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  • from: 一久さん

    2008年01月30日 20時53分53秒

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    衣食足りて礼節を知る

    衣食足りて礼節を知る

      管仲の有名な言葉であるが、管仲の生きた時代というのは、
     食料が財産になるような時代であった。

      アダムスミスによると、そういう昔の領主や金持ちは、民衆に
     食料を分け与えるという手段以外に、彼らの蓄積した財産を使
     う手段を持っていなかった。

     それゆえに、饗宴を開いて大衆を招き、飲み食いさせて一宿一
     飯の義理を背負わせ、もって自分の権勢を維持したのである。

      管仲から数百年後の孟嘗君の時代は、まさにその真っ盛りで
     あったといえよう。

      だが、現代社会においては、財物とみなすべきものがあまり
     にも多過ぎて、「衣食足る」ということは永遠にあり得ない。

      腹が張り裂けそうでも、美食を求め、服がタンスにぎゅうぎゅう
     詰めでも、バーゲンに走る。 あさましきかな、現代人。

      このように、足ることを知らぬ現代人が「衣食足りて」礼節を知る
     ことなど、あり得ない話であろう。

      マナーの悪さは、プライドの無さから生まれる。

      プライドは、自己を律することから生まれる。

      自己を律するとは、我欲を捨て、正道を歩むことを課すことである。

      たとえどんなに疲れていても、年寄りや体の不自由な人に席を譲
      るぞ、と自己を律することによって、自分は他の軟弱な同輩諸君と
      は違うんだぞ、という誇りが生まれる。これがプライドである。

      ここにおいて初めて、「精神の衣食」が足りることになる。

      自己を厳しく律することこそが、精神の満足を得る方法なのである。

      逆に、自分に対して何ひとつ制約を加えないならば、人の精神は
      腐敗せざるを得ないであろう。

      好き放題にやっていれば、なるほど気楽かも知れない。

      しかし、人に勝る辛抱を何もしていないということを、自分自身が
     知っている。 そのような状態で、「精神の衣食」が足ることなぞ、
     あるわけがなかろう。

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