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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

独断と偏見で楽しむイタリア芸術>掲示板

公開 メンバー数:54人

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月27日 08時01分45秒

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    美術館・教会巡り(241) Milano、Chiesa di San Sebastiano


    雨のトリノ通りです。

    頃は10月中旬の朝8時半頃です。教会巡りは午前中が勝負なので、7時半頃にホテルを後にしました。

    サン・セバスティアーノ教会です。

    Civico Tempio di San Sebastianoとも呼ばれています。教会の機能を既に停止して、会議場や展示場などに利用されている「市立旧教会」がよくあるのですが、ここは市立で現役の教会だと思います。「市立寺院」の概念がよく分かりませんが・・・

    16世紀の画家であり、建築家でもあったPellegrino Tibaldi(1527-1596)がパンテオンを模した設計によって、1577年創建、完成と奉献が1616年のマニエリスム様式の教会です。

    ファサードが変わっています。

    出勤の途中で訪れる信者がかなりいます。

    円形の内部です。こちらは主祭壇です。

    主祭壇に向かって右です。

    こちらは左側です。

    内陣の上にクーポラがあります。

    クーポラのフレスコ画は、Agostino Comerio(1784-1829)によって19世紀前半に描かれたものです。

    良く見ましたが、フレスコ画の題材が分かりません。

    円形の壁に礼拝堂が設けられていて、多くの祭壇画が掲げられています。教会内に、それらに関する説明が一切ないので、制作者などの詳しいことが分かりません。

    礼拝堂のルネッタに描かれたフレスコ画です。

    礼拝堂の幾つかに左右の側壁が設けられ、その側壁に細長い祭壇画が掲げられています。

    説明文がないと、お手上げです。

    他のサイトによって、この教会にある作品の画家名はある程度分かるのですが、その作品が特定できないのです。

    「割礼」

    「聖母子と聖人たち」

    これは有名な作品なので分かります、Benedetto Cacciatori(1794-1865)の「ピエタ」です。

    「洗礼者ヨハネ」

    棕櫚を手にしているので「聖女アポロニア」?

    バロック期の作品が多いように思います。
    「聖セバスティアーノの殉教」

    「聖セバスティアーノの殉教」

    「聖ペテロ」

    サン・セバスティアーノ教会だけに「聖セバスティアーノ」が多い。

    教会を出たら、雨が本降りに

    一段と薄暗くなりました。

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月25日 09時02分27秒

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    さて、ノヴァ―ラ大聖堂の続きです。
    ここには、傑作、秀作が3点あるので、楽しみです。

    保護ガラスに覆われて鮮明に見えませんが、Gaudenzio FerrariとSperindo Cagnalaによる「最後の晩餐」(1525c)です。ガウデンツィオ単独の作品との説もあるようです。尚、カニャーラはノヴァ―ラで活動した画家で、1505-1530年頃に活動記録が残されており、ガウデンツィオの追随者でした。

