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  • from: 一久さん

    2006年06月25日 10時49分37秒

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    靖国参拝と中韓への思いやり

    「思いやり」について中国・韓国との問題について、「相手をもっと思いやることが必要」とテレビに出て来る識者諸氏はおっしゃるのだが、はたして彼らは「思いや

    「思いやり」について

     中国・韓国との問題について、「相手をもっと思いやることが必要」とテレビに出て来る識者諸氏はおっしゃるのだが、はたして彼らは「思いやる」ということと「甘やかす」とか「エコヒイキする」とかいうこととの区別がついているのであろうか。

     なるほど「思いやり」は大切である。しかし、思いやりというものは、中庸を得た思いやりであって初めて「思いやり」といえるのであって、中庸から外れた思いやりは、思いやりとはいえない。

     そのような「思いやり」は、思いやる側の損害を招くだけではなく、思いやられる相手側にも多大な被害をもたらし、さらには第三者にも大きな迷惑を与える結果を生む。

     飼い犬のことを考えてみるがよい。「かわいいから」といって躾をせず、好き勝手に遊ばせることは決して思いやりではない。

     このような買い主に育てられた犬は、やがて他人を噛んだり、むやみに吠えたりして近隣に迷惑をかけ、最悪の場合には傷害事件を起し、屠殺されることになるだろう。買い主も、犬も、隣人も、皆、大きな迷惑を被るのである。

     だが、元はといえば、買い主が「思いやり」と甘やかし」の区別ができなかったことが原因である。買い主の馬鹿さ加減が犬を殺し、隣人に傷を負わせたのである。

    【中国・韓国と靖国問題の場合】

     そもそも、日本国内のこと、ましてや宗教の絡む問題に対して、外国がとやかく言う權利はないのだから(内政干渉)、中国・韓国の要求は、すでにこれだけで中庸を外していることになる。もしこの要求を呑めば、靖国問題以外の外交問題に対して、大きな悪影響をもたらすことは確実だろう。

     それとは別に、もし中国・韓国の要求を呑めば、中国人や韓国人の心が安まるのであろうか。ここをこそ、「思いやる」必要があろう。

     残念ながら、心安まることは決してあるまい。今回は参拝しなかったが、次の政権はどうだか分からない、表立って参拝しなくても裏で参拝しているかも。参拝していなくても、心の中で手を合わせているかも。という具合に、彼らは常に日本の顔色を見ていなければならなくなるからである。

     また、日本人の側でも、中国人・韓国人に対する嫌悪感が増大することは避けられない。先祖の祭祀を妨害されて喜ぶ人間は多くはないのだから。これもまた、「思いやる」必要があろう。テレビ識者というものは、なぜかこの日本人のことは「思いやらないでいい」と思っているようだが。

     結局、中国・韓国の要求に沿う形では、日本人も中国人も韓国人も、決して心が安まることはないのである。

     逆に、日本側の主張に沿って、靖国問題なんて我が国は関与しない、と中国・韓国が言ったらどうだろうか。

     まず、日本人の側は、中国・韓国の度量の大きさを認めて慶賀するであろう。(もっとも、そもそもこの要求自体が理不尽な内政干渉なのだから、感謝する必要などないのだが)

     中国人・韓国人はどうか。

     これ以降、日本の顔色を見なくてすむようになる。これだけでも、今までよりもずいぶんましになる。さらに、我が国は度量の大きさをみせて奴らの靖国参拝を許してやっているのだ、という道義的優越感を持つことさえできる。

     結果的に、靖国参拝阻止を叫んでいるよりも、ずっと多くの安寧を得ることができるのである。

     戦争被害者やその遺族の怨みはどうするのか、というかもしれないが、このような怨みに対する「思いやり」と、今生きている万民の安心のための「思いやり」とどちらが大事であるか。怨みの為に現在と未来の安心を放棄することがはたして「仁」と言えるのか。

