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  • from: yeshangさん

    2010年11月18日 13時21分16秒

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    「終らざる夏」浅田次郎著

     終戦近くになって本土決戦に向けた大動員、臨時動員が計画され、出版社で英文翻訳を担当するひどい近眼でこれまで兵役免除されてきた兵役免除45歳前の片岡、地方病院の医師で徴兵前の診察に家庭の事情を斟酌した診断が危うくなって帝国大学医学部学生となっていた菊池医師、右手の指3本をなくした歴戦の勇士・輜重兵で運転手の宮永軍曹に召集がかかった。
    --------------------------
     片岡は終戦を見越した米国との現地停戦交渉の通訳として秘かに参謀本部で計画された動員であった。3人の派遣先は千島列島の最北端、そこには米軍の進攻を予想して陸軍の精鋭2万5千の大部隊が取り残されていた。
    ---------------------------
     終戦間近、ソ連国境、読んでいるうちに重く暗い、どうしょうもない気持ちにさせられる。ソ満国境の話はよく出るが千島の話は聞かないので改めて知ることになった。招集された3人の背景とその後の運命、残された人々の生活など最後まで重苦しさの募る作品。
    ----------------------------
     浅田次郎の作品で中身のある作品だが、暗く重苦しい、やるせない、切ない思いをさせられる。おもしろおかしい話も出てくるが、終戦を知っているのでどうしても前途を想像してしまう。
     人に勧めていい本かどうか非常に迷ってしまう上下2冊、約900頁の本。

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