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独断と偏見で楽しむイタリア芸術

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from: シニョレッリさん

2015年12月08日 09時49分15秒

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美術館・教会巡り(436) フェッラーラ、サン・ジョルジオ聖堂

9月20日通りに先に門があります。1776年に建設されたArcodellaProspettivadellaGhiaraを潜って城壁外に出ました。重厚な


9月20日通りに先に門があります。

1776年に建設されたArco della Prospettiva della Ghiaraを潜って城壁外に出ました。

重厚な城壁です。

ポー川の向こうに見えるのがサン・ジョルジョ聖堂です。

ポー川に架かる橋を渡りました。

1959年にBasilica Minoreになったので、Basilica di San Giorgioが正式名です。しかし、城壁内にあるフェッラーラ大聖堂の名称がCattedrale di San Giorgioなので、混同しやすいと言うことで、それを防ぐためにBasilica di San Giorgio fuori le muraと呼ばれることが多いと思います。
fuori le muraとは城壁外の意味で、城壁外にあるサン・ジョルジオ聖堂という訳です。

その名称の通り現在のフェッラーラ大聖堂と関係があります。
7,8世紀頃に創設された教会が前身で、のちに司教座が置かれました。その当時は城壁外のこの地が街の中心でした。
現在のこの聖堂から見てポー川に向こうに城壁が築かれ、街の中心が現在のチェントロに移りましたが、それを機に城壁内に大教会を新築することになり、1135年に司教座が現在のフェッラーラ大聖堂に移されました。

司教が去った教会は、12世紀に新たに創建されましたが、15世紀にフェッラーラの建築家ビアージョ・ロセッティ(フェッラーラ1447c‐1516)(フェッラーラ国立美術館となっているディアマンティ宮などを設計)の設計によって改築され、17-18世紀に一部バロック様式に変更された建物が現在の教会の姿となってます。
ファサードのみがバロック様式、それ以外はルネサンス様式の外観となってます。
1959年、Basilica Monoreとなりました。

ビアージョ・ロセッティの設計によって1485年に建設された鐘楼です。

三廊式、ルネサンス様式の内部です。

左右の側壁に礼拝堂が設けられてます。

内陣中央から見た右側廊方向

天井のフレスコ画
(つづく)

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from: シニョレッリさん

2015年12月09日 10時05分14秒

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美術館・教会巡り(436) フェッラーラ、サン・ジョルジオ聖堂 続き

主祭壇と後陣
主祭壇にあった多翼祭壇画がここにあったら、どんなに良かったことか、と嘆息しました。

かって、有名なコズメ・トゥーラの傑作「ロヴェレッラの多翼祭壇画」が主祭壇を飾っていたのです。
傑作であるほど、パネル毎に分解されて世界各地の有名美術館で展示されることが少なくありませんが、この多翼祭壇画も例外ではありません。
中央パネルの「聖母子」は現在、ロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。

ルネッタの「ピエタ」はルーブル美術館にあります。

ローマのコロンナ美術館にあります。
その他のパネルはボストン、ニュー・ヨークなどに分散してます。

現在の装飾はバロック期のものが殆どです。

後陣にある祭壇画です。

作品の下に説明書がありますが、後陣が立ち入り禁止の上に説明プレートが小さくて双眼鏡でも良く見えませんでした。

詳細不明

17世紀のボローニャの画家に拠る作品

16世紀のヴェネツィア派画家による「聖母子」

詳細不明
この教会にあった主要作品はフェッラーラ国立美術館で見ることが出来ます。

洗礼盤

フレスコ画が沢山あります。

作者等詳細が分かりませんが、17-18世紀頃に描かれたもの?

オルガンはファサード裏にあります。

詳細不明

コズメ・トゥーラの墓と思います。

主祭壇前から見た左側廊方向です。

右側廊方向

一旦外に出て修道院に行きました。

修道院入り口です。

修道院の中庭

回廊の壁にフレスコ画でもあるかも知れないと期待してましたが、残念!

壁にあったのは、判別不能な古い浮彫だけでした。

修道院からサン・ジョルジオ広場に出ました。

(おわり)

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