    また、犠牲となった人々は、子孫が怨みを持ち続けることを、子孫が安心を得ることよりも望んでいるであろうか。

     ということで、靖国参拝問題の「中庸」は、中国・韓国側が参拝を認めることにこそある。互いの国民を思いやった最善の判断がこれである。

     しかし実際には、中国も韓国もこのような政策を採ることはあるまい。なぜならば、彼らの国の為政者は、国民の安寧の為に政治をしているのではないからである。特に対日問題においては、国民の心が安まることよりも、むしろ憎悪をかき立てることを望んでいる。
    自分達の都合よく国民を使う為に。

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  • from: 一久さん

    2006年06月10日 21時50分05秒

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    遊就館史観について

    遊就館史観はイカン?「小泉靖国参拝で何が失われたか」とかいう題名の小冊子を本屋でペラペラと斜め読みした。靖国参拝に反対する人々は、どういう論拠で反対な

    遊就館史観はイカン?

     「小泉靖国参拝で何が失われたか」とかいう題名の小冊子を本屋でペラペラと斜め読みした。靖国参拝に反対する人々は、どういう論拠で反対なのか、知りたかったからだ。

     しかし、読んでみて驚いた。傾聴に足る論理がないことに驚いた。ガンコに反対するからには、もう少しもっともらしい論拠を持っているはずだと思っていたが、みごとに期待は裏切られた。これならば、「触らぬ神にたたりなし」式に、中国・韓国を刺激するな、という素朴な「ことなかれ主義」のほうがまだしもマシに思えて来る。

     とくに奇異に思えたのは、「あの戦争によってアジアの植民地が開放された」とする遊就館的史観は、大部分の国民に受け入れられていない、と決めつけている点である。小泉と一部の国民のみがこれを支持し、国政を壟断しているのだという。大多数の国民は、小泉一派の暴挙を諦観しているだけであって、支持してはいない、のだそうだ。

     私の考えは、彼らとは百八十度違っている。大多数の国民は、本音において遊就館のいうことを認めている。認めていないのは、一部の進歩的文化人や左翼政党・宗教家あるいは、エナリ某のような子供であって、それらは現実認識から外れた空論を信奉することから生まれる態度である、と私は思っている。

     思うに、これらの”反軍国派”諸氏は、「事実の検証」を嘲笑し、自分達のイデオロギーに合わせた「事実」を捏造し、事実について語ったり検証したりしようとする者が現れればば、軍国主義だの国粋主義だのというレッテルを貼ることによって社会的抹殺をはかりたいだけなのではないか。こういうのをなんというかご存じか。ファシズムというのである。

     太平洋戦争において、日本軍の進攻は当該植民地に多大な(未曽有のといってもよい)影響を与えた。それは、当該植民地が独立する為にも大きな原因となった。

    これは否定しようのない事実であろう。日本側の意図とは無関係に、宗主国の軍隊をアジア人が撃退する様を見せられたことによる物心両面の影響力は極めて大きかった。

     反軍国派諸氏は、この事実さえも認めないのだろうか。さらには、多くの国民もまた、このような「事実」を認めてはいない、と彼らは言うのだろうか。

     日本軍の「アジア開放」なんて建前で、本音は侵略だ、という指摘は正しい。だが、日本の建前よりも本音よりも、それがもたらした事実、すなわち結果こそが大事なのである。政治は結果主義であるのだからだ。

     ゆえに、侵略こそが真の目的であったとしても、その結果が、独立に寄与することになった場合には、遊就館史観は肯定される。
     
     ようするに、反遊就館史観論者は、「侵略意図」と「結果や事実」を混同しているのである。本音が邪悪な侵略であっても、結果として独立開放を達成することがある、といういことを理解していないのである。

     遊就館史観とは、単にその事実を顕彰しているに過ぎないのであって、「邪悪な侵略」を賛美しているのではない。ヒットラーのように、多民族を抹殺せよ、などと言っているのではない。