    Giuseppe Nuvolone(サンジミニャーノ1619-1703)の「ご誕生」

    15世紀のノヴァ―ラの画家による「聖母子」ですが、その上の部分は作者が違うと思います。

    この作品は詳細が分かりません。

    Bernardino Lanino(1512-1583)の「磔刑」(1575-1578)です。

    ガウデンツィオ・フェッラーリの「聖女カテリーナの神秘な結婚」(1525c)です。この作品がこの大聖堂の至宝と言うべきでしょう。

    左右のコリント式列柱の間に祭壇画が掲げられています。

    こちらは左側です。

    題材は「キリストの物語」ですね。

    制作者などの説明が一切ありません。

    中々の優れた作品で単なる無名画家の手になるとは、到底思えません。

    じっくりと観ました。

    この「磔刑」は何処かで見たような気がします。勿論、この大聖堂ではありません。

    何処で見たのか、必死で思い出そうとしました。

    この場面が最後でしたが、その頃には漸く何処で見たのか思い出しました。
    えへん(自慢)、えへん。

    ヴァラッロのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。

    ガウデンツィオ・フェッラーリのフレスコ画「キリストの物語」(1513c)です。10.4m×8mの大作です。
    ホテルに帰って、調べたら「当たり!」でした。素人でこれが分かる人は、そうはいないと思い、密かに自慢したいです。(ここで書いたので密かではありませんが)
    では、ノヴァ―ラ大聖堂に何故あったのでしょうか。これが分かりませんでしたが、最近になって漸く分かりました。
    それは単純な理由でした。ガウデンツィオの傑作が残る大聖堂ならば、いっそガウデンツィオの最高傑作のフレスコ画を一緒に並べたらどうか、とのプロジェクトが出来て、精巧な写真に収めて大聖堂に掲げたそうです。
    では、次は洗礼堂です。

    5世紀のオリジナルな部分が残されている洗礼堂ですが、15世紀と17世紀の二度に渡って改築されました。

    珍しく扉が開いていました。大体閉まっていて、大聖堂の係員に頼まないと開けてくれないのが普通です。

    早速中に入ります。

    ここに洗礼盤がありました。

    見ものは残されたフレスコ画です。

    10世紀に描かれたもの、15世紀のもの、17世紀のものが混在しています。

    制作者は不明のようです。



    この部分は10世紀頃に描かれた?

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月24日 15時21分50秒

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    美術館・教会巡り(238) Duomo di Novara

    今回は、ノヴァ―ラ大聖堂Cattedrale di Santa Maria Assuntaを取り上げます。

    写真左に柱廊が見えますが、これが大聖堂です。

    こちら側から見れば、教会らしく見えます。

    大聖堂敷地内から柱廊を見た写真です。

    四本のコリント式円柱がある、一見神殿風のファサードです。

    350年から400年頃に建てられた初期キリスト教会が前身ですが、その時代から司教座が置かれた、この地方で重要な位置を占める教会でした。
    11世紀頃に初期キリスト教大聖堂は取り壊され、11世紀から12世紀にかけて三廊式ラテン十字形のロマネスク様式で再建されました。1132年に奉献されると共に司教座教会となりました。
    その後、15世紀、16世紀、17世紀、18世紀に4度に渡って拡張や修復が行われましたが、荒廃が進んできたので、19世紀になって再度、再建されることになりました。
    建築家アレッサンドロ・アントネッリの設計によって、1857年に創建され、1869年に完成と共に奉献された新古典様式の建物が現在の姿と言う訳です。

    ファサードに向かって右側に洗礼堂があります。洗礼堂には後で触れることにします。

    堂々とした大理石のコリント式列柱が特徴の三廊式、新古典様式の堂内です。

    内陣中央から右側廊を眺めた写真です。

    右側廊です。観光客がちらほら

    内陣中央から左側廊の眺め

    左側廊

    主祭壇と後陣もアレッサンドロ・アントネッリの設計です。

    後陣は立ち入りが禁止されていたので、遠目で眺めるだけでした。

    14世紀末頃に制作された木彫りの磔刑像です。作者不明のようです。

    「チントラの聖母像」ですが、これも私には詳しいことが分かりません。
    時間が無くなってきたので、祭壇画などは後で書くことにして、一旦切ることにします。
    (続く)

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月24日 10時21分27秒

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    ノヴァ―ラのサン・ガウデンツィオ聖堂の続きです。
    ノヴァ―ラは、人口約10万2千人のピエモンテ州ノヴァ―ラ県の県都で、ロンバルディア州との州境にあるので、両方の州の文化が混在しています。古代ローマによって創られた古い街ですが、現在は食品、化学、薬品、繊維、そして物流で栄える工業都市となっています。

    左側第一礼拝堂の装飾はタンツィオ・ダ・ヴァラッロ(1580c-1635)が1629年に制作したものです。
    同じ礼拝堂にある祭壇画もタンツィオ・ダ・ヴァラッロの作品です。

