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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2013年08月21日 09時05分43秒

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    美術館・教会巡り(166) フォリーニョ、サン・フランチェスコ修道院教会

    今回は、フォリーニョの歴史ある教会、サン・フランチェスコ修道院教会です。

    Via Rutiliです。
    2013年2月、フォリーニョ旧市街は道路工事中でしたが、この通りは工事が終了したと見えて新しくて綺麗でした。この通りの先に広場があります。

    サン・フランチェスコ広場です。

    広場と言っても広い道路の様な広場ですが、そこに建っているのがサン・フランチェスコ修道院教会です。

    13世紀-20世紀の建設とされています。
    その訳ですが、フォリーニョのBeata Angela(1248-1309)は夫、子供、母の死後、1285年フランチェスコ会に入会して修道女となり、修業後、この地に小さな祈祷所を建て、苦行を重ねがらフォリーニョの人々のために色々と尽力したのです。その功によって、1693年、教皇イノセント7世から福者(女性なのでベアタ)に任じられたのです。
    彼女の死後、信者たちによって祈祷者は拡大されましたが、18世紀には老朽化によって荒廃が酷くなったので、建築家Andrea Viciの設計によって、1796年から建設が始められた(完成は1856年)新古典様式の建物が現在の姿です。

    Beata Angelaの遺体がこの教会にあるのは、その歴史から当然ですが、実は、彼女よりも後で活動したBeata Angelina da Monte Giove(1367-1435)もこの教会で埋葬されており、よく混同されて混乱の元となっている様です。

    鐘楼は新しく、Bizzaniの設計によって1911年に建てられました。

    このフレスコ画は建て替え前の祈祷所時代のものです。

    翼廊がない単廊式、新古典様式の内部です。

    建て替えられた教会は新し過ぎて、どこもやや興醒めですね。

    主祭壇画の「荒野の聖フランチェスコ」です。記述がなく、誰の作品なのか、私には分かりません。

    15世紀のウンブリアの画家による「ミゼリコルディアのベアタ・アンジェリ」です。定番画題の「ミゼリコルディアの聖母」が、ここでは聖母がベアタ・アンジェリに変わっています。

    この礼拝堂が「ベアタ・アンジェリ祈祷所」になっています。

    祈祷所に安置されている福者アンジェリの遺体です。

    遺体の上に設置されている祭壇画は、ガエターノ・ガンドルフォの「ベアタ・アンジェリに顕現するキリスト」(1780)です。

    記述がないので分かりません。

    18世紀のウンブリアの画家による「祈る聖フランチェスコ」です。

    これは秀作だと思います。見どころが少ない、この教会では最も優れている作品でしょう。

    このステンドグラスはかなり新しいものでしょう。
    修道院らしき場所は何処にも見当たりませんでした。

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    ぐら姐 Yuko

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