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  • from: 一久さん

    2009年02月24日 09時20分28秒

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    政治家としての裁判官

    政治家としての裁判官


    裁判関係の報道で「国側勝訴」とか「国側敗訴」とかの言葉を耳にする。
    しかし、これは間違っているのではないだろうか。

    裁判においては、大蔵省であろうが厚生省であろうが、単なる被告もしく
    は原告の一方であるにすぎない。国側ではなく、大蔵省敗訴とか、あるい
    は内閣行政側敗訴とかいうべきである。

    では、本来、国側を名乗るべき者は誰なのか。それは裁判所である。

    政治とは社会のありようを決定する行為なのであるから、裁判において国
    家の法的決定をなすところの最高裁判所こそが、司法における国そのもの
    なのである。

    内閣や大蔵省の決定は、行政の場においてのみ国の決定でありえるに過ぎ
    ず、司法の場においては行政府の決定は単なる一方の当事者の主張に過ぎ
    ないのである。司法の場に持ち込まれた問題について決定を下す権利は裁
    判所にあるのであり、国の決定権は裁判官にあることになる。

    したがって、裁判官は常に政治的判断を要求されていることになる。

    裁判官というものは、法にてらして機械的に物事をさばく機械ではない。
    司法という場において国家のありようを決定する政治家なのである。

    このような理解なしには違憲立法判断などできない。政治的判断を必要と
    するから司法が口を出すべきではないというようなムチャクチャな空気さ
    えも生まれやすい。

    裁判官とは、法曹試験と職業倫理によってたつ別のかたちの政治家なのだ。

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