    右側第一礼拝堂の「最後の審判」はモラッツォーネ(1573-1626)が1620年に制作しました。

    同じ礼拝堂にある、この祭壇画もモラッツォーネの作品です。

    思わず見とれてしまう傑作です。

    左側の第二礼拝堂の装飾はガウデンツィオ・フェッラーリ(1475/80-1546)が担当しました。(1516)

    同じ礼拝堂の中央祭壇を飾る多翼祭壇画はガウデンツィオ・フェッラーリが1516年に制作したもので、彼の代表作です。
    この聖堂での最高傑作を挙げるとすれば、何と言ってもこの多翼祭壇画でしょう。寧ろ、ノヴァ―ラに来る目的は、この多翼祭壇画の鑑賞であると言っても過言ではないでしょう。

    右側第二礼拝堂の装飾はConcilio di Trentoの制作です。

    この「聖母子」の制作者が分かりません。

    左右のフレスコ画はガウデンツィオ・フェッラーリの帰属作品とされています。

    ロレートの聖母礼拝堂です。
    ロレートの聖なる家の聖堂に巡礼した方にとっては、ロレートの聖母はお馴染みでしょうね。

    ロレートの聖母礼拝堂の、この部分の装飾はミラノの画家Cesare Fioriが1694年に制作しました。

    ロレートの聖母礼拝堂の右側装飾はStefano Maria Legnani, detto il Legnaninoが1708年に行ったものです。

    ロレートの聖母礼拝堂の左側装飾はガウデンツィオ・フェッラーリが行ったと帰属されています。

    こちらは左翼廊にあるもので、「聖ガウデンツィオの生涯」が多場面に渡って描かれています。

    調べましたが、この連作の制作者名が分かりませんでした。


    この聖堂では、主な祭壇画に説明文が横にあるので、これがない作品は多分重要視されていないのでしょう。(私の勝手な想像です)


    この聖人は誰でしょうか?

    床のモザイク

    聖堂を出て、ファサード正面の写真を撮ろうとしましたが、上手く行きません。

    この聖堂のクーポラは街の何処からでも目立ちます。

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月23日 17時52分14秒

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    街歩きの3セット

    「街歩きの3セット」とは妙な題名ですが、新しい街に行ったら、先ず何処に行くかですが、私ならば断然、ドゥオーモ、市庁舎、そして、その街で最もメインの広場に行きます。だから3セットなのです。

    説明の要がありませんね。

    ここも説明の要はないでしょう。

    ここも同じです。
    イタリアの街の中心は、やはり教会だと思います。教会でも、その街で最も重要な教会、多くの場合、それは大聖堂であり、少し小さな街では大聖堂に代わって参事会教会が街の中心になっています。そこに行けば、建築、美術品などを見ることが出来、それによって街の歴史や繁栄の程度がわかります。
    それに、街の中心にあるのが市庁舎であり、広場です。市庁舎と広場を見れば、街で最も重要な教会と同様に街の歴史や繁栄が分かると言うものです。
    だから、私は、街歩きの3セット、つまり大聖堂、市庁舎、広場を先ず見ることにしていますし、街歩きの基本は3セットを見ることだと思います。

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月23日 08時04分12秒

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    美術館・教会巡り(237) Novara、Basilica di San Gaudenzio

    見どころ満載のノヴァ―ラのサン・ガウデンツィオ聖堂ですが、殆ど観光客が訪れないノヴァ―ラですから、ミサの時を除いて殆ど人を見かけません。

    この聖堂は目立ちます。

    サン・ガウデンツィオ聖堂です。ノヴァ―ラの守護聖人である聖ガウデンツィオに捧げられ、その遺体が収められています。

    見上げると鐘楼が聳えています。1753年、建築家Benedetto Alfieri(ローマ1699-トリノ1763)の設計による鐘楼で、1786年に完成しました。

