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  • from: yeshangさん

    2014年05月31日 11時37分21秒

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    「黄土の疾風」 深井律夫著 (角川文庫)

    日中両国の農業危機を克服するため、中国黄土高原の農業の建て直しのため、ファンドを立ち上げ、土の改良、農業技術の向上、農業への農民のの取り組み姿勢の改革を進めようとする大塚草児が奮戦する物語です。

     同じく農業で、遺伝子組み換え作物で利益を上げようとする外国ファンドとの熾烈な仕掛け合いが展開されます。
     中国では、農民・農家の頽廃がすすみ、官僚・地方政府・公務員の汚職・腐敗が草児のプロジェクトの前に立ちはだかります。

     息つく暇のない展開も繰り広げられますが、現在の中国の問題、農村の実態、汚職の深刻さを思い知らされる内容です。
    --------------------―
     本書は、第三回城山三郎経済小説大賞受賞作です。

     これから中国進出しようとする企業、中国での事業に取り組もうとする人には大いに参考になるでしょう。あくまで小説ですが、中国の実態がよく書けていると思います。
     ストーリーとしては出来過ぎのところがありますが、TVドラマ化すれば、別の形で山崎豊子の「大地の子」のような話題作になると思います。

     ただ、中国にとっては不愉快なところが多いので、中国政府からの横槍の入る危険性があります。

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  • from: yeshangさん

    2014年05月27日 22時02分26秒

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    「知の巨人―荻生徂徠伝」 佐藤雅美著 (角川書店)

    江戸時代、幕府御用人柳沢吉保に仕えた儒者・荻生徂徠の伝記小説です。
     小説というよりは伝記その物に近い内容です。

     「徂徠豆腐」として講談にも落語にもなっている、貧乏のどん底にあって豆腐屋の裏で勉学に励み、豆腐屋のおからをもらって食いつないでいた話は知っている人もいるでしょう。

     将軍綱吉に仕えた吉保に認められ、柳沢家にあってのちの将軍吉宗にもその才を認められて、陰ながら吉宗の幕政に参与することになります。

     確かに素質はあったのでしょうが、さらに並々ならぬ勉学の果てと感じさせられます。
     荻生徂徠については、ネットで見てもらえればよいと思います。

     勉学にいそしむ高校生、大学生には読んで損はない本です。

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  • from: yeshangさん

    2014年05月21日 14時13分41秒

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    「冬虫夏草」 梨木香歩著 (新潮社)

    「家守綺譚」の続編です。

     主人公は、同じく駆け出しの物書きの綿貫征四郎です。

     相変わらず現実から奇妙な幻想的な世界に、また現実に引き戻されるような話が続きますが、飼っていた犬のゴローの行方がわからなくなって数カ月。

     比叡山か鈴鹿の山中で見かけたという話があって、比叡山方面は他人に任せて、鈴鹿の山麓の方を探してみようと、それにイワナの夫婦がやっている宿屋があると聞いて、そこにも行ってみたいと。

     鈴鹿の山中では都会や街にはない風景、人々や宿、奇妙なものに出くわしますが、現実か夢の中のような話が続きます。
    -------------―
     5/18の日経新聞の書評のページに、「「家守綺譚」が梨木香歩の最高傑作なら、本作(「海うそ」)はふたつ目の最高傑作だと思う」と書き出して、「海うそ」が紹介されていました。
     

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  • from: yeshangさん

    2014年05月16日 22時02分27秒

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    「青玉の笛」 澤田ふじ子著 (光文社)

    6篇からなる短篇集です。

      「因果な茶杓」、「紙背の帯」、「来迎図焼亡」、「空海の妙薬」、四年目の壺」、そして、「青玉の笛」です。

     いずれも江戸時代の風俗を書いた話ですが、庶民の暮らしの中でも、はらはらドキドキさせるような話です。
     「 因果な茶杓」は、京の遊郭に年期奉公で売られていく娘たちを連れた女衒の一行に、途中で会った坊様から、その中のお桂は、やがて時期が来れば多くの人々に幸せや駅をもたらすようになると告げられて・・・。女衒も気にかかり、京でお桂をそれなりの遊郭の主人に紹介したところから話は、途中から出てくる茶道の茶杓に絡んで結末を迎えます。

     この他の話も、面白く読みましたが、市井の人情話、よくやった、それでこそといったようなお話で、短篇TVドラマ・映画にすればおもしろいものになるだろうと思いました。

     題名の「笛」に惹かれて買ってきて読みました。
     横笛は、小学生の2年生から鼓笛隊で吹いていて、フルートやピッコロにも興味を持っています。

     かつて中国に行ったときは懐に忍ばせて皆の前で数曲披露するなど、今でも小学生のころと同じ笛を、年に1,2度吹いています。
     本当は、フルートやピッコロに挑戦したいのですが、どうも女性的なイメージがあるのと、小学生のころの笛で十分だし、それも最近はうまく吹けなくなっているので。
     しかし、笛の音とブラスの音、パーカッションには若いころのブラスバンドからの血を沸き立たせます。

