「塩の街」有川浩 メディアワークス

ある日突然、世界各地に巨大な塩塊が落ちてきた。
人々が次々と塩へと変わる「塩害」が蔓延する中、必死に生き延びる秋庭と真奈。事態は解決するのか？みたいなお話。
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初めて有川浩の「図書館危機」だったかを読んだ時は５ページも無理でしたから、今回は一応途中までは読めました。
にしても中身はな〜んもないっす。ラストは「へっ？終わり？」って(笑)
そこから100ページあってもいいんじゃないかって感じのいい加減さ！
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「塩の街」本編はそんな感じで終わった後、番外編として４つの短編がありましたが、これはあまりのひどさにお手上げ。断念しました。
まぁ若い方には、このくらいのスカスカ具合じゃないと受け入れられないのかなぁ？
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いずれにしても、有川浩作品は多分二度と読まないでしょう。

枕女優・・新堂冬樹　はっきり言ってこの本だめだわー。もの足りないしー。トーハンのあらすじや本の帯を見て読みたいと思ったんだけど、彼芸能プロの社長もしていてそのネタで書いた本なのね。芸能界騒然の問題作！整形、枕営業、裏切り、イジメ、トップ女優になるために少女が支払った代償とは？残念！！一応新堂ファンとしては見捨てず次の作品に期待します。ほんと当たり外れがあるからね。前作の摂氏零度の少女は良かったのにね。ポチさん、ぎょうちゃんオススメのサクリファイアス今度読んでみるね。うちの図書館にはないので他所をあたってみるわ。RANRANRANもDIVEもスポコンもの好きだからね。

夢をかなえるゾウ・・水野敬也　登場人物はダメサラリーマンの男とガネーシャ(人間の身体と象の頭、４本の腕を持ったインドの神様)が関西弁を話し、面白おかしくストーリーが展開していく。夢をなくしたダメサラリーマンに世界の偉人(４０人位の）名言や格言をガネーシャの教訓として、１日１つ課題を与えて自己啓発させる。成功のヒケツを書いた本です。偉人伝や普段本を読まない人やにがてな人には文章が話し言葉で書かれていて、実に効果的に思います。はっきり言うと当たり前のことが、解りやすーく書いてます。１００万部売れたのは、不思議。やはり普段本を読まない人が買ったんだね。借りるならいいけれど、買おうとは思わないわ。

最終退行・・池井戸潤　毎度おなじみ銀行物です。やっぱり元銀行員が書いているから、面白いよね！弱きを助け、強き（悪人）をくじく最高だわ。月曜日にブックオフに行ったら、セールやっていて単行本３５０円、文庫本２００円だったから、思わず池井戸潤の文庫（今まで読んだ本も含めて）８冊と東野圭吾の容疑者Xの献身読んだけど、安かったら買いたいと思っていたの３５０円で買って、２千円も使ってしまいました。でも満足・満足手に入って良かった！　そうそう、私昨日誕生日でまた１つ年が増えちゃったわ。　

凍える牙・・・乃南アサ　　乃南作品初めて読みました。結構人気ある作家さんで借りる人が多いので、借りてみたんだけど面白かったわ！誉田哲也の姫川玲子、乃南アサの音道貴子両女性刑事の活躍が光ってるね。後半のオオカミ犬をバイクで追いかけるというか、高速道を並走するところ、目に浮かぶようだね。続編シリーズ第２弾未練も借りてきました。ぎょうちゃん、れおさんに時代小説はおまかせです。山本一力「あかね空」これ平成１４年第１２６回直木賞受賞作品ですね。うちの図書館山本一力ファンがすごく多いよ、この人の書く人情時代小説男性にも女性にも、受けがいいです。　　新メンバーのみゆさんよろしくお願いします。この板は自分が読みたい本を読んで、感想好きに書いてOK！だよね。

「被告医師」藤本恵子 駒草出版

元患者から訴えられる産婦人科医のお話。
絶句するほどの駄作。脈略も展開もなんもなし。ひどかった！

松井今朝子　講談社　　　　　　　　　　　　　　　第8回時代小説大賞受賞作。孤児（みなしご）から歌舞伎界の頂点へ実力でのしあがった中村仲蔵の波瀾万丈な一生。　時代小説大賞受賞作というのでとりあえず読んでおかなくちゃと思い拝借。歌舞伎が好きな人には専門用語もすぐ理解できておもしろく読めるでしょう。　そうでない私でも、そんなに大変な世界なんだという事は理解できましたが。もう少し長生きさせてもらいたかったな！

「国境事変」誉田哲也 中央公論新社

新宿で行った在日朝鮮人殺人事件を追う警視庁刑事と公安警察官。
追いかける目標は同じながら反目する組織。
単なる殺人事件に終わらず、国家転覆を企む組織の暗躍を阻止するために命をかける者たちの物語。
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まぁ文章力があるからスンナリ読めて面白いんだけど、やっぱり日本の警察組織の仕組みは難しいわ。
警視庁、警察庁に公安、自衛隊までまたがるとキツいわ〜(^^);
通常生活の上では実感ないしね。
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誉田哲也作品を読むなら姫川刑事シリーズの「ストロベリーナイト」「ソウルケイジ」の２冊でいいかな？
まぁ全く毛色の違う「武士道シックスティーン」も面白かったけどね〜

「九つの、物語」橋本紡 集英社

ゆきなは一軒家に一人暮らし。だが、２年前に亡くなった兄・禎文も住んでいた。
幻ではなく、一緒に泣き笑い、ケンカして、料理を作って食べる。
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なんとも不思議なお話でした。ファンタジーってあまり得意じゃないんだけれど読めました。料理の場面なんか、かなり意識的に綿密に書いていたりします。
この作者って女性なのかな？男性作家には書けない気がします。
装丁もカバーイラストも女性だしね。
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ファンタジーじゃないけれど「センセイの鞄」とか「博士の愛した数式」みたいな、フワフワ感がありますね。
「ナラタージュ」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」あたりを読むよりずっとましだわ(笑)

一番！