    写真左の高い建物が鐘楼で、右がクポーラです。
    高さ121mのクーポラは、19世紀の著名な建築家Alessandro Antonelli(ゲンメ1798-トリノ1888)の設計によって1844-1878年に建設されたものです。

    クーポラが高過ぎて、写真が上手く撮れません。

    身廊外観です。
    8,9世紀頃、既にこの地に初期キリスト教会がありましたが、荒廃が進んだので、13世紀に再建され、1298年に奉献された教会が前身です。
    1552年-1554年、ノヴァ―ラはスペインの支配下に置かれ、カルロ5世の命によって、当時の大聖堂などと共に取り壊されてしまいました。
    スペインの支配が弱まると、直ぐに教会の再建が決まり、Pellegrino Tibaldi(1527-1596)の設計によって、1577年に建設が開始されました。1690年、教会は一応の完成を見ましたが、最終的に1887年に完成しました。1937-1947年に修復が行われましたが、ほぼ1887年完成時の姿を留めています。
    ファサード

    ファサードが面した道路の幅が狭いので、写真を撮るのに一苦労です。

    単廊式、ラテン十字形、バロック様式の聖堂内部です。

    左右の側壁と翼廊に礼拝堂が設けられています。

    こちらは左側壁

    主祭壇

    後陣

    クーポラです。光が漏れて、その光が後陣を照らして華やかな感じがします。
    時間が無くなってきたので、祭壇画やフレスコ画は後で書くことにして、一旦ここで切ることにします。
    (続く)

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  • from: mijinkoさん

    2014年01月22日 23時39分32秒

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    有り難うございます。なるべく気をつけてチェックしなくては!

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月22日 16時33分24秒

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    美術館・教会巡り(236) Museo Civico di Novara

    今回は、ノヴァ―ラの市立美術館です。

    Palazzo del Brolettoです。

    別角度からの写真です。

    こちら側が美術館の入り口です。

    フレスコ画があります。
    ここまでは良かった!

    ジャン! ショックでした。

    何処まで行っても現代の作品しかありません。
    以前は、1200年代からバロック期までの作品が主で、近代や現代の作品は少数だった筈ですが・・・・
    いつの間にか現代美術館に大変身を遂げたようです。
    こんな事って、あるんですね。そうです、ナポリでもありましたっけ。
    でも、1200年代からバロックまでの作品は何処に行ったのでしょうか?ノヴァ―ラの何処のサイトを探しても、新美術館の開館や作品などの移動に関する記述がありません。

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月22日 16時18分19秒

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    レター受信通知機能

    mijinkoさん、

    メンバーになって戴き有難うございます。

    先ほど、レターに気付いて返信しました。

    このBeachサイトには、レターを受信しても、それを通知する機能がありません。従って、出来るだけ「レター」の所をクリックして、レターの有無を確認する以外に適当な手立てがありません。

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月21日 15時42分47秒

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    合掌 クラウディオ・アバド

    イタリアが好きでたまらなくなった頃、ミラノ・スカラ座の芸術監督はクラウディオ・アバドで、よく見に行ったものです。彼は妙な拘りがあって、大好きなプッチーニを振ってくれませんでしたが、彼の色彩豊かな柔らかな表現には、何度も感激したものです。

    私が聴いた(見た)中で、彼のベストはロンドンでのムローヴァとのベートーヴェンのヴァイオンリン・コンチェルトだと思います。アバドは協調性がある性格の様で、コンチェルトが抜群に上手かったと思います。その時は、迂闊にもムローヴァがアバドの彼女とは知らず、何故あんなに気が合った演奏が出来るのか不思議でした。(ムローヴァはアバドと不倫関係にあり、娘を産んでいます)

    癌を患ってから、彼は痛々しいほどに痩せてしまって、ちょっと見る気がしないでいました。
    イタリアの巨匠で残るはムーティだけとなってしまいました。少しムーティの追っかけをやろうかな、と思います。

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