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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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  • from: シニョレッリさん

    2015年07月30日 15時53分51秒

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    傑作選(101) ピエロ・デッラ・フランチェスカの「聖アントニオの多翼祭壇画」

    この作品は、傑作中の傑作であり、超有名なので、敢えて取り上げる理由がありませんが、先月、この作品の写真を撮るためにペルージャに行った、それが過言ではないので、ここで改めて触れる次第です。

    この日も暑かった!

    この作品はペルージャの国立ウンブリア美術館にあります。

    第11展示室に作品が展示されてます。

    このような状態で展示されてます。

    ペルージャのサンタントニオ・ディ・パドヴァ教会の祭壇を飾っていたので、「聖アントニオの多翼祭壇画」と呼ばれてます。

    国立ウンブリア美術館の作品で1点選ぶならば、迷うことなく、この作品を選びます。

    多翼祭壇画を観る場合、どうしても目立つ部分、この作品では「受胎告知」と中央部分の「聖母子と四聖人」に目が行きがちですが、裾絵にも必ず目を通しましょう。

    遠近法で描かれた「受胎告知」です。
    数学者としても高名なピエロですが、数学上の一番弟子が複式簿記で名高いルーカ・パチョーリです。レオナルド・ダ・ヴィンチは、ルーカから遠近法を学び、やがて、それは「最後の晩餐」となって結実することになりました。
    レオナルドは、数学上ではピエロの孫弟子と言っても良いでしょう。

    中央部分

    中央パネルの「玉座の聖母子」

    向かって左のパネルは「パドヴァの聖アントニオと洗礼者ヨハネ」

    向かって右のパネルは「聖フランチェスコとウンゲリアの聖エリザベッタ」

    裾絵上段左は「聖キアーラ」

    裾絵上段の中央には何も描かれていないようです。

    裾絵上段右は「聖アガタ」
    裾絵下段の向かって左は「パドヴァの聖アントニオの奇跡」

    裾絵下段中央は「聖痕を受ける聖フランチェスコ」

    裾絵下段の向かって右は「ウンゲリアの聖エリザベッタの奇跡」
    第11展示室には、もう1点の作品が展示されてます。

    「聖母子」の彫刻です。


    展示室には誰もおらず、独占状態でじっくりと鑑賞できました。

    名残惜しいですが、次の展示室に向かいました。

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