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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2014年01月23日 08時04分12秒

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    美術館・教会巡り(237) Novara、Basilica di San Gaudenzio

    見どころ満載のノヴァ―ラのサン・ガウデンツィオ聖堂ですが、殆ど観光客が訪れないノヴァ―ラですから、ミサの時を除いて殆ど人を見かけません。

    この聖堂は目立ちます。

    サン・ガウデンツィオ聖堂です。ノヴァ―ラの守護聖人である聖ガウデンツィオに捧げられ、その遺体が収められています。

    見上げると鐘楼が聳えています。1753年、建築家Benedetto Alfieri(ローマ1699-トリノ1763)の設計による鐘楼で、1786年に完成しました。

    写真左の高い建物が鐘楼で、右がクポーラです。
    高さ121mのクーポラは、19世紀の著名な建築家Alessandro Antonelli(ゲンメ1798-トリノ1888)の設計によって1844-1878年に建設されたものです。

    クーポラが高過ぎて、写真が上手く撮れません。

    身廊外観です。
    8,9世紀頃、既にこの地に初期キリスト教会がありましたが、荒廃が進んだので、13世紀に再建され、1298年に奉献された教会が前身です。
    1552年-1554年、ノヴァ―ラはスペインの支配下に置かれ、カルロ5世の命によって、当時の大聖堂などと共に取り壊されてしまいました。
    スペインの支配が弱まると、直ぐに教会の再建が決まり、Pellegrino Tibaldi(1527-1596)の設計によって、1577年に建設が開始されました。1690年、教会は一応の完成を見ましたが、最終的に1887年に完成しました。1937-1947年に修復が行われましたが、ほぼ1887年完成時の姿を留めています。
    ファサード

    ファサードが面した道路の幅が狭いので、写真を撮るのに一苦労です。

    単廊式、ラテン十字形、バロック様式の聖堂内部です。

    左右の側壁と翼廊に礼拝堂が設けられています。

    こちらは左側壁

    主祭壇

    後陣

    クーポラです。光が漏れて、その光が後陣を照らして華やかな感じがします。
    時間が無くなってきたので、祭壇画やフレスコ画は後で書くことにして、一旦ここで切ることにします。
    (続く)

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from: シニョレッリさん

2014年01月24日 10時21分27秒

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ノヴァ―ラのサン・ガウデンツィオ聖堂の続きです。
ノヴァ―ラは、人口約10万2千人のピエモンテ州ノヴァ―ラ県の県都で、ロンバルディア州との州境にあるので、両方の州の文化が混在しています。古代ローマによって創られた古い街ですが、現在は食品、化学、薬品、繊維、そして物流で栄える工業都市となっています。

左側第一礼拝堂の装飾はタンツィオ・ダ・ヴァラッロ(1580c-1635)が1629年に制作したものです。
同じ礼拝堂にある祭壇画もタンツィオ・ダ・ヴァラッロの作品です。

右側第一礼拝堂の「最後の審判」はモラッツォーネ(1573-1626)が1620年に制作しました。

同じ礼拝堂にある、この祭壇画もモラッツォーネの作品です。

思わず見とれてしまう傑作です。

左側の第二礼拝堂の装飾はガウデンツィオ・フェッラーリ(1475/80-1546)が担当しました。(1516)

同じ礼拝堂の中央祭壇を飾る多翼祭壇画はガウデンツィオ・フェッラーリが1516年に制作したもので、彼の代表作です。
この聖堂での最高傑作を挙げるとすれば、何と言ってもこの多翼祭壇画でしょう。寧ろ、ノヴァ―ラに来る目的は、この多翼祭壇画の鑑賞であると言っても過言ではないでしょう。

右側第二礼拝堂の装飾はConcilio di Trentoの制作です。

この「聖母子」の制作者が分かりません。

左右のフレスコ画はガウデンツィオ・フェッラーリの帰属作品とされています。

ロレートの聖母礼拝堂です。
ロレートの聖なる家の聖堂に巡礼した方にとっては、ロレートの聖母はお馴染みでしょうね。

ロレートの聖母礼拝堂の、この部分の装飾はミラノの画家Cesare Fioriが1694年に制作しました。

ロレートの聖母礼拝堂の右側装飾はStefano Maria Legnani, detto il Legnaninoが1708年に行ったものです。

ロレートの聖母礼拝堂の左側装飾はガウデンツィオ・フェッラーリが行ったと帰属されています。

こちらは左翼廊にあるもので、「聖ガウデンツィオの生涯」が多場面に渡って描かれています。

調べましたが、この連作の制作者名が分かりませんでした。


この聖堂では、主な祭壇画に説明文が横にあるので、これがない作品は多分重要視されていないのでしょう。(私の勝手な想像です)


この聖人は誰でしょうか?

床のモザイク

聖堂を出て、ファサード正面の写真を撮ろうとしましたが、上手く行きません。

この聖堂のクーポラは街の何処からでも目立ちます。

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