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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月29日 19時30分48秒

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    傑作選(12) フランチェスコ・アイエツの「接吻」

    「このサイトはバロッコ期までを対象にしている筈で、アイエツとはケシカラン」とお怒りの貴兄がおられると思います。「許して下され、何事も例外があるので」が私の言葉。好きなんだから仕方ないでしょう。

    フランチェスコ・アイエツの代表作「接吻」(1859)です。ミラノ、ブレラ絵画館にあります。
    ブレラには何時も開館と同時に入館します。この作品の展示室に辿り着くのは大体午後1時半過ぎ、疲労困憊、それに空腹に耐えきれません。それでも頑張ってアイエツ、セガンティーニなどの傑作を見ないではいられません。
    何が良いですか?って、作品を見れば一目瞭然でしょう。私からの説明は不要でしょう。
    この男女の衣装はヴェルディ・オペラに使用されたものとの事ですが、私にはドン・ジョヴァンニとドンナ・エルヴィーラがピッタリのように思えます。男が剣を帯びていたら絶対ドン・ジョヴァンニですよね。
    明日は多忙なので、更新が難しい、と言う訳で今日のうちに更新することにしました。
    12月1日から燃料サーチャージが値上がりするとの脅しに屈して、ローマ往復の切符をふらふらと買ってしまいました。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月29日 07時35分56秒

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    傑作選(11) ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの「マギの礼拝」

    この作品はウッフィツィ美術館にあります。金が沢山使われており、光り輝いているので遠くからでも非常に目立ちます。

    豪華絢爛にして繊細で装飾性溢れた傑作で、凄いとしか言いようがありません。

    非常に人気が高く、ツアーでも必ず説明されるようで、この作品の前は大体混雑しています。

    私にはこの部分に魅力を感じます。
    年代と署名があるので、1423年、ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノの制作で間違いありません。ストロッツィ家がサンタ・トリニータ教会のパッラ・ストロッツィ礼拝堂を飾るために注文したものです。パッラ・ストロッツィ礼拝堂は、現在教会の聖具室となっています。

    「マギの礼拝」部分に目が行ってしまうのは仕方がありませんが、素晴らしい裾絵にも目を向けない手はありません。向かって左端の裾絵「キリスト生誕」です。

    真ん中は「エジプトへの逃避」です。

    向って右端の裾絵は「キリストの教会への出現」です。
    これが問題と言おうか、いわく因縁がある裾絵なのです。ウッフィツィ美術館で展示されている、この部分が真作なのか、私には分かりません。随分前になりますが、この部分の裾絵だけがルーブル美術館の保有で、ルーブルで展示されていたと思います。最近、ルーブルに入ったことがないので、現状が分かりません。この作品画像も例によってWeb Gallery of Artからの転載ですが、その表示では相変わらずルーブル美術館の保有となっています。フランスが返還したのでしょうか?
    裾絵の一部をフランスに持って行っても、その意味や意義が分かりませんが、ともあれ経緯はこのようになっている訳です。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月28日 08時12分22秒

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    傑作選(10) ベアト・アンジェリコの「コルトーナの祭壇画(受胎告知)」

    ベアト・アンジェリコ(フラ・アンジェリコ)が描いた三大受胎告知の一つ、「コルトーナの祭壇画」を取り上げます。

    金をふんだんに使ったキンキラキンの祭壇画です。
    コルトーナの教区博物館にあります。この作品を目当てにコルトーナに来る人が多いという、それだけ素晴らしいのです。
    コルトーナの出身のルカ・シニョレッリの傑作もこの教区博物館にあるので、私にとっては本当に幸福感を感じる空間となっています。

    「受胎告知」です。どうしても、この受胎告知部分だけに目が行ってしまうのは仕方がありませんが、この祭壇画は聖母の物語になっており、受胎告知はその一部と言う訳です。
    この教区博物館は大聖堂の前にあるので大聖堂の一部と思いがちですが、旧ジェズ教会だった建物を利用しています。

    「聖母の物語」が描かれているプラデッラ(裾絵)に目を向けない手はありません。向かって左端にある「聖母の誕生」です。以下、左側から順番に画像を載せましょう。

    「聖母の結婚」です。小さな裾絵でも手を抜かないで描かれた傑作と思います。

    「ご訪問」です。中世では字の読めない人たちにも聖書の内容が分かるように祭壇画が描かれましたが、この作品もその為に制作されたと思います。

    「マギの礼拝(東方三博士の礼拝、または三王礼拝)」です。

    「キリストの教会への出現」です。

    「聖母の死」です。

    「聖母から衣鉢を継ぐ聖ドメニコ」です。
    幸運にもWeb Gallery of Artに裾絵全部の画像があったので、素晴らしい裾絵を紹介することが出来ました。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月27日 07時48分25秒

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    傑作選(9) パルミジャニーノの「長い首の聖母」

    清涼で上品、そして光り輝く色彩を駆使して、誇張された遠近法と特異な人体表現が特徴のパルミジャーノの作品は一度見たら強烈な印象を受けずにはいられないと思います。

    パルミジャニーノの「長い首の聖母」です。フィレンツェ、ウッフィツィ美術館にあります。
    聖母の表情は優雅で慈愛に満ちていますが、どうしても長い首に目が行ってしまいます。

