「Re:Re:共産主義についてご存じですか?」


今、ここにあるインターネットの世界がまさにそれです。

必要に応じて取ることのできた社会主義国家というのは無いでしょう。そんなに恵まれた国は共産主義社会が実現した後でしかありえない。それゆえの社会主義であり、計画経済であり独裁だった。私に言わせれば、そもそも共産主義に対する誤解ですが。

「Re:共産主義についてご存じですか?」
マルクスは「科学的歴史」を標榜し、高度に発達した資本主義社会が社会主義に移行して共産主義に至るのは歴史の必然だと言いましたが、残念ながらそのような事は起こりませんでしたよね。
つまり、そもそものマルクスの思想自体に誤りがあったとは思いませんか？
資本主義社会が生産力を向上させ富を増大させたのは、良くも悪くも「能力に応じて取る」ことのできる社会だからです。
能力に関係なく「必要に応じて取る」ことによって、労働意欲を減退させた事が、社会主義国が経済的に破綻した大きな要因のひとつですよ。

「共産主義についてご存じですか?」

共産主義といいましても、社会主義を名乗り共産主義を標榜した国家、という意味のものもあれば、思想上の共産主義というものもあるのですが、その区別がついていますか?

私の知る限りでは、社会主義国家はありますが、共産主義国家というものは、その目標であって実現した国はないはずです。

私が言っているのは、このような社会主義(共産主義)国家のことではなくて、マルクスのいう共産主義(思想としての)のほうです。

いままでの文章から分ると思いますが、私にはマルクス自身、皆をだまくらかして社会主義運動を進めたように思えます。共産主義の定義「能力に応じて働き、必要に応じて取る」ということを突き詰めていけば、暴力革命という方向へは行かないはずだからです。でも、それを言っちゃうと自分達の運動がポシャってしまうのであえて黙っていたのでしょう。

ということで、共産主義についての講義を載せておきました。

「Re:共産主義ですか」
「社会そのものをも生産する能力を生みだし、その結果として不可能とも思われた地球上の諸問題を解決し得る新世界を創ることになる。」って、歴史を振り返ればことごとく失敗してるじゃないですか？
原因は色々ありますけど、少なくとも共産主義は生産能力の低下をもたらしたことははっきりしてますよね。
「地上では国家や社会を大増産できない」から共産主義が破綻したのではなくて、共産主義では生産能力を増大化できなかったから経済的に破綻したのでしょう。

「共産主義ですか」

「自明の真理」とかなんとか小難しいことではなくて、前回にも述べているように、検索一発で、いくらでも見出すことができると思いますよ。「自明の真理」ではなくて「簡単に見つけ出せる事実」だと思いますよ。


【共産主義】

共産主義、まさにそうですね。宇宙空間に社会や国さえも生産できるようになったならば、共産主義も可能ですな。

共産主義とは、「能力に応じて働き、必要に応じて取る」というもの。これを保証しているのは、無限大に近い生産能力です。地上では国家や社会を大増産できないので、そもそも共産主義国家というものは成立しない。

国家や社会を人工的にいくらでも創り出せる世界においてのみ、共産主義は成立する。宇宙に社会を建設できる技術が登場するということは、それを可能なものにするでしょう。

富裕層にもノンポリはいるでしょう。しかし、より深酷でかつ大多数を占めるのは生活苦からノンポリにならざるを得ない貧困層のほうです。それは、貧困地帯・紛争地帯の、ほとんどすべての女性・社会的身体的弱者・子供・老人等、です。生きることを第一に考えねば生きていけない人々がそれです。

地上における共産主義的活動がそうであるように、宇宙空間への飛躍は、資金と技術とパイオニア精神を持った富裕層によってなされるものですよん。その結果、貧民層に恩赦がもたらされるだけのことです。抑圧された労働者階級が立ち上がったぐらいで出来ることではない。

富裕層の、なかば道楽とも見えるような挑戦的宇宙開発が、社会そのものをも生産する能力を生みだし、その結果として不可能とも思われた地球上の諸問題を解決し得る新世界を創ることになる。

