

難病を抱える孫を持つ男が轢死。
それは、保険金目当ての自殺か、事故死か？という物語。

ウンチク学習で言えば○。エンターティナーとしては×ですかね。
あまりにも、淡々としているので、感動とかはほとんどないです。

でも、裏事情に詳しい人が書いているものなので、
知識として、読んでおいて損はないとは思います。



損といえば、昨夜の日曜洋画劇場の「ポセイドン」！酷かった！
「ポセイドン・アドベンチャー」大ファン（20回は観たと思う）
としては噴飯ものでした。

まぁ、あの監督じゃ仕方ないけど。メチャクチャな映画でした。