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  • from: yeshangさん

    2014年05月15日 21時39分36秒

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    「家守綺譚」 梨木香歩著 (新潮文庫)

    綿貫は、昔、同級生であったボート部の高堂が、湖で行方不明になって亡くなったが、その父親から娘のところで厄介になることになったのでと、高堂の住んでいた家を預かって住むことになります。表題の家守(いえもり)が始まります。

     庭は広くて二階建て、庭には疎水からの水が流れていて、池もあり、そばにはサルスベリの木があって、どうも木に好かれたよう。
     夜中に床の間の掛け軸からたびたび高堂がボートに乗って現れたり、河童やカワウソ、狸に狐、小鬼、住みついた犬などが出てきて、夢の中のようなお話です。
     以前に読んだ「植物園の巣穴」を思い出しました。
     話は、庭や付近のいろいろな植物に絡めて書かれています。

     子供のころからこれまでに見て来た夢を思い出させるような内容で、暇潰しに読んで面白い本です。

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  • from: yeshangさん

    2014年05月09日 11時56分30秒

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    「海うそ」 梨木香歩著 (岩波書店)

    九州に近い島、遅島を夏休みを利用して、文学部地理学科の秋野が調査に訪れるお話です。

     島の北に宿泊し、民家や明治の廃仏毀釈で壊された寺院・修験道の跡地をへ巡り、1週間かけ調査に当たります。
     調査のため住まいの民家、島を案内してくれた梶井君、古文書を見せてもらい、いろいろとお世話になる岩本氏。岩本氏の家からは蜃気楼がみえ、それを「海うそ」と呼ぶらしい。

     そして、日本の終戦を挟み、お世話になった人たちはすでに亡くなっていますが、50年ぶりに島を再度訪れることになります。

     地元のことは知っているようで、案外当たり前のこととして、生活習慣として過ごしていますが、今一度自分の生まれ育った郷のこともよく見てみたい気持ちになりました。
     調査の旅ですが、島の歴史・自然やいろいろな動植物のことが場所場所で出てきます。

     岩波書店の創業百年記念文集として出版された本です。

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  • from: あいこさん

    2014年05月08日 07時39分26秒

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    村上春樹は、確かに、好き嫌いが、分かれますね。
    昔、春樹さんが、書いていたのですが、8割の人には、好かれないが、2割の人に強烈に好かれるみたいなことを、読んだ記憶があります。

    グロテスクで、思い出しましたが、桐野夏生の「グロテスク」読みました。
    東電OL殺人事件を、モデルに書いているみたいです。けっこう面白かったです。

    yeshangさんは、桐野夏生の「グロテスク」も、嫌いですか?

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  • from: yeshangさん

    2014年05月07日 20時44分37秒

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    村上春樹は、以前、「1Q84}を読んで、BOOK3はBook-OFFで買ってきて一応読みましたが、ふしだらでグロテスクな印象があって、読み終えて3冊そろえて古書店に持って行きました。

     以来、手を出さないようにしていますが、「女のいない男たち」は男としては買う気持ちにならない題ですし、「色彩を持たない・・」も私好みの題名ではないので、話題にはなっていますが、敬遠しています。

     伊集院静も、「羊の目」を読んで、面白みは有りましたが、私としてはいやな世界でした。
     しかし、今回の「ノボさん」は改めて伊集院静の作品を見直しました。

     残された命も少なくなっているとつくづく思う今日ですが、よい物は多く読みたいと思っています。

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  • from: yeshangさん

    2014年05月06日 22時43分37秒

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    「ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石」 伊集院静著 (講談社)

    俳句の正岡子規の生涯の物語です。

    途中からは夏目漱石が出てきて、二人の親友ぶりが詳しく述べられています。

    正岡子規は東京に出て学生をしているうちに、文学に俳句に目覚めます。
    子供のころからの漢文、書の素養があって、それが花開こうとしているのですが、喀血、カリエスの病に・・・。

    残り数十ページを読み進めていますが、このあとそれなりの本が出なければ、今年の「本屋大賞」になってもおかしくはないと思います。

    司馬遼太郎の「坂の上の雲」でも子規がたびたび出てきましたが、ここでは子規と真之との話はさらりとしか出てきていません。しかし、当時の同郷人の繋がりは、「絆」を感じさせられます。

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  • from: あいこさん

    2014年05月06日 08時38分55秒

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    村上春樹

    yeshangさん、メールありがとうございます。
    ちょっと、投稿してみますね。
    最近読んだのは、村上春樹2冊です。
    「女のいない男たち」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。

    村上春樹にも、ちょっと飽きたかなと思って、「色彩を・・・」も、読んでなかったのですが、・・
    2冊とも、面白かったです。
    春樹さんを、読むようになったのは、ネット上の読書サークルに、だいぶ前に所属していて、そこの主催者が、春樹さんに傾倒していて、それで、私も、色々な本を紹介してもらって、大ファンになりました。
    ひさしぶりに、春樹さんを読んで、春樹ワールドにどっぷりつかりました。
    やっぱり、春樹さんは、天才です。(笑)

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