ゆえにこそ、一見、大国の面子争いでしかないような宇宙開発にも大きな役割があると言える。

「Re:終わりにしましょう」
どうも議論にならないのは、私が現状に対する認識の違いの範疇だと思ってることが、あなたにとっては議論以前の自明の真理なのだからでしょう。
あなたにとっての自明の真理が、私にとってはそうでないのだから疑問を呈してるだけなんですが、その「真理」に対して疑問を呈すること自体を「自分で発見できない」人だと拒否されてしまっては、確かに議論になりません。

もうひとつ、
「一部の政治的・軍事的・宗教的な優越者層」によって「より下層にして広範な「普通の人々」」、「政治的・宗教的ノンポリ層」が「自分の所属する社会から逃げ出せない為に「優越者層」の宗教的政治的な独善主義に従わされている」
と仰いますが、この認識は当たってないですね。少なくとも「政治的・宗教的ノンポリ」なのは、貧困層よりも富裕層に当てはまることだと思います。

私が感じたのは、宇宙空間に脱出し「満足のいく世界」を作るという考えが、すでに破綻した共産主義思想の焼き直しに聞こえることです。
富裕層（国）が、金にものを言わせて地球からおさらばするというならば、まだ有り得る話に思えますが、「宗教的政治的な独善主義に従わされている」「ノンポリ層」が宇宙に「脱出し、そこに「満足のいく世界」を作ろうとする」というのは、あたかも「資本階級に搾取抑圧された労働者階級が立ち上がって、平等な社会を作り上げる」みたいな考えと同じに聞こえるんですよね。

「終わりにしましょう」

まったく．．． ということで、そろそろ手仕舞にしましょう。


【Ⅰ】

「目もくらむようないがみ合いやら衝突って、具体例をあげると何がありますか？」

【とのことですが】

具体例 !

なにも見えない、知らないと、仰るのですか ?

新聞でも、ニュースでも、ネットで「紛争」「貧困」「差別」その他を検索してみてもいい。いくらでも見つかるはずです。

個々の具体例なぞ枚挙にいとまがないけれども、自分で発見できないでいる(と称する)人に向かってそれをすると、重箱の隅のつつきあいみたいになる懸念があるので、止めておきます。

もし、貴方自身で見つけられないというのであれば、これ以上のやりとりは無駄であると思います。「縁なき衆は度し難し」というやつですな。あるいは、貴方はいかなる紛争をも解決できる智恵を持つスーパー天才である、ということでしょう。

【Ⅱ】

「宇宙に逃げ出したくなるほどの絶望にうちひしがれたら、私なんかとっくに自殺しちゃいますけど、人間そんなにヤワじゃ無いと思いますよ」

【とのことですが】

この文章は、特に後半の文意があやふやであるように思えます。

「そんなにヤワ」なのは貴方自身の事でしょう? で、人間(一般は)「そんなにヤワじゃないと思いますよ」と仰られているのでしょうか? 確かに、貴方のように「自殺しちゃいます」とい人は少数でしょうけれど。

つまり、自分で持ち出した特殊事例に対して、そうでない、と反対しているだけで、まるで意味がない文になっているのではないでしょうか。

また、宇宙には、絶望にうちひしがれて行くのではなく、希望に満ちあふれて行くのです。


【追伸】

テレビ

テレビのチャンネル争いは、昔に比べて極端に少なくなった。その理由の最大なるものは、ＴＶの台数が増えたから。いまや一家に二台は当たり前。宇宙に生活の場を作るということは、ＴＶを二台・三台とふやそうというようなことだ。


エルサレム

エルサレムって、イスラエル領ではなかったのでは?

ついでに、最近になってイスラエル政府は、その周辺地域からの撤退もしたんじゃなかったっけか?

このような「非ユダヤ教原理主義」政策をとる政府を国民が支持しているということは、イスラエルの民主主義が一応の成果をあげ始めているということか。

「Re:【地球の現状と宇宙開発】〜見解の相違ですねぇ」
全く見解の相違ですねぇ。
目もくらむようないがみ合いやら衝突って、具体例をあげると何がありますか？
宇宙に逃げ出したくなるほどの絶望にうちひしがれたら、私なんかとっくに自殺しちゃいますけど、人間そんなにヤワじゃ無いと思いますよ。