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from: シニョレッリさん
8時間前
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from: シニョレッリさん
2025/12/11 06:25:16
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画家ギルド
トレヴィの泉です。
その直ぐ傍に建つPalazzo Carpegnaです。
ここが画家ギルド、聖ルカ・アカデミー Accademia di San Lucaの本拠地です。
画家が一人前になって独立すると画家ギルドに入会します。入会時に自画像と作品1点をアカデミーに納めるのが普通でした。
それらの作品が無造作に展示されてます。また、展示されていない作品が大半で、それらが束ねられて、保管されてます。
知る人ぞ知る美術館ですが、訪れる人は滅多にありません。
自画像の数々
これはほんの一部です。
束ねられて保管されている作品
これが沢山あります。
展示されているのは一部の一部と言った感じでしょうか。
グイド・レーニの作品
グエルチーノの作品
ラヴィーニア・フォンタナの自画像 -
from: シニョレッリさん
2025/12/04 15:34:36
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再訪したかった ①トージオ・マルティネンゴ絵画館
ブレーシャは非常に見所豊富な街です。

美術関係ばかりでなくオペラが盛んで、オペラだけのために行ったことがあります。
世界遺産となっているサンタ・ジュリア博物館は広大で、見るのが大変ですが、疲れを忘れる程夢中で観て回りました。
ローマ遺跡があります。
心残りはトージオ・マルティネンゴ絵画館です。
修復工事が何と9年間の長き渡り、2019年に漸く再開館の運びとなりました。修復工事以前に3回行ったことがありますが、その当時は写真厳禁でした。
イタリアの美術館や博物館が写真OKとなったのは、2014年頃と記憶してます。ロンバルディア絵画の宝庫と言うべき、この美術館の展示作品の写真を撮りたいと思っていますが、未だに果たせません。
再開館後、コロナがあって、残念ながら私自身の老齢化と相まって、もう行くのは難しいでしょうね。 -
from: シニョレッリさん
2025/12/03 16:00:31
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適正な制作費評価
ルカ・シニョレッリの記録を見ていくと、他の画家が描いた作品の適正な制作費評価依頼を受けたことが少なくても2件あります。

写真はロレート大聖堂です。
中世の頃、オルガンの木蓋に絵が描かれていることが結構ありました。
1513年、ファエンツァ出身の画家アントニオ・ダ・ファエンツァがロレート大聖堂のオルガンの蓋に「受胎告知」を描きました。
1515年5月12日、フィレンツェ出身の聖職者で文学者でもあったフランチェスコデ・マッテオからルカ・シニョレッリに対して、ロレート大聖堂のオルガンの蓋に描かれたアントニオ・ダ・ファエンツァの作品について、その適正な制作費評価依頼がありました。
それを受けて、ルカ・シニョレッリは、コルトーナからロレートに向かいました。その旅費と手当(恐らく鑑定料)の支払い記録が残されてます。しかし、その結果は不明です。
ルカ・シニョレッリの評価を受けたアントニオ・ダ・ファエンツァの受胎告知は、ロレート大聖堂付属博物館で展示されてます。
オルガンの蓋は閉じると見えるように描かれているのが普通です。そのため、通常2枚の作品から成ります。
アントニオ・ダ・ファエンツァの「受胎告知」(1513) -
from: シニョレッリさん
2025/11/14 11:48:06
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祭壇画制作の契約
写真はスポレートです。
スポレートのサンタガタ女子修道院
サンタガタ女子修道院の教会
現在、聖別されていない旧教会
サンタガタ旧教会の後陣
1485年1月10日、教皇インノチェンツォ8世の治政下、マルチェロ・ヴェヌーティ枢機卿は、コルトーナの優れた画家ルカ・シニョレッリとスポーレトのサンタガタ女子修道院の教会の主祭壇画制作に就いて契約した。
主祭壇画の図柄は、腕に幼きキリストを抱いた聖母、大天使ミケーレ、聖ジョヴァンニ・バッティスタ、跪く聖アガタと聖クララ、殉教した聖アガタと聖ヤコポとする。
木材、金を含む金物を支給する。
制作料は60フローリンとし、制作着手時に20フローリン、中間に20フローリン、完成時に20フローリンをサンタガタ女子修道院長がルカ・シニョレッリに支払う。
公証人ジョヴァンニ・ディ・セル・アンドレア・デ・グランカーニが契約書の認証を行う。
ナルニ出身のスポレート司教フランチェスコ・デ・エルニスが公証人署名を認証する。
本契約書に、前任のスポレート司教コスタンティヌス・エピ・スポレートの司教印章が押印される。 -
from: シニョレッリさん
2025/11/11 08:12:45
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結婚の契約

1511年1月9日、コルトーナの優れた画家ルカ・シニョレッリは、コルトーナの貴族マリオッティ・パッセリーニと、ルカ・シニョレッリの孫娘ロサーダ・シニョレッリとマリオッティ・パッセリーニの息子マリオット・パッセリーニとの結婚に関する契約をコルトーナのサンタントニオ・アバーテ修道院で締結した。
コルトーナのサンタントニオ同信会の会員、コルトーナの市民、結婚契約の当事者、親族がサンタントニオ・アバーテ修道院に参集した。
教会の慣習の聖なる規範と聖母の儀式に則って行われる聖なる教会の慣習の形での、夫となるべきマリオット・パッセリーニと妻となるべきロサーダ・シニョレッリの肉体交尾によって結婚が確認された。
肉体交尾目撃者の目撃証人署名によって、有効な結婚契約書が作成された。
この文書は、フィレンツェのトスカーナ州立公文書館に収蔵されてます。 -
from: シニョレッリさん
2025/10/19 15:45:07
from: なたおさん
2025/10/19 16:00:10
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ピッティ宮殿の現代コレクションも豪華なものがたくさんありました。でもこれが一番良かったです。
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from: シニョレッリさん
2025/10/12 10:48:41
from: なたおさん
2025/10/13 13:08:52
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遠近法が確立されてないとする中世の祭壇画はヒエラルキー表現が堂々となされていて面白いです。幼児の描く絵みたいで楽しいです。個人的に好きです。
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from: シニョレッリさん
2025/10/13 06:56:39
from: なたおさん
2025/10/13 12:40:09
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トスカーナ大公の祖母、カテリーナスフォルツァ。ボッチチェリも「春」で、三美神の1人、愛の女神をカテリーナをモデルに描いたと言われてます。
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from: シニョレッリさん
2025/10/02 07:55:08
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何故ここにある?
ミラノのサン・マルコ教会にカラヴァッジョの有名作品の複製画があります。
ミラノのサン・マルコ教会です。
美術的に見所豊富な教会と言えるでしょう。
三廊式の内部です。ピエタ礼拝堂に向かいます。
ピエタ礼拝堂の祭壇画です。カラヴァッジョ作品のコピー画です。ここにコピー画がある理由が分かりません。
オリジナルは、ナポレオンによってフランスに持ち去られ、返還交渉の末に元の教会に戻されずヴァティカンによって横取りされてしまいました。
大阪万博に来ていますね。




























from: シニョレッリさん
2025/11/15 11:42:44
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ルカ・シニョレッリの祭壇画ですが、1486年に完成して主祭壇に設置されました。その後、約300年間、サンタガタ女子修道院の教会の主祭壇に設置されたこと