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  • from: 一久さん

    2006年01月19日 20時37分09秒

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    読書会 : 「全体主義の起原」 感想

    では、ここに読書会のスレッドを作ります。

    しゃちほこばらずに、ざっくばらんに、しかし、テロル無用で。

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コメント: 全4件

from: 一久さん

2006年02月11日 21時07分39秒

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「目的・イデオロギー・運動」
ハンナ・アーレント 全体主義の起原 感想

 「目的」と「イデオロギー」と「運動」

 全体主義は、「運動」が現実に優先される世界である、というのが著者の言いたいことらしい。目的でもイデオロギーでもなく、なぜ運動なのか、少しまとめておこうと思う。

「目的」という言葉を使うと、目的を達成するためのより正しい方法が組織の下部構成員から提出されるかもしれない。「俺のほうがうまく目的を達成できる」として指導部を批判する人間が出てくることが避けられない。そんなことになれば、内部で分裂を繰り返すか、もしくは民主主義的な話し合いで、より目的合理性のある方策を探すというシステムに変容してしまうであろう。それはもはや全体主義ではない。

「イデオロギー」の場合は、その実効性の弱さが目立ってしまう。いわば、大義名分でしかないので、それを実行しなかったとしても、別に大きな問題にされることがない。ナチス以外のドイツ国民は、ヒットラーの言っていることは「イデオロギー」でありその宣伝であると、まさにそう思っていたのであった。もしもそうであったならば、どんなにか良かったであろうか。政権を取った後は、過激な行動を謹んで、徐々に温和化していけたであろう。

だが、実際にヒットラーが目指したものは「運動」であった。運動それ自体を欲するのであるから、政権を掌握した後こそ、より徹底した過激行動を取ることができる。たとえいかなる非合理的な行動であっても、目的達成の為ではないので批判を受け付ける必要もない。運動の実行、それが誰にも掣肘されることなく行なわれるということだけが大事なのである。

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from: 一久さん

2006年02月03日 21時02分18秒

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「読了しました。」
【全体主義の起原】

三冊とも読み終えました。図書館の返却期限ぎりぎりまでかかってしまった。また、三月に入ってから、「全体主義」を読み直そうと思っていますが、それまでは、読書中に考えたことなどをまとめていきます。

ハンナ・アーレント自身が、「全体主義」の定義に混乱をきたしているのではないだろうか、三巻の最初と終わりのほうでは、微妙なずれを感じる。そのへんを述べていきたい。

次の読書会の課題図書(期間は四月から六月までですが)は、ホッブス著、「リヴァイアサン」にしましょう。「帝国主義」ででてきたので、この機会に読むことにしよう。

「リヴァイアサン」ぐらい知らぬ人はいないが、実際に読んだ人はどれぐらいいるだろうか。岩波文庫でも絶版になっていたはずだ。

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from: 一久さん

2006年01月27日 21時11分52秒

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「「全体主義」感想、韓国の場合」
【現代の韓国は全体主義国家か】

昭和の大日本帝国が全体主義国家だったかどうかということが、ここでのひとつのテーマであったが、この本を読んでいるうちに、それよりももっと全体主義にあてはまる国を思い浮かべてしまった。それは、隣国、韓国である。

「大韓国」思想とアーリア人種礼賛との類似、先祖にまで遡って「親日家」を探しだし糾弾しようとする現韓国政権と、数世代に渡ってユダヤ人の血が混ざっていないかを調べたナチスとの共通点、反日という「運動」の前では、すべての事実検証や歴史が蔑視され、運動の大儀にそった形で事実が捏造されるという行為。

韓国との翻訳掲示板で、日本人が不思議に思う韓国人のコミュニケーション能力の無さの原因は、彼らの国がナチス・ドイツに極めて近い全体主義国家であるのだ、という説明によってのみ、日本人を納得させることができるであろう。

中国や北朝鮮が全体主義国家であると言われても、あまり驚かないが、あれだけの繁栄を得た韓国もまた、全体主義国家であり続けているという事実は、驚きを禁じ得ない。が、ドイツにしても、ナチス当時、すでに相当の近代国家であった。戦争緒戦の破竹の勢いをみれば、むしろ世界に冠たる一等国であった。韓国がそうであっても不思議ではない。


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from: 一久さん

2006年01月19日 21時05分26秒

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「第3巻、「全体主義」読了。」

第三巻の、「全体主義」を読了しました。

正直言って、なにを言っているのか、よく分かんない、です。

しかし、刺激されるところは、ままあって、これをネタに文章を書けると思えるものが少なくなかった。「なにを言っているのか」というような大上段に構えた論文は期間後半に譲って、前半は、チョボチョボした感想というか思いつきを述べていこうと思う。

【日本陸軍は強制収容所だった?】

徴兵制と、軍内部での全体主義的統制、つまり、軍を強くすることへの提案などをしようものなら、古参兵や下士官からこっぴどい目にあわされる、という、現実無視・服従絶対の世界は、まさに強制収容所と同じものではないだろうか。

その入所基準(年齢、体格)の「客観性」、支配する側に変わりえるという相互支配の構図等、まさに全体主義の要件を満たしている。

軍は、本来、統制を求められるが、機能を追求するという一点において全体主義と区別される。だが、昭和初期の日本陸軍はそのような機能性重視という軍隊の本質を保っていただろうか?

日本軍を強制収容所と同類のものだと考えると、司馬遼太郎の示した命題に、説明がつくのである。

それは、多くの日本軍人を、あの戦争で「太平洋に砂を撒くがごとく」「棄民した」のはなぜか、という氏の怒りに対する回答でもある。

当時の日本軍は、強制収容所であった。そして同時に、ハンナのいう「運動」の為に犠牲となるべき者でもあった。

ゆえに、彼らは、「植民地の開放」という「歴史の運動」のための先兵として、太平洋の砂となる必要があったのだ、と。

ナチスの「運動」は、世界制覇という馬鹿げた夢想であったが、日本の「運動」は、植民地の開放という建前であった。

ゆえに、ナチスの運動はドイツの敗北によって頓挫するが、日本の建前は、日本軍が敗れ去った後に、却って真実の進展をみせる。現地人の独立意識が高まるとともに、旧支配国の力が弱まるからである。東条秀樹による「運動」は、戰後、すべての植民地が開放されたという事実を持って結実したことになる。

しかし、このことは、ある意味恐ろしいことだ。全体主義という手法が、建設的な未来を築くこともありえるという結論になってしまうのだから。おそるべき多くの犠牲を覚悟しさえすれば。

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