    蛇足:加藤某代議士の対談

      同じ小冊子に、加藤某代議士のインタビューも載っていた。これにも驚かされた。

     いわく「こちらが悪いことをしたから」、A級戦犯に泣いてもらうのだそうな。

     こちらが一方的に悪いのかどうか、という事実検証は、昨今盛んになっており、相手側にも相当の問題があるというような研究結果が出つつあるようだが、それは置いておく。

     問題は、このような「泣いてもらう」方式が、一般国民に向けられたらとんでもないことになるということだ。早い話が、北朝鮮に対しても過去に「こちらが悪いことをした」から拉致被害者に泣いてもらうべきだ、ということになる。実際、ついこの前まで、拉致被害者に対してそのような態度をとる政治家・官僚・マスコミは少なくなかったというではないか。

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    from: 一久さん

    2006年06月24日 22時54分00秒

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    「Re:Re:遊就館史観について」う〜ん、まさに「ファシズム的」書き込みですねぇ。6/13に書き込んで、6/13に退会してありました。だからメンバーリ

  • from: 一久さん

    2006年06月09日 23時30分48秒

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    リヴァイアサン (六月で終了)だよ〜ん

    リヴァイアサンから見る日本と中韓との関係第十一章「マナーズ(態度)の相違」に曰く【引用】自分が対等であると思っている相手から、こちらが報いることができ

    リヴァイアサンから見る 日本と中韓との関係

     第十一章 「マナーズ(態度)の相違」に曰く

    【引用】
     自分が対等であると思っている相手から、こちらが報いることができる以上に大きな恩赦を受けたばあい、私たちはにせの愛、いや実際には、ひそかな憎悪をいだきがちである。
    (中略)
     もはやけっして会うことのない場所に債権者がいってしまうことを心ひそかに願うのである。というのは、恩赦は債務であり、債務は束縛である。そして返済不可能な債務は永遠の束縛である。相手が対等である場合にはそれは憎悪の対象となる。【引用終わり】

    また、ホッブスは、こうも言う。

    【引用】

     ある人にたいして、自分がつぐないうる以上の、またはつぐなう意志を超えた害を与えてしまったばあい、加害者は被害者を憎みがちである。というのは、彼は復讐または緩徐を期待しなければならず、それはいずれもいまわしいものだからである。【引用終わり】

    このふたつの感情こそ、日本と中国・韓国の関係を説明するのに有用である。

     日本は、中国・韓国に対して、”遺憾な過去”を持っている。そのことを否定する者は、右翼・左翼を問わず存在するまい。実際には、日本側には相当の善意があったということを差し引いても、支配したという事実、それ自体が互いにとって良くないことだったという認識では誰もが一致しているはずである。「もういちど、中国・韓国を軍事侵略せよ」などという主張は、まじめな討論のなかでは聞いたことがない。

     一方で、戦後の日本が膨大な援助を中国・韓国に行い、その経済成長に極めて大きな貢献をしたこともまた、万人の認めるところである。中国・や韓国のように、言論が統制されている国に住んでいる人々はそれを知らないかもしれないが。日本に住む日本人で、戦後日本の貢献を知らない人はいまい。

     つまり日本は、中国・韓国に対して、「償い得ない害」と「返済不可能な恩赦」の両方を与えた国なのである。

     日本人が中国・韓国を憎悪しないようになる為には、戦後の援助が過去の償いに値する大きなものであったという評価を中国・韓国から得ることが必要である。その為に、左派も右派も、日中友好を叫んできたのであった。いまに至っても、そのように主張する”知識人”は数多い。

     だが、このような「援助による贖罪作戦」は絶対に奏功しない。そのことは、上の引用から構造的に明らかであろう。

     つまり、日本側の思惑のように、「援助」によって「過去」が清算できるのだとしたら、そのとき中国・韓国は”返済不可能な恩赦”を負わされた思うことになる。援助が過去を上回らなければ、相殺することはできはないが、援助が上回ったと認めることは即座に、債務者に転落したことを意味する。

