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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2013年11月15日 09時55分15秒

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    美術館・教会巡り(193) チッタ・ディ・カステッロ市立絵画館

    チッタ・ディ・カステッロは、非常に芸術に力を入れていて、行きたいと思わせる特別展を毎年開いています。その会場となるのが市立絵画館です。

    市立絵画館への標識が完備されているので、それに従って歩けば迷うことがありません。


    絵画館が見えてきました。

    左の建物が絵画館です。

    Porta Vitelliの向こうは城壁です。

    写真左は城壁、右がPalazzo Vitelli alla Cannonieraの煉瓦塀

    Palazzoは、中世の頃、チッタ・ディ・カステッロの支配者だったVitelli家の宮殿として、1521-1545年に建てられました。宮殿は、1912年に市立絵画館として使用されています。

    Palazzo内部のヴァザーリによる装飾
    絵画館で展示されている作品のうち、私が気に入った作品を紹介しましょう。

    マエストロ・ディ・チッタ・ディ・カステッロの「玉座の聖母子と聖人たち」

    スピネッロ・アレティーノの「玉座の聖母子」

    アントニオ・アルベルティ(1390/1400頃フェッラーラ生まれ~1449頃ウルビーノで没)の「玉座の聖母子と二聖人」

    ジョルジョ・ディ・アンドレア・ディ・バルトロ(シエナで1409,1412記録)の「聖母子」(1412)

    ピエトロ・ドニーニ(15世紀末から16世紀前半にファエンツァで活動した画家)の「聖母子と二聖人の三翼祭壇画」(1531c)

    アントニオ・ヴィヴァリーニの「玉座の聖母子」

    ネッリ・ディ・ビッチの「聖母子」

    ドメニコ・ギルランダイオ工房の「聖母戴冠」
    一部にこの作品をドメニコ自身による作品としている様ですが、絵画館のパンフレットでは工房作としています。

    お目当ての、ルカ・シニョレッリの「聖セバスティアーノの殉教」(1498)

    シニョレッリは、チッタ・ディ・カステッロで仕事を幾つか熟しましたが、、現在、この街で残っている唯一の作品です。

    ルカ・シニョレッリの工房作とされている「多翼祭壇画」です。シニョレッリのことですから、工房作といえども手を抜かず、自身の手で描き入れたことでしょう。
    大作の祭壇画は分解されて、失われたパネルがかなりあると思います。
    時間が無くなってきたので、この辺で一旦切ることにしましょう。
    (続く)

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from: シニョレッリさん

2013年11月15日 14時30分14秒

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チッタ・ディ・カステッロ市立絵画館 (続き)

この絵画館で最も人気がある作品は、、残念ながら修復中で、展示されていませんでした。


それはラファエロの表裏に描かれた上の作品です。
御覧のように元々保存状態が良くありません。ただ、これを完全に修復してしまうと、実質上、修復師の作品になってしまう可能性があります。
では、引き続き私が撮った写真で作品紹介をすることにしましょう。

ラッファエッリーノ・デル・コッレの「聖母被昇天」

ラッファエッリーノ・デル・コッレの「受胎告知」
プレデッラが付いているので、この作品は多翼祭壇画の中央パネルの可能性が高いと思います。

ラッファエッリーノ・デル・コッレの「十字架降下」(多翼祭壇画)

グレゴリオ・パガーニの「聖母子と聖人たち」

ヤコポ・ディ・ジョヴァンニ・ディ・フランチェスコ、通称ヤコーネの「聖母子と二聖人」

ラッファエッリーノ・デル・コッレの「聖母の教会への出現」

サンティ・ディ・ティートの「聖ピエトロと福音書記者聖ヨハネの施し」

ポマランチオの「受胎告知」

ポマランチオの「無原罪の御宿り」

ポマランチオの「聖ステファノの殉教」

ヴィンチェンツォ・バルトーニ(チッタ・ディ・カステッロ1802-1859)の「聖母子と二聖人」
近世と現代の展示室に来てしまいました。

中庭に出て一休み

この日(2013.4.26)は曇天でした。

よく手入れされています。

宮殿外壁はスグラフィートで装飾されています。

保存状態はかなり良いと思います。

中庭から見た宮殿

16世紀前半に建てられた宮殿にしては、威圧感が全くないし地味な感じがします。
展示に戻りましょう。

ロッビア一族による彩釉テラコッタの展示室があります。
この「受胎告知」はアンドレア・ロッビア工房の作品です。

アンドレア・デッラ・ロッビアの「聖母子と天使」

工房作の「天使」

退館の前にもう一度シニョレッリの作品をじっくりと観ました。

道路からロッビア一族の展示室が見えました。
名残惜しいですが、駅への道を急ぎました。

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