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  • from: yeshangさん

    2021年07月22日 18時58分16秒

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    「ミチクサ先生」最終回 伊集院静著

    日経新聞朝刊に連載されていた夏目漱石の物語「ミチクサ先生」
    が今日で最終回をむかえました。
     最終回は寺田寅彦と芥川龍之介が浅草に向かう散歩のでの二人
    の漱石を思い出しての会話で終わっています。

     漱石は芥河龍之介、寺田寅彦といい多くの小説家を見出し力添え
    をしてきています。
     漱石の作品はいくつか読んでいますが、漱石自身については、
    それほど知らずにいましたが、本連載で面白く読み終えることが
    出来ました。

     最終回でも最後に猫が登場して、「ミャーゴと声がして二人は
    川の方を見ゆった」で終わったいますが、挿絵はこれまで何度か
    出てきた黒猫です。

     途中で連載中作者の伊集院氏が体調を崩して中断しましたが無事
    終了しました。
     そのうち日経新聞社から本として出版されるでしょうが、その
    おりには購入して再読したいとおもいます。

     なお、「ミチクサ先生」の紹介はWebでも見ることができます
    ので、ぜひ覗いて見てください。

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  • from: yeshangさん

    2021年07月18日 21時04分58秒

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    「蔵書の苦しみ」 岡崎武志著 (光文社文庫)

    岡崎氏自身が大変な蔵書家であり、これだけ本が多くなると
    様々な問題も生じてきます。
     あるはずの本が見つからず買う羽目になったり第一家が蔵書の
    ために傾くことになっつたり、それ以前に生活空間がなくなり、
    本をかき分けて生活する羽目になったりと。

     蔵書の目安として「整理術うんぬんを語れるのは5千冊ぐらい
    までの蔵書の場合だろう。通常5千冊から1万冊あれば店の規模
    にもよるが1軒の古本屋が開けるといわれている。1万冊を超え
    2万冊に手が届く頃には、家一軒をすべての本のために使うぐらい
    の潤沢なスペースを持たないかぎり、整理どころではないという
    のが正直な話」と書いています。

     私の場合は5千冊を超えるくらいはあると思っていますので、
    古本屋を考えようかと思ったこともありますが、良い本だけを
    背取りされて屑ばかりが残るのは困ると思いその気は今のとこ
    ろありません。

     本書では蔵書を戦争の空襲で灰にした話や逆に蔵書のために
    家を建てた話なども載せられています。
    また最近の電子書籍の話も載せられていますが、いましばらくは
    紙の本は手放せないところがあるようです。

     そして「必要以上に蔵書を溜め込むことは「苦しみ」である
    とともに「喜び」でもある。ただ、そばにあるだけでいい、この
    気持ち、わからない人にはどんなに説明してもわからないでしょ
    うね」とも語っていますが同感です。

     読んで非常に参考になるといったところはあまりありませんが
    私のようなミニ蔵書家として暇潰しにしに読んで面白い本でしょ
    う。

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  • from: yeshangさん

    2021年07月08日 20時48分13秒

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    「天を測る」 今野 敏著 (講談社)

    長崎海軍伝習所一期生で笠間家家臣の小野友五郎は咸臨丸測量方兼
    運用方として安政7年(1860)アメリカにわたります。
     軍艦奉行は木村摂津守、艦長は勝麟太郎、通訳として中浜万次郎で
    す。この航海を成功させたことから友五郎は幕府のお目見えに取り立
    てられ江戸湾海防計画、軍艦建造、アメリカからの軍艦購入など幕府
    海軍の近代化に努めます。

     一方、世の中は明治維新につき進みつつあり騒然とした中にありな
    がら友五郎は与えられた任務を着実にこなしていきます。
    長州・薩摩との戦い、鳥羽伏見の戦いに参加、将軍のお供をしつつ兵
    站の責任者として知識と算術の能力を発揮しますが、幕府は持ちこた
    えられず維新を迎えることとなりました。

     維新後は責任を問われ、牢に入っていましたが政府から再三の出仕
    の誘いに最初は断っていましたが、鉄道の測量・建設に参加し、大い
    に能力を発揮して技師長になります。

     ある日、元軍艦奉行木村摂津守が訪ねてきます。二人は懐かしい思
    いに浸りますが、木村は「なんだか嫌な国になったように思います。
    これからは戦が絶えない国になっていくように思えてならないのです」
    と。

     勝海舟や福沢諭吉も出てきますが、ここではともに口先だけで実力・
    実務が伴わず公私のけじめに疎く自己中心的なふるまいの多い人物に
    なっています。
     攘夷から始まった維新はけじめのつかない紆余曲折を重ね、不要な
    戦を重ねつつ結局開国に至りました。

     そして、260年続いた平和な江戸時代が終わり維新後は富国強兵の
    方針のもと外国との戦争の続く世となり、太平洋戦争の終戦を迎える
    こととなりました。正に木村摂津守の言葉通りになったものと思いま
    す。明治維新の位置づけを再度考え直させられます。

     

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  • from: yeshangさん

    2021年07月06日 19時41分45秒

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    「宗棍」 今野 敏著 (集英社)

    幕末から明治にかけての琉球の空手武道家で今日の空手道の礎を
    気づいた松村宗棍のお話です。
     松村宗棍は子供のころ友達をいじめる餓鬼大将らとけんかになり
    そこで高名な武術家照屋寛賀に素質を認められ成人し、科(琉球の
    官吏登用試験)に合格かることを条件に弟子入りが許されることに
    なる。美人と噂のある地頭代の娘と勝負することに、娘は自分に勝
    った男に嫁ぐと言っていたが、宗棍は勝ちを収めた。
     首里王府の役人となり、国王から空手の強さを認められ国王の
    指南役を努めながら空手道に磨きを掛けつつ後進の指導に努め今日
    の空手道の道筋を作った。

     今年の五輪では空手道が正式種目となり、空手道に励んでいる私
    にとってはこれを機会に空手道が負かます盛んになることを望んで
    います。

     ただ、私は70歳を過ぎてさすがに体力の衰えと体の柔軟性の低下
    がひどくなったと感じています。昨日まで気にせずやっていた動作
    が今日はどうしてもできない、当たり前の動作が頑張っても思う
    ようにいかないという悩みに苦しんでいます。

     しかし、枯れ木も山の賑わいと思い続けようと思っています。

     本書は空手道家の今野氏の本だけあって的を得た内容で空手道に
    励むものにとってはいい本です。
     ただ、主人公の宗棍は大きな挫折や困難がそれほどなく順調な
    展開であるので、却って物足りなさを感じるところがあると思いま
    す。

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