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  • from: 一久さん

    2009年07月29日 21時50分43秒

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    選挙と民主主義 序

    民主主義とは何か 

    序論  君主制 / 貴族制 / 選良制


    【君主制の場合】

    君主制は、君主の責任感をその根源とする。

    一家の長が主としての責任感をもって、家族を導くように、国家の
    主たる君主が、国父として臣民を養う。

    臣民にとって国家は仮の宿りであるが、国王にとって国家は自分
    と一体のものである。ゆえに、王こそが責任者であり、ゆえにこそ
    誰よりも国家の安泰と発展を考えることのできる者である。

    これが、君主制の考え方であろう。


    【貴族制(寡頭政治)の場合】

    貴族制の場合も、根本的には君主制と同じである。

    一人の君主に任せたのでは、危険が多すぎる。世の中には、
    愚昧な「父」も少なくないように、愚昧な王も数多い。

    ゆえに、国内の小領主達にも国政への参画権を与え、その意
    見を取り入れる政体が作り出された。

    領主達は、その領地と臣民に対して、「領父」としての責任を持
    ち、それをバックに王や他の領主と協議し、国政に参画する。

    王だけに頼る政体よりは、安定性が増したと言えよう。


    【選良制の場合】

    選挙によって、代表を選び、衆議を以って国政を司る。これが
    選良制である。(一般には、民主主義と混同されている)

    君主制や貴族制とは違って、選良制においては、選良も投票
    者も、国民としての立場は同じである。

    対等の立場の全国民の中から、優れた人、意欲のある人を選
    び、議会を作って国を治めさせようという制度である。

    一見、これは民主主義と同じもののように見える。

    が、実は、大きな問題を含んでいる。


    【選良制の問題点】

    そもそも、何を以って「優れている」と認めるのであろうか。

    また、選良として選ばれた者が、どういう言動をするかについて
    国民はどこまで関与すべきなのか、関与できるのか。

    選挙での公約を、頑なに守る選良が良い代議員なのか。だと
    すれば、その結果、現実の変化に対応できない政策を愚直に
    続けるような事態を、国民は容認せねばならないのだろうか。

    現実問題に素早く対応して、適切な対応をする代議士が良い
    政治家なのだろうか。だとすれば、選挙での公約は意味がある
    のであろうか。そもそも、常に「適切な対応」をすることが保障
    できるのであろうか。単に、代議士にとって都合の良い変心を
    意味するだけなのかも知れない。

    ゆえに、昔から言うではないか。

    「国民が自由であるのは、選挙期間中だけである」と。

    言い換えれば、選良制が民主主義と同意であるのは、選挙期
    間中だけということである。

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