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  • from: 一久さん

    2007年11月27日 19時39分32秒

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    イラクに二院制を

    イラクに二院制を


    【イラク議会問題についての提案】

    イラクの議会をどうするべきか、アメリカとシーア派の間で食い違いがある。どち
    らにも言い分があり、なかなか決着しそうにない。

    例によって日本のマスコミは混迷を面白がっているだけで、何らの有益な提言をで
    きないでいる。いや、そんなことをすることさえ考えたこともないようだ。

    この問題に対する私の提案は、「二院制の導入」である。

    一院制議会でさえも困難な国に、二院制とは考えもつかないかもしれないが、逆
    に未熟な国だからこそ二院制が望ましいのである。

    そもそも国家というものはまず部族の連合から起こる。その後に全部族を統括す
    る中央権力と、それに対抗する第二勢力との対抗を通じて、諸部族の離散集合が
    起こり、次第に中央国家が諸部族を平等に扱うという慣習が成立していく。

    これは国家に限らず、例えばギャングの勢力争いにもいえることだ。一番強い親分
    が親分衆に立てられて大親分になるが、人間の悲しさで政権を握ると下の者を顧み
    なくなる。そうこうしているうちに、二番手の親分が他の小物親分集に恩を売り人
    気を集め、ついには大親分に取って代わることになる。

    この二代目の大親分もまた、次のものに政権の座を取って代わられる危険を常に
    持っている。このような抗争を繰り返すことによって、大親分が親分衆に対してど
    う接するべきかを大親分候補たちは学習するのである。

    イラクの場合、フセインという大親分が無道を働いて、他の大親分に打倒された
    状態である。大親分の交代という経験を十分に積むことなしに大親分が不在の状態
    になってしまった。つまり、連合国家以前の部族が散在しているだけの状態に戻っ
    てしまったのである。

    そのような状態の地域に民主国家を建設しようとするのであれば、まず連合国家
    としての存在を保証する機構を持たねばならない。それなしに選挙による議会を作
    ったらどうなるか。かつてアフリカの新興国家がそうであったように、独裁と内戦
    の巣窟となるだろう。

    といって、民主制の導入をうたい文句にしている以上、選挙による国会は作らざ
    るを得ないものである。

    そこで二院制の登場となる。第二院において部族連合としての国家機構を保証
    し、第一院において民主制を保証するのである。

    そう、二院制というものは、部族国家の名残の多い未開国家においてこそ必要
    不可欠なものなのである。

    我々は常識に捕らわれて、二院制を高度な民主国家、余裕のある国でしかでき
    ないシステムだと勘違いしてきたのである。

    考えてみれば、日本にしてもイギリスにしてもアメリカにしても、二院制の第
    二院は元来、旧勢力や旧習俗のためにあるものではないか。ならば生まれたての
    民主国家においてこそ、導入すべきものであるということができる。

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