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  • from: 一久さん

    2009年12月30日 07時16分37秒

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    東京大学改造論

    受験問題の解決策 真のエリート養成法

     日本の教育問題とは、畢竟、受験問題である。そして、受験問題の大部分は、東大至上主義(東大に合格しない人間が他の大学にいく)にある。東大改革こそが、日本の教育問題の急所なのだ。

     その東大も、独立法人となり、これからは学校経営の手腕を問われることになる。長年、”鉄の米櫃”にすがってきた東大の教職員にとって不安も大きかろうが、この危難をこそ改革の好機と捉えて、大胆な方策を実行するべきである。それによって、日本の”受験問題”そして教育問題をも解決するきっかけを提供できる。

    【私案:帝王学部】

     私の記憶が確かなら、東大の定員は、理系文系合わせて一学年、3000人ほどであったはずだ。これに加えて新たに、帝王学部(仮称)定員1000人を付け加える。

     この帝王学部の授業料は、入学時に四年間分一括支払い(中途退学時、払い戻し無し)で、最低、1億2000万円とする。そのかわり、学科テストは高校で学ぶ内容の「中の上」くらいできればよい。

     1.2億円×1000人=1200億円が毎年東大の”収入”となる。これだけあれば、予算的に不足はあるまい。

     学生一人頭で換算すれば、卒業までに3000万円を一人の学生の為に使うことができるということになる。つまり、帝王学部の一人の学生が、旧来の他学部学生三人に対して、一人あたり3000万円の援助をする勘定になる。

     これによって、教授と旧来の学生は、潤沢な資金を得て、学問に打ち込むことができる。また、金持ちは、その子息に東大卒業というブランドを与えることができる。誰も損をせず、誰も犠牲にしない、すばらしい名案であろう。

     【各々のメリット詳細】

    ・ 東大および教職員

     東大それ自体のメリットは、資金繰りに悩まなくてすむということであろう。特に若い助教授や講師達の生活を安定させることができる。それは東大の研究機関としての能力を飛躍的に高めるというオマケをも生みだすはずだ。

    ・ 旧来の学生

     潤沢な資金を提供されるので、学生達が学ぶ環境もまた大きく変わる。例えば、寮もお化け屋敷のようなものではなく、欧米の上流階級専門の大学風になる。海外研修、技能講習なども頻繁に行なわれるようになる。東大生は全員、授業の一環としてアメリカへ短期留学し、ついでに飛行機免許を持たせる、ぐらいのことが行なわれてもよい。

    ・ 帝王学部学生

     金で入学できることが分かっているのだから、受験勉強に追い回されることがない。のんびりと高校生活をおくることができる。そもそも、一億円を超える金額をポンと出せる親を持つ学生には、高等数学など無用なのだ。彼らは生まれながらにして、人の上に立つべく定められているのだから。彼らがしなければならないことは、指導者として人間的に自己を高めることであって、偏差値を5ポイント上げるために人間性を歪めかねない努力をすることではない。

     貧乏人の小伜は、指導的立場になるために猛勉強して、優秀な成績を修めねばならない。だが、金持ちの息子には、それは無用なのだ。いや、むしろ害悪なのである。考えてもみたまえ。若社長が人間性劣悪なガリ勉である会社と、凡才の君子である場合と、どちらが社員にとって、また、会社の業績にとって望ましいのかを。

     ハッキリ言って、十年を経ずして東大帝王学部出身者こそが東大の名を高める業績を示すことになるであろう。旧来の学部生や講師・助教授のレヴェルアップもさることながら、君子としての教育を受けた資産家の子供達が社会に与える好影響ほど大きなものはない。「李斯のネズミ」のいうように、地位ある者は凡夫でも大きな仕事ができるのだ。

    【終わりに ; 格差社会について】

     格差社会というが、天然自然に生まれる人間には、格差があるのは当たり前のこと。問題は、格差に応じた所作を否定し、各人が本来すべき自分にあった道を進んでいないことにある。

     資産家の凡庸な息子が、なんで貧乏人の秀才と学業を張り合わねばならないのか。資産家の息子には他にすべきことがあるはずなのにである。貧乏人はそうするしかないから学問に励む。そんなのと張り合って、家庭教師だ有名予備校だと、躍起になるのは奇怪しいことだということが解らないのはなぜか? 東大がブランドになってしまったからだ。学業が出来なければ入れないと決まってしまったからだ。

     戦前はそうではなかったのだそうな。東大文学部なんて誰でも入れた。一高を卒業しようとしさえしなければ、東大に入ることは難しいことではなかった。ゆえに、資産家の息子が東大にいきたいなどと言えば、”道楽者”呼ばわりされた。

     そんなふうであったから、貧乏人に秀才がでれば、近所の金持ちが援助する、などということは普通に行なわれていた。けっして、貧乏秀才に対抗して、自分の息子に家庭教師を付けたりはしなかった。

     格差を認め、格差に応じた東大を作ればよいのだ。その見返りとして、資産家から1200億円の上納金をせしめることができる。

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