    少し前にカポディモンテから彼の代表作の一つ「アンテア」が日本に来ていたので、パルミジャニーノが好きになった方が多いと思います。

    ただ、この作品の展示室では、意外にもこの作品に一瞥さえもしないで通り過ぎる方々が結構多いことに気付きました。
    時間の制約があるツアーならば仕方が無いですが、個人で入館している人でも全然この作品に目を向けないのを可なり見かけました。この作品が展示されている場所が後半なので疲労してしまって先を急いでいるのかも知れません。でもマニエリスム絵画の代表作の一つなので、見逃す手はありません。

    ところで余談ですが、Bardi(パルマ県)のサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会に「バルディの祭壇画(玉座の聖母子と聖人たち)」があるのですが、教会の作品説明板にGirolamo Francesco Maria Mazzolaの作品とだけ書いてありました。6,7年前の事で今はどうなっているか分かりませんが、これでは分からないと思いました。(その長い名前はパルミジャニーノの本名です。)

    その「バルディの祭壇画」です。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月26日 08時38分22秒

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    傑作選(8) ドメニコ・ギルランダイオの「聖母の生涯」

    フレスコが得意だったドメニコ・ギルランダイオは、システィーナ礼拝堂、二つの「最後の晩餐」、トルナブオーニ礼拝堂の傑作を残しており、代表作一つを選ぶとすれば迷いますが、私の独断と偏見では、あのリナシメント最高の美人が描かれたトルナブオーニ礼拝堂の「聖母の生涯」が最高傑作だと思います。

    澄み切った秋の青空にレオン・バッティスタ・アルベルティ設計のファサードが良く映えます。
    トルナブオーニ礼拝堂はフィレンツェに於けるドメニコ会の大教会サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の主祭壇背後にあります。

    トルナブオーニ礼拝堂です。
    1485年、ロレンツォ・イル・マニーフィコの叔父ジョヴァンニ・トルナブオーニの注文によって、ドメニコとその工房が壁画装飾を行いました。
    その当時、ミケランジェロはギルランダイオ工房で修業していましたので、このフレスコ制作の手伝いを行ったかも知れないと言われています。この経験が後のシスティーナ礼拝堂の壁画制作に生かされた可能性が高いと思います。
    多くの場面が描かれていますが、その幾つかに当時フィレンツェで活躍した人々が描かれており、更に見るのが楽しくなります。この作品からの肖像画が歴史書などに引用されているくらいです。

    「聖母の生涯」の一場面「ご訪問」です。
    この作品の右から3番目の女性こそリナシメント期最高の美人との説もあるジョヴァンナ・トルナブオーニです。
    他にも美人は沢山いたでしょう。時代は少し違いますがティツィアーノに肖像画を依頼すると料金は300ヴェネツィア金貨との記録が残っており、非常に高価でしたからリナシメント期の最高の美人と言っても、飽く迄も肖像画が残っている、との限定付ですね。

    ついでに彼女単独の肖像画を載せましょう。ドメニコ・ギルランダイオの1488年に制作した作品です。マドリッドのティッセン・ボルネミッサ美術館にあります。

    SMN教会は傑作美術品の宝庫なので、お勧めです。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月25日 13時56分00秒

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    フラさん

     >10月のストライキは29日ですか?

    10月14日でした。
    今年4月の旅行中にFSストが3回あったのですが、8割程度の列車が運転されたので、今回もある程度動くだろうと読んだのですが、ESとICは可なり運転されたものの、RとRVは全滅でした。
    28日と29日にヴェネツィアにいたら大変でした。物凄いアクアアルタ(140cm以上)だったとTVで見ました。14日もアクアアルタがありましたが、大したことはありませんでした。

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  • from: フラさん

    2012年11月25日 10時14分56秒

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     この作品は、アカデミア美術館の展示作品の中では、私も記憶に残っている1枚です。
    もっとも初めて観た時には、絵と題名の繋がりがあまり分からなかった為に印象深かった、ように記憶しています。
    おかげで、それ以来ジョルジョーネの作品を気をつけて観るようになりましたから、とっかかりは
    何であれ、かなり影響を受けていると思います。
     で、少し前にNHKの「額縁をくぐって物語の中へ」という番組で、「嵐」が取り上げられていまして、その解説でも「聖母子ではないか」と言われていました。
     本当に、幼いキリストに乳を与える聖母子そのものですよね。

     10月のストライキは29日ですか?
    実は私もその日、ナポリでカポディモンテ美術館を再訪しようとした所、交通の全面ストで、
    バスはおろかタクシーも捕まえられず、涙を飲みました。
    仕方なく歩いて行ける範囲で、王宮を訪ねたら、これが又半分の部屋しか開示しておらず・・・。
    理由を聞けば、「ストで監視員が少ないので開けられず閉鎖している」そうで。
    ほんとに「金返せ~」の気持でした。




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  • from: フラさん

    2012年11月25日 09時45分42秒

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    シニョレッリさん、

    更に詳しい解説を有難うございます。
    同性愛疑惑もヴェロッキオの推挙の件も、考えると更に興味をそそられますね。
    特に、師匠が何故レオナルドよりもボッティチェッリを選んだ?のかとか。 
    レオナルドを一人の人間としてその精神性を追求して行くと、新しい「ダ・ヴィンチ コード」が出来そうです。

    カメラは、シニョレッリさんも意外に執着がないのですね。
    作品を撮るのにさぞよいカメラをお使いなのだろうと思っていました。
    私も、記録よりも記憶に残したい方なのですが(単に写真を撮るのがじゃまくさいだけかも)、
    いかんせん、この頃は一段と記憶がいい加減になって来ていまして・・・
    今回、カメラを失くして身軽にはなったものの、やはりあると良かったな、と思う事も多々
    ありました。
    持ち物が多いと大抵何かを失くしてしまいますよね。
    有難うございました。



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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月25日 08時30分12秒

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    傑作選(7) ジョルジョーネの「嵐」


    ジョルジョーネの「嵐」です。ヴェネツィアのアッカデミア美術館にあります。

    ヴェネツィアは、観光客と観光客と何らかの関わりを持つ人々の完全に二極分化した街なので、私の好みとは違いますが、今なお時々行くのは美術作品に再会するためです。魅せられた美術品の中に、この作品が含まれるのは言うまでもありません、と言うよりは寧ろこの作品を見るためにヴェネツィアに行くと言っても過言ではありません。

    この作品の前に、何時も30分以上立ち尽くしてしまいます。何回見ても、時間をかけて見ても、この作品だけは分かりません。それは当たり前で、この作品には20以上の解釈説が出されていますが、今なお定説が確立されていないのです。

    この作品はヴェネツィア貴族の邸宅に飾られていましたが、「嵐とジプシー女と兵士を描いた風景」と記録されていたので、その先っぽを取って「嵐」と呼ばれるようになったとの事です。
    近年X線検査が行われたのですが、その際、作品の左側、この兵士が描かれている場所辺りに「水浴する二人の婦人」が描かれていることが分かり、より一層、この作品の解釈に謎が深まったと言われています。

    ジプシー女と言うよりも、私には聖母子に見えますが.....

    ジョルジョーネは貴族間で非常に人気があったことが知られており、彼の作品を邸宅に飾ると貴族のサロンではステイタスが上がったようです。マントヴァのイサベッラ・デステもジョルジョーネの作品を求めたのですが、その依頼を受けた人がイサベッラに宛てた手紙が残っており、入手が難しい理由が書かれています。

    今年4月、アッカデミア美術館に入館したのですが、展示室5室が臨時閉鎖(理由不明、係員に質問してもコメントなしでした)されており、その5室にこの作品が展示されている部屋も含まれていたので、ガックリすると共に心の中で何度も金返せと叫んでしまいました。

    10月、コネリアーノとカステルフランコ・ヴェネトに行くつもりでトレヴィーゾに宿泊していたのですが、FSストの為断念して途方に暮れていました。そうしたら、ヴェネツィア行きの国際列車が来たので(ミュンヘン発のDB)飛び乗り、思いがけず、この作品に再会できたのでした。

    FSストを軽視したら大変です。ヴェネツィアに行ったのは良いけれど、帰りの足が無く、已む無くタクシー利用でトレヴィーゾに帰りました。料金90エウロ、高いものについたヴェネツィア臨時旅でした。

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  • from: シニョレッリさん

    2012年11月24日 15時06分34秒

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    フラさん

     >ミケランジェロとの仲の悪さが災いしたのでしょうか?

    1480年、システィーナ礼拝堂の改築が終わりましたが、時の法王シクストゥス4世が一流の画家を呼んで壁画装飾をすることにしたのです。

    ミケランジェロは、ユリウス2世の依頼で天井画「創世記」(1509-12)を、クレメンス7世とその後を継いだパウルス3世の依頼で祭壇背後壁面の「最後の審判」(1536-41)を描いたので、システィーナ礼拝堂に関しては二人の仲の悪さは関係がありません。

    1480年に呼ばれたのは、ペルジーノ、ドメニコ・ギルランダイオ、ボッティチェッリ、ルカ・シニョレッリ、コジモ・ロッセリでした。レオナルド・ダ・ヴィンチにとっては、同門のボッティチェッリが、明らかに腕が下と思われるコジモ・ロッセリが選ばれたことはショックだったと思います。

    その理由について幾つかの説がありますが、真相は不明です。

    フラさんご指摘の遅筆も、それに加えて未完成癖が影響したとも言われています。
    少し前にレオナルドは同性愛者とのタレこみがあり、その取り調べを受けており、それが影響したとの説がある一方、また師匠ヴェロッキオがボッティチェッリを推挙したからとの説もあります。
    レオナルドとボッティチェッリの二人の間には画法を巡って度々対立していた(これは事実の様です)ようです。

    ともあれ、フィレンツェでは自分の活躍できる場所が少ないと見て、有名な自薦状をミラノ公イル・モーロに出してミラノに活躍の場を求めたと言われています。

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