ロシア語の通訳者米原さんの通訳に関連するお話です。

　タイトルの意味は綺麗な言葉で解りやすく通訳されるが発言者の内容からはかけ離れている、通訳は聞きづらいが発言者の内容は正確に伝えているを言っています。

　通訳には専門分野(政治、経済、科学、文化、などなと)や文化・生活習慣の違い、発言者の経歴・専門分野、などなどで機械的には翻訳不可能なものが多々あります。

　そのあたりの、苦労や失敗談、面白おかしなエピソードなどを交えて書かれています。
　通訳を志す人には非常に参考になると思いますが、そうでなくても通訳者の仕事の一端が解ります。
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　私は、中国で逐語通訳で講義を行った経験がありますが、通訳を介するので普段の２倍以上の時間がかかります。そして、こちらがさらりと言ったことに案外時間がかけられたり、詳しく説明したところがさらりと通訳されてしてしまったり、たまに、通訳に聞き手が疑問を持って通訳と受講者間で議論の応酬が起こったりなど。
　それでも、何日か、何週間か、何年かすると非常にスムーズになりました。
　確かに、ここに書かれているような通訳のいろいろな苦労や問題を実感して読みました。

身売りが決定した名門球団スターズの本拠地での最終戦で、プロ初先発のルーキー有原はノーヒットのまま９回を迎えた。
残りアウト３つを奪うため、ルーキーが投じる20球に様々な人々の思惑が重なる。
◆とにかくタルい！さすがの野球好きでもあまりのテンポの悪さに辟易。途中中断あり、中盤以降はほとんど流し読みでした。
どうして野球を題材にした小説・映画に名作がないのかなぁ(^_^;)まぁお奨め出来るとしたら堂場氏の「大延長」くらいか…△評価です。

お客様のお悩みを超能力で解決いたします！お困りの際は迷わず当事務所まで。
◆超能力で事件を解決。誉田さんにしては珍しくコメディタッチの作品でした。高野和明の「幽霊人命救助隊」にも似てたような…
好き嫌いもありますが暇潰しにはいい感じです。
ラストはあの大ヒットホラー作品「リング」と同じタネが…まぁ、映画とかでは100％カットされていたエピソードだから、原作読んだ人にしか分からないと思うけど(笑)△評価です。

　第二次世界大戦を連合国側の勝利に導いたものは何かを五章に分けて解説しています。

・いかに輸送船団が大西洋を無事に渡れるようにしたか
　いかにドイツのUボートからの脅威を跳ね返し、大西洋の輸送船の安全を確保したか
・いかに制空権を勝ち取ったか
　ヨーロッパの戦域での爆撃機と護衛戦闘機、爆撃の戦略
・いかに電撃戦を食いとめたか
　ドイツの破竹の勢い電撃戦に対抗するために連合国側、ソ連はどう対処したか
・いかに敵が堅守する海岸を奪取したか
　ノルマンディーの海岸突破、いわゆるDデーの実現と成功に導いたもの
・いかに"距離の暴威"を打ち負かしたか
　太平洋での日米の戦いでの米軍の戦略と戦術、それを支える兵器について

　いずれも、また全体を通じて様々な戦略、戦術、兵器、科学技術と諜報などが複雑に絡み合ってシステムとして機能するとき、そこに勝利への道が開けることが述べられています。

　経営者、政治家、戦略・戦術を考える立場にあるひとには、おおいに参考になると思います。
　同様の書に「戦略の本質ー逆転のリーダーシップ」 野中郁二郎著があります。

慎一は　祖父と母の家庭、友達に春也我いるが、小学校では共に仲間外れにされている唯一の友達。

海の近くで魚やエビ、ヤドカリを仕掛を使って取って遊んでいるが、、そのうちヤドカリを秘密の場所で飼うことに。
そのヤドカリをもてあそんでいるうちに、願い事がかなうのではと。

不思議と当たるが、そのうち鳴海という女の同級生も仲間に加わって。鳴海に慎一は淡い恋心を持つが、鳴海の家庭とは祖父とのしがらみもあるのです。

3人の家庭で、慎一は祖父のいる母子家庭、春也はどうも家庭で虐待を受けているようだ、鳴海は父子家庭であるが、そんな三人が子どもながらに親との関係も絡み合って複雑な感情を持ちつつ話は展開します。
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　子供のころを思い出せ。る内容です。
　子供のころには子どもなりの悩みがあったものですが、私一人でなく、一緒に遊んでいた者たちにもそれぞれの悩みを抱えていたのではと思います。

博打打ち、辻斬り強盗、詐欺、ゆすりたかり…天保年間の江戸の町に、極めつきのワルだが憎めぬ連中がいた。
ひょんなきっかけで知り合った彼らが大胆にも挑んだ悪事とは？
◆清貧な武士が理不尽な世を討つみたいな藤沢作品の中ではちょっと異例なお話でした。時代小説が大の苦手の私でも難なく面白く読み終えました。
相変わらずこの文庫シリーズの装丁イラストは素晴らしい。○評価です。

京セラ、ＫＤＤＩの経営者、日本航空の再建の会長として活躍した稲盛さんの著書です。

　経営者、企業の責任者、管理者にはよい本です。
　そして、これから起業しようとしている若者、独立しようとしている中堅にはぜひ読んで欲しい本です。

　昨今の、有名ホテル・レストランの偽物表記、ブラック企業などは論外と思えるでしょう。

　　そして、日航の再建のためには人員の削減や不採算路線の廃止もありましたが、社員が第一（甘やかすのでなくて）、それがあって顧客に、株主に応えられるという考えは同感です。

　経営者と企業の中枢・中堅、これから起業しようとする人には経営の王道を説いています。