     中国も韓国も、すでに多大な”害恩の債務超過”に転じていると思えるのだが、それを認めることは、彼らが返済不可能な恩赦を背負い込むことを意味する。

     ましてや、中華思想の昔から、対等どころか蛮族扱いしてきた相手から膨大な恩赦を得ているなどということを認めることなどできる訳もない。ゆえに、彼らは、贖罪は終わっていない、不十分であると、ことあるごとに主張する。

     しかしそれは、日本側にとって、「償い得ない過去」を想起させることになるのであるから、ホッブスに従えば、被害者を憎悪する結果を生むことになる。ゆえに、反中・反韓気運が作られることになる。

     つまり、中国・韓国にとっては、過去をいうことによってしか現在受けている「恩赦による苦痛」を紛らわすことはできないのである。だが、日本は過去を言われることによって「罪からの憎悪」をかきたてられることになる。

    そして、援助によって過去を消そうと日本が努力すればするほど、中国・韓国は声高に”日本の過去”を叫ばなければならない。援助が増えれば増えるほど、精神的債務は増えることになるのだから。すでに債務超過だ、などということは決して国民に知られてはならないのである。
     
    【解決策】

     では、どのようにすればこの煩瑣な状況を打開できるであろうか。

    最良の方法は、中国・韓国がすでに日本の贖罪は十分であると認めることである。債務超過であることは明白だが、その点については日本側に”理解を求め”て、プラマイゼロだ、ということにしてもらう。日本政府はこれに応じるだろう。

     だがこの方法は、現実性がない。中国・韓国にそのような度量を期待することはできないからである。

    次善の策は、日本側が一方的に過去の清算は済んだ、と宣言することである。現時点以降、いかなる過去の”悪事”が明らかになっても、もはや政治上の保証や謝罪は行なわない。それはすでに時効である、と宣言する。戦後の援助は、すでに贖罪として十分すぎるほど大きなものであると明言する。

     中国・韓国は猛反発するであろうけれども、そうすることによって彼らの面子は保たれる。ただし、日本人の中国・韓国に対する侮蔑感はさらに高まるであろうけれども。

     じつはこの次善の策というものは、現状とあまりかわりはない。ただし、贖罪援助方式では問題は絶対に解決しないのだ、ということをアピールする効果はあるだろう。


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    from: 一久さん

    2006年06月09日 23時33分29秒

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    「リヴァイアサンからみた憲法第九条」リヴァイアサンからみた憲法第九条ホッブスのリヴァイアサンといえば、およそ政治に関心のある者ならば高校生でも知らぬは

  • from: 一久さん

    2006年06月05日 22時52分53秒

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    百官の復活を

    天皇だけでは寂しいのならば、貴族や武士その他、伝統的な官位を復活して広めれば良いではないか。天皇財団を作り、そこへの寄付金に応じて官位を与える。特典は


    天皇だけでは寂しいのならば、貴族や武士その他、伝統的な官位を復活して広めれば良いではないか。

    天皇財団を作り、そこへの寄付金に応じて官位を与える。特典は、なにもなし。犯罪を犯すと抹消される。

    いや、特典として、パレードへの参加権を与えようか。百官を引き連れて京都を練り歩くとか、征夷大将軍が武士を従えて練り歩くとかの行事を新しく作ろう。

    安いのから高いのまで、よりどりみどり。

    そうそう、明治以後の公爵だの男爵だのも売りにだそう。

    また、このような官位の売買だけではなく、財団運営に携わってくれる人材を得る為に、有能・有名な人には無償で官位を進呈しよう。その代わり、ボランティアで働いてもらうのだ。

    大納言・北野たけし卿、とか。

    集った寄付金は、内外の慈善事業に使用する。地震等の緊急災害時の見舞金にも使えるよう、ある程度